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FX投資はゼロサムゲーム。レバレッジの利点と欠点を把握したFX投資のポイント

2016年05月12日更新

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はじめに

FXとは外国為替証拠金取引の略で、一定額の証拠金を業者に預託することで証拠金よりも多くの通貨を売買できる取引のことをいいます。例えば10万円預けることで100万円分の取引をすることができるわけです。この場合レバレッジ10倍と呼びます。

少ない手持ち資金で多くの金額の売買ができるということで、FXは一時期話題になりましたが、大儲けする人がいる一方で、多くの資金を失い破産する人も現れ、問題にもなりました。

安易に手を出したら火傷をします。筆者の経験も踏まえ、レバレッジによる利点と欠点を紹介しますので、これから参戦する方はよく読んでいただけたらと思います。

レバレッジについて

概要

レバレッジは「てこ(レバー)」が原語となっており、前述の通り低い手持ち資金から多くの資金を回す仕組みをいいます。原理的には、手持ち資金がいわゆる”担保”になっていて、他人の資金を”借りる”ようになっているわけです。

借りる通貨は円でもドルでもポンドでもいいのですが、業者によって決められたレバレッジの倍率まで借りられます。

ちなみに倍率は2011年の法改正により最大25倍までと規制されています。最大レバレッジは業者によって色々なので各社のホームページで確認してみてください。

レバレッジの効果

当然ながら、少ない手持ち資金で多くの金額の取引ができることが利点となります。例えば10万円の証拠金で250万円を借りて(レバレッジ25倍)、USドルに換えたとします。仮に1ドル=100円だった場合25,000ドルになります。この状態を"買いポジション"あるいは"ロングポジション"を保有していると言います。

その後、もし為替が1ドル=101円に上昇したとしてドルを売った場合、252万5千円になります。もともと借りていた250万円を返すと、差益として2万5千円が得られるわけです。これが証拠金に加算されます。

別の例を挙げましょう。10万円の証拠金で25,000ドルを借りたとします。それを日本円に換えると、1ドル=100円だとしたら、250万円となります。この状態を"売りポジション"あるいは"ショートポジション"を保有していると言います。そしてその後、為替が1ドル=99円に下落したとします。ここで25,000ドル分を返済すれば良いわけですが、247万5千円だけ換えれば十分なわけです。差益が2万5千円となります。

これがレバレッジの効果です。10万円しか預けていないのに250万円もの資金を運用しているので、差益も大きくなるわけです。

レバレッジの注意点

ここまで読んで気づいていると思いますが、効果が増幅するということは、その逆も然り。損も増幅するというわけです。

例えば、10万円の証拠金で250万円をドルに換えた後、99円になってしまったら、25,000円のマイナスとなります。このマイナスは証拠金から差し引かれますので、手持ち資金が75,000円に下がってしまうわけです。もし96円になってしまったら、マイナス10万円となりスッカラカン。これが証拠金取引がゼロサムゲームと言われている所以です。

尚、一般的にロスカットという仕組みがあり、手持ち資金が一定の割合まで下がったら自動的に取引を手仕舞いしてくれる仕組みが存在します。著者の取引している業者では、時価総額が取引額の4%を下回ったときにロスカットされるようになっています。このロスカットによって資金がマイナスに転じることはありませんが、それでも口座に入れた資金がほぼゼロになってしまうので、精神的なショックはかなり大きいと思います。

レバレッジの確認方法

レバレッジは、FX業者のホームページに記載されていますので、よく確認してください。証拠金に関するページに記載されています。

ちなみに筆者の契約している業者のサイトには『必要証拠金』という項目があり、下記のような必要証拠金の計算方法が記載されています。

レバレッジ最大25倍に相当する日本円
※米ドル/円1万通貨を取引の場合(80円/ドルの時)
10,000米ドル×80円の4%=80万円の4%=32,000円
※ユーロ/米ドル1万通貨を取引の場合(120円/ユーロの時)
10,000ユーロ×120円×4%=120万円の4%=48,000円

過去の取引通貨の為替変動をよく確認して、どのレバレッジに設定するか決めてください。筆者は10~15倍を目安にしています。

FX取引で失敗しないために

よく言われていることですが、FX取引はあくまで余剰資金で運用してください。筆者の知り合いで住宅購入のために貯金していたお金に手を出して失敗し離婚問題まで発展した人がいます。あくまで生活に影響しない余剰資金で運用するようにしましょう。

また、売買ルールは様々な本が出ていますが、筆者の経験を言わせてもらえば役に立ちません。というのも、これら売買手法は、過去にあったある為替トレンド期間の中で勝利したセオリーばかりで、状況が変われば使えないものが多い、というのが筆者の実感です。かつてスポットライトをあびた多くのカリスマトレーダーの名前を最近あまり聞かないところからすると、あながち間違っていないと思います。

結論としては、基本的なチャートの知識と売買ルールは抑えた上で、自分で取引手法を確立するしかないと思っています。可能なら一度、もちろん少額でロスカットの痛い目に遭っておいた方が良いでしょう。その恐怖心によって、後々の取引きに対してセンシティブになってくるはずです。

おわりに

筆者はFXを数年経験して、結局やめました。会社に勤めている以上、取引する時間があまりにも限られており、トレンド転換を見逃してしまうことが多々あったからです。また一度ポジションを保有してしまうと仕事中も気になってしまい、これでは駄目になってしまうと感じたからです。

FXをやるからには本職に影響しないようルールを決めて、絶対に守る強い意志をもって実施してください。

(photo by amanaimages)

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本記事は、2016年05月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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