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やったことがないプロジェクトに取り組むときの大事なこと

2015年03月03日更新

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はじめに

  • サークルや友人とで楽しいイベントを企画する
  • 会社で新規プロジェクトのメンバーになる
  • 起業する
  • お店を開く

といった、やったことがない新しいプロジェクトに取り組まなければならない時があります。ここではそんな「やったことがないプロジェクト」に取り組むときのコツを書いています。

やるからなにはできるだけ上手にやりたいですものね!

今回の内容は、主に「プロ野球チームを作る」というプロジェクトを実施した際の経験に基づいています。詳しくはnanapi内にある記事

誰でも簡単にできるプロ野球チームの作り方(新規編)

に記載しましたが、プロ野球チームを作るというのは前例がほぼないため、書籍を参考にしたり経験者に教えていただくということができませんでした。そんな状態でもなんとかやりとげることができた理由を思い出して、まとめなおしてみましのたで、ご参考になればと思います。

大事なこと

私が考えるポイントは大きく4つです。

1 しっかりと調査、分析をする

2 2種類ある成功のポイントを見極め、順番を間違えない

3 チーム編成

4 トラブルは起きると思っておく。大事なのは対応

1 しっかりと調査、分析をする

まず、自分がこれからやろうとしていることについて、できるだけ調査をしてください。すべてについて、この調査と分析が土台になります。

本があれば読めばいいし、聞ける人がいれば話を聞いてください。自分がやろうとしているプロジェクトに前例や似たような事例があれば必ず調べてください。ネットにはご存知の通り膨大な情報が存在しますので、しっかりと調べて、読み込んでください。

調査したことは、整理し、表をつくって、比較検討をします。この作業をすることで、今から取りかかる事柄についての基礎知識を身につけ、そして今後プロジェクトに関わる事柄を判断していくための基準を自分の中で作り上げることになります。

インプットなくして、アウトプットなし。

できるだけ多くの情報をインプットすることで、多様なアウトプットを生み出すことができます。

具体的な事例で話をします。

あなたは新しく作るプロ野球チームのスタジアムのチケットの販売方法と価格を決めなくてはならないとします。

おそらく「チケット販売価格の決め方」という本はありませんが、すでにある12球団のチケット販売価格と販売方法は調べることができます。

また、Jリーグを調べることができますし、アメリカにはメジャーリーグ、アメフト、アイスホッケー、バスケといったプロスポーツビジネスがあり、それぞれの情報はサイトで調べることができます。そういった情報をもとに

  • チケットの種別がどのようになっている
  • それぞれの価格がどうなっているか
  • それぞれの販売方法はどうなっているか
  • その他特徴的なこと(年間シートの特典、来場者特典等々)

といったことを一覧表にまとめます。

この時点で頭の中には、スポーツにおけるほぼすべてのチケット販売についての情報ができあがります。

非常に簡単に言うなら、この一覧表を見ながらそれぞれの項目に対して「うまくいっている事例」や「これはいいな」と思うところを組み合わせていけばそれなりものができあがります。

ポイントは視野をできるだけ広く持った調査をすることです。たとえば野球チームだけじゃなく、サッカーやアメフトも調査することが重要です。

2 2種類ある成功のポイントを見極め、順番を間違えない

2種類とは

A それが実現できないとプロジェクトとして失敗となってしまうポイント

B プロジェクトをより成功させるために必要なポイント

です。
Aは

最低限の成功の定義

といってもいいかもしれません。

新規プロジェクトが陥りやすい罠として、目新しさを求めるあまり「Bばかりに目を向けてしまう」というものがあります。

「プロ野球チームを作る」という例でいうならば、このプロジェクトのもっとも重要な事柄=最低限の成功の定義は

定められたスケジュールにのっとり、無事に野球の試合を実施する

ということです。

極端な話、観客の入りがどんなにひどくてもプロ野球チームとしては成立する、というラインがこれです。

逆にこれをクリアせずに、ファンサービスやらグッズの拡充といったことにリソースを割いてしまうと恐ろしい結果が待ち受けていることは明白なのですが、割とこういった事例は見受けます。俗に言う本末転倒です。

よって、プロジェクトを進めたり計画を立てる上では、A(必要最低限の成功)をクリアさせることにまずは重点をおき、Aの実現にめどがたってきたら、Bの実現に対してリソースを割いて行くことになります。Aの実現は実はあまり難しいものではありません。レストランで考えれば

  • 食事を作る
  • その食事を提供する

ことができるために必要なことをすればいい、といった感じです。もちろん、Aの実現だけでは最低限の成功ですから、お客さんがたくさん来るレストランにするために、B(プロジェクトをより成功させるために必要なポイント)を考えることとなります。

さて、そのBを見抜く方法です。

Bを考えるにあたり重要なのは1で行う調査です。過去の経験上、この調査をしっかりやったかどうかでBが導き出せるかどうかが決まっているように思います。

具体的な方法としては

  • そのプロジェクトに関する複数の本を読んだり、複数の人に成功の秘訣を聞くことで導き出す
複数というのがポイント。1冊や1人では偏りが出る可能性が高い
  • うまくいっているケースとそうじゃないケースの差から導き出す

の2つが大きいです。

やはりここでも調査対象は大きく持つことが重要です。

ちょっと長くなりますが、プロ野球の経営の事例で話をします。

2004年当時パ・リーグで経営的にうまくいっているという球団はどこにもありませんでしたし、セ・リーグは概ね巨人戦の放映権で黒字化できているという状況でした。つまり、調査対象を日本の球団だけにしたとしたら「参入しないほうがよい」という結論になります。

しかし、メジャーリーグを調査すると日本の球団にはないある特徴が浮かび上がりました。それは

スタジアムを球団が管理し、スタジアムの広告料を球団がもらう

というものでした。

それまでの日本の球団は、試合ごとにスタジアムをレンタルする方式だったため、基本的にスタジアムに掲載されている広告やスタンドで売られるビールの売上は球団に入らない仕組みでした。一方アメリカは年間契約でスタジアムを格安で借り上げ、広告料や飲食売り上げが球団にはいるようになっていたのです。球団経営がうまくいくかどうかのキーファクターはまさにここだと見抜いた我々はこれを忠実に実施しました。いまでは様々な球団が同じ方式になっています。

3 チーム編成

自分1人で取り組むプロジェクトではない場合、誰と組むかが言うまでもなく非常に重要です。

チーム編成とそのオペレーションについてはいくつか注意点があります。

2でわかったことを実現するために、必要なスタッフを選ぶ。

「2種類ある成功のポイント」を実現するために必要な人材を揃えましょう。
おいしいレストランをつくるために、プロ野球選手は必要ありませんが、わりとそういうケースをよく見ます。

スタート時は得意分野をかぶらせない

特にプロジェクトのスタート時は、1つのジャンルについては1人のスタッフとするようします。言うまでもなく、スタート時は議論よりも、アクションを優先させるためです。また、そのスタッフにある程度の権限を与えることも重要です。

情報共有を密にする

メーリングリスト等を活用し、スタッフ間で徹底的に情報共有を行います。
そのスタッフにとっては関係ない事柄でもひたすら情報共有していくことで、プロジェクトの方向性を常に一致させることができます。

常に最低限の人数で遂行する

特に立ち上げ時におけるスタッフ構成は少数先鋭が望ましいです。

船頭多くして船山に登る

というケースをいやというほど見ています。

その他、友達や仲のいい人とプロジェクトを遂行するのはうまく行く場合とそうじゃない場合がはっきりとわかれますので、注意が必要です。とあるプロジェクトを成功するにあたり最も適切な人間が、偶然友人の中にいるケースは非常に稀です。

4 トラブルは起きると思っておく。大事なのは対応

初めてのことをやるわけなので、やっぱり予期せぬトラブルは起きます。それはもう想像もできないトラブルが発生します。

プロジェクトの計画段階で実行後発生するであろうリスクや、トラブルについてはできる限りシミュレーションしておくことがもちろん大事です。ただ、100%想定することは不可能ですので考えすぎて前に進めることができないぐらいでしたら、思い切って進めてしまいましょう。

実際にトラブルが発生した場合にとても重要なのは起きた後の臨機応変な対応です。臨機応変な対応をする上手なコツは、

得意な人をあてること

だと思います。

臨機応変さはある程度才能だと思っています。自分が得意なら自分で、自分が不得意なら得意な人に。

よって、厳密なトラブル想定よりも、トラブルに対応する人をきっちり決めておくことが現実なのだと思います。

同時に、そういった際の対応者と責任者の連絡体制と権限もしっかり決めておきたいですね。

最後に

僕は新規プロジェクトが大好きです。最近では新規事業ばかりに取り組んでいます。

そういった経験に基づき書いてみましたが、もちろんこれがすべてではないし、他のやり方をしている方もたくさんいらっしゃると思います。

文中で書きましたが、ここで書かれていることはあくまでも1人の人間が言っていることですので、複数の人の意見から自分なりに正しい新規プロジェクトへの取り組み方を見つけていただければと思います。

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本記事は、2015年03月03日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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