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2010年の新語流行語特別賞「もってる」の意味と使い方

2010年新語・流行語にノミネートされた「もってる」の意味と使い方について解説します。

「もってる」とは、2010年FIFAワールドカップ日本代表の本田圭佑選手や早稲田大学野球部の斎藤佑樹投手の言葉です。

本田選手の「もってる」

苦戦が予想された初戦カメルーン戦で、本田選手は先制ゴールを決め、その試合に日本は1対0で見事勝利。

試合後のインタビューで、本田選手が先制ゴールについて、

「昨日が誕生日だったし、僕は何か持っているかな。」

と語ったのが、流行語「もってる」の由来です。

本田選手の活躍が、このカメルーン戦に限った話であれば、「もってる」はそれほど流行しなかったかもしれません。

しかし、本田選手は、第3戦のデンマーク戦でも先制ゴールを決めたほか、岡崎慎司選手の得点もアシストし、日本の決勝トーナメント進出に貢献するなど本大会で大活躍し、一躍「時の人」となりました。

そして、本田選手及び岡田ジャパンの快進撃に、メディアでも、「本田選手はやはり『もってる』」「いや、岡田ジャパン自身が『もってる』」などたびたび評されるようになり、「もってる」は流行語となるに至ったのです。

ちなみに日本の決勝トーナメント進出はアウェーで行われるW杯では初という快挙であり、それだけインパクトの大きいものになりました。

斉藤投手の「もってる」

2010年秋の東京6大学リーグ戦。1960年の「伝説の早慶6連戦」以来50年ぶりとなる早慶優勝決定戦がおこなわれました。

斉藤投手は8回1死まで無安打投球の快投。見事、早稲田大学を優勝に導きました。

試合後のインタビューで、3万6000人の神宮球場の観衆を前に、

「最後に1つだけ言わせてください」

と切り出し、

何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているのか確信しました・・・それは仲間です。こうやってチャンスを回してくれた仲間、応援してくれた仲間、そして慶大という素晴らしいライバルがいてここまで成長させてもらいました。」

と語りました。この斉藤投手の名スピーチは、「もってる」という言葉と共に多くの人を感動させました。

「ハンカチ王子」として高校時代活躍し、甲子園優勝の実績を持つ斉藤投手でしたが、早稲田大学へ進学後は順風満帆というわけではありませんでした。

周囲の期待というプレッシャーもあってか、スランプに陥った時期もあったそうです。

そんな4年間の早稲田大学での野球生活で「仲間」への信頼や感謝の気持ちを強く感じ、インタビューでそう語ったのかもしれません。

「もってる」の使い方について

本田選手や岡田ジャパンも、開催前はそれほど期待されていませんでした。斉藤投手も同じ早稲田大学の大石選手と比べられてしまったり、「投球にムラがある」と批評されたりしました。

しかし、本田選手や斉藤投手の活躍が、その予想をことごとく覆したのは前述のとおりです。

そこで、我々も日常生活において、「もってる」を以下のような場面で使うことができます。

つまり、周囲の予想を覆して、活躍をした状態や、上手く物事がいったときの要因の説明を表現するのに、「もってる」を使うことができるでしょう。

例えば、会社で、

「このプロジェクトは実現不可能といわれたけど、やはり我々は『もってる』よね。」

または、大学受験合格発表の場で、

「模試での合否判定はいつも最悪だったけど、自分は『もってる』と思います。」

また、周囲の人への感謝の気持ちをこめて、

「私でも、自信を持って『もってる』と言えるものがあります。それは、、、仲間です。いつもありがとう。」

といった具合です。

おわりに

いかがでしょう。「もってる」の意味と使い方についてご理解いただけたでしょうか。

当記事が、あなたの現代用語に対する理解を深める一助になれば幸いです。

(image by amanaimages)

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