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キャッシングとどう違う?カードローンの種類の基礎知識

2016年05月12日更新

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はじめに

クレジットカードに「ショッピング枠」と「キャッシング枠」があるのをご存じでしょうか。ショッピング枠は、その名の通り、クレジットカードで買い物をおするための利用制限額のことです。キャッシングは、小口の貸付のこと、つまりお金を引き出して借りることのできる利用制限額のことです。

それでは、カードローンとキャッシングの違いはあるのでしょうか?どちらもカードでお金を引き出すことができます。以前は、消費者金融のカードローンが多かったのですが、現在は、銀行でもカードローンサービスを実施しています。

ここでは、カードローンの種類の基礎知識をご説明します。

カードローンとは(消費者金融など)

カードローンは、目的別ローンとは異なり、キャッシュディスペンサー(CD)やATMから自由に貸付を受けることができるという利便性がある一方、残高や返済額などの自己管理を求められます。

特徴 資金の目的は問わないが、信販系や消費者金融系のカードローンの場合、年収の3分の1までしかお金を借りることができない(総量規制の対象のため)。貸金業法内であれば、百万単位で借入することができる。
借入先 信販会社(クレジット会社)・消費者金融会社などの貸金業法の対象の貸金業者。
金利 クレジットカードのキャッシングと同等かそれ以上(一部期限・利用回数・金額などの条件付きで、一定期間無利息になるサービスもある)。
返済期限 基本的には、返済期間(支払回数)固定の分割払い。2週間内に一括払いなど選択できる。
審査 Webや自動受付機などで審査をし、即日借入ができる。
後述しますが、現在は、貸金業法対象外の銀行によるカードローンもあります。銀行のカードローンが最も金利が低いのが一般的です。

カードローンとは(銀行など)

現在は銀行もカードローンを行なっています。最も大きな特徴は、貸金業法の対象外・金利が他のカードローンやキャッシングとくらべて低い・多額借入が可能・長期間の返済可能なところが多い、などです。

特徴 資金の目的は問わない。
借入先 銀行などの貸金業法対象外の金融機関。
金利 クレジットカードのキャッシングや、消費者金融のカードローンに比べて低金利。
返済期限 基本的には、返済期間(支払回数)固定の分割払い。
審査 Webからカードローン口座申込兼審査か預金口座開設時に申込が必要。即日融資は難しい。
銀行に総合口座を持っている場合は、定期預金を担保として借入をすることもできます。詳しくは金融機関のWebサイトをご覧ください。

キャッシングとは(クレジットのキャッシング枠)

キャッシングとは、小口の貸付のことで、カードローンと同じように、キャッシュディスペンサー(CD)やATMから自由に貸付を受けることができます。

特徴 クレジットカードについてくる一定の金額まで借入ができるサービス・キャッシングでは年収の3分の1までしかお金を借りることができない(総量規制の対象のため)。
借入先 クレジットカード会社(信販会社)。
金利 ショッピング枠の分割払いよりも高いことが多い。
返済期限 翌月一回払い(注1)。
審査 クレジットカード審査時にキャッシング枠についても審査される。
(注1)かつてクレジットカードのキャッシングは翌月一回払いでした。2013年3月現在、残高全体に対して毎月一定額を分割払いするという「リボ払い」も選択できるものが多数存在します。

(例)キャッシングリボ(三井住友VISAカードのWebサイト内)

キャッシングとカードローンの違いと経緯

現在、キャッシングとカードローンの違いはほとんどなくなりました。しいて言えば、「キャッシングとカードローン」と「銀行などのカードローン」の違いぐらいなものです。なぜそのようになったのか、順番にご説明します。

(1)キャッシングとカードローンは住み分けがあった

そもそも、以前は以下のようにカードローンとキャッシングは住み分けがなされていました。

キャッシング

カードローンよりも金利は高く、翌月一括返済が基本。クレジットカード作成時に承認されたキャッシング制限額内であれば、すぐに借入入れができる。ただし、借入可能金額はカードローンよりも少額(数十万程度)。

カードローン

キャッシングよりも金利は低く、分割払いができるが、都度審査が必要。キャッシングよりも多額の金額(数百万程度)を借り入れることができる。

(2)改正貸金業法(金利制限・総量規制など)によって、キャッシングに大幅な制限がかかるようになった

高金利の貸付や無収入者に対しても現金の貸付が行われたため、多重債務・自己破産などが社会問題になりました。

その結果、2010年6月に改正貸金業法が完全施行された(金利規制・総量規制などが強化)ことによって、キャッシングの金利や貸付額に制限がかかるようになりました。

貸金業法の改正について詳細は以下のリンク先をご覧ください。
多重債務に陥らないために! : 知るぽると
貸金業法のキホン:金融庁

この貸金業法の対象となっている「貸金業者」と、クレジットカードのキャッシングについては、以下の通りです。

お金を貸す業務を行っており、財務局又は都道府県に登録をしている業者のことを、「貸金業者」といいます。具体的には、消費者金融、クレジットカード会社などが貸金業者です(※)。銀行や、信用金庫、信用組合、労働金庫なども、様々な融資を行っていますが、これらは「貸金業者」ではありません。
※ より正確には、次のとおり、場合に分けて考える必要があります。

(1) クレジットカードで現金を借りる場合(キャッシング)
クレジットカード会社は、「貸金業者」として「貸金業法」に基づき、金銭の貸付けを行います。したがって、キャッシング取引には、「貸金業法」が適用されます。

(2) クレジットカードで商品やサービスを購入する場合(ショッピング)
ショッピング取引については、「貸金業法」は適用されません(リボ払い、分割払い、ボーナス払いには、別途「割賦販売法」が適用されます。)。

(引用元:貸金業法Q&A:金融庁

(3)消費者金融会社やクレジットカード会社の多くは銀行傘下に入ることになった

従来の金利で業務を続けることができず、過払い請求訴訟などを受けていた消費者金融会社やクレジット会社の多くは、銀行傘下に入ることになりました。銀行側にとってみても、個人への貸付ノウハウを欲していたため、両者渡りに船といった状況でした。

結果、キャッシング(クレジット会社)についても、カードローン(消費者金融)についても、改正貸金業法の対象であるため、

キャッシング

従来より低金利・分割払い(リボ払い)が選択できるようになった

カードローン

従来より貸付金額が小さくなった(年収に対しての貸付金額上限ができたため)

と、両者の違いが小さくなりました。

消費者金融会社のキャッシングのこともカードローンということがあります。

(4)銀行だけが、貸金業法の対象外

案外知られていませんが、近年銀行のカードローンのCMを目にすることが多くなったのは、銀行が貸金業法の対象外金融機関であるため、各銀行がこぞってカードローンの宣伝をしたからです。

貸金業法の対象外であるとは、銀行のカードローンであれば、年収の1/3を超える貸付も可能であるという意味です。

例えば、A銀行グループにあるBクレジット会社がある場合、「Bクレジットではキャッシングできなくても、A銀行のカードローンは借入できる」という状態が生じます。

したがって、「カードローンと言っても、貸金業法対象・対象外がある銀行系カードローン」と「クレジットカード会社のキャッシング・消費者金融会社のカードローン」という現在の状況になりました。

銀行系であってもカードローンを借りると、住宅ローンなどの審査上では消費者金融系のカードローンを借りているのと同じ扱いになるので、注意が必要です。
また、銀行系カードローンの保証会社が同グループ内の消費者金融会社やクレジット会社であることも多く、運用実態としては差が小さくなっています。

おわりに

ここでは、カードローンの種類の基礎知識をご説明しました。

参考サイト:金融庁, 知るぽると

(photo by amanaimages)

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本記事は、2016年05月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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