筆者の子どもは優柔不断も手伝って、毎日の洋服を選べない幼稚園児でした。
「自分で選んでくれたらとっても楽なのに!」「小学生になったら、朝に自分で選んで着て行ってほしい!」そう思って、筆者の子どもに合った収納方法を考えました。
今回はその方法をご紹介します。
自分で選んで整頓できる収納のポイント
ポイント1: その時期に着るトップスはハンガーにかける
夏のTシャツも、冬のトレーナーも、とにかくトップスはハンガーにかけます。
筆者の子供は男の子なので、パンツ類はジーンズかカーゴか、それとも短パンぐらいの選択肢です。男の子のファッションはトップスの印象がその日のファッションを大きく左右するのです。
これを引き出しなどに入れてしまうと、1番手前にあるもの、1番上にあるものだけをひたすら取り出して着てしまうのです。つまりいつも決まった2、3着しか着ないことになってしまいます。
そこで一覧性があって、どれも同じくらい取り出しやすいよう、横にずらりとハンガーをかけるタイプの収納を購入しました。
ポイント2:その他のものはアイテムごとに分けて収納する
下部分の収納の中身です。
1番右側にパンツ類をまとめて収納してあります。真ん中には給食で使うハンカチやタオル類。1番左側は季節外の衣類です。
1つの籠にワンアイテムを入れるように気をつけます。ちなみにトップの写真をみると上段にも籠がありますが、その籠には靴下が入っています。つまり毎日使用するのは、上段のトップスと靴下、下段右端のパンツ類だけです。
これなら収納も簡単ですから自分でできますし、選ぶのも簡単です。
ポイント3: 子どもの背が届く範囲にすべてを置くこと
これが最大のポイントかもしれません。
子どもで、しかも洋服にそう興味のない子にとっては、見えない=あることを忘れて使わない、または面倒くさいだけなので自分で洋服をしまったり選んだりするのを嫌がるということに気付いたため、収納具を買い替えました。
どう変わったか
これまで引き出しにしまっていたため、洋服が一部しか見えず、それがどんな洋服なのか思いだしたり、取り出してみたり、探す手間がかかっていました。
「探す」「引き出しの中身がごちゃごちゃになる」「見にくくなる」「手前の2、3着だけを繰り返して使用する」という悪循環になっていたと思います。この手間が面倒くさいという思いにつながって、子どもが自分でしない原因となっていました。
それが見やすくなったことによって、探す手間が省けるようになったので、子どもが自分自身でできるようになりました。
おわりに
洋服をセンス良く選ぶ、というのは毎日のトレーニングが必要なのだそうです。筆者の子どもも確かに選び慣れていない間は、びっくりするようなコーディネートをすることがありました。
でもそれも1つの勉強だと思ってなるべく許容して、あまりにも突拍子もないコーディネートの場合は選びなおしてもらうようにしています。
子どもが自分で洋服を収納したり、選べるようになると、お母さんの手間もぐっと楽になります。
見やすく、分かりやすく、簡単な収納を心がけてみてください。
(Photo by 筆者)