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お金をふやそう!外貨建て債券の基礎知識

資産運用の世界では今までのように、ただ「お金をあずけている」だけではなく、個々人が工夫して上手に「お金をふやしていく」ことが必要になってきています。

そんな中注目されているのが、「外貨建て債券」です。

ここでは、外貨建て債券についてご説明します。

本記事は、2013年3月のSMBC日興証券株式会社への取材情報をもとに執筆されたものです。

外貨建て債券とは?

外貨建て債券とは、海外の市場で発行される債券をいいます。

外貨建て債券の人気の理由

長く低金利が続く日本社会。しかし、海外に目を向けてみると、日本の債券の何倍もの利金を受取ることができる債券がたくさんあります。

下のグラフは各国の10年債の利回りの差です。

2010年1月25日の利率です。

外貨建て債券の取引で知っておくべきリスク

外貨建て債券の購入にあたって、特に知っておくべきリスクは以下の通りです。

価格変動リスク

一般的に、債券は金利の変動によって価格が上下します。市場の金利が上昇すると、保有債券の価値は下落するので、満期前に売却すると投資元本を下回ることがあります。

償還(満期)前に債券を売りたいときは、必ず債券価格を確認しましょう。

信用リスク

債券は発行体が利金や元本の支払を約束しています。しかし、発行体の経営・財務状況などの悪化により破綻・倒産をすると利金や元金の返済が行われないことがあります。

流動性リスク

債券は市場の変動・発行体の信用度などによって売却できない場合や売却単価が低くなり、投資元本を下回ることがあります。

為替リスク

外貨建て債券は外国為替市場の変動により円換算したときの資産価値が変動します。

償還(満期)時に受け取る額面金額が外貨ベースです。そのため、円に戻すときには為替変動により投資金額を回収できない(実質元本を下回る)こともあります。

カントリーリスク

それぞれの国における政治・経済・社会情勢の変動などにより利息や償還代金の支払いへの支障などが起こることがあります。

その他

外貨の取引には差額(スプレッド)があるので注意

新聞やニュースで見る為替レートは金融機関同士が取引する値段です。個人投資家が外貨投資をする際には、基準値からスプレッドを加減して外貨の売買をします。

外貨建て債券も外貨の取引です。そのため、スプレッドが発生することを念頭において取引する必要があります。

(例)「基準値1米ドル=100円・為替スプレッドが1円」のところで売買をした場合

  • 1米ドルを買うとき

基準レート+(為替スプレッド)=100円+1円=101円を支払います。

  • 1米ドルを売るとき

基準レート-(為替スプレッド)=100円-1円=99円を支払います。

外債にかかる税金にも注意しよう

個人の投資家が利付債(利息を受取ることができる債券)を持っている場合の税金は以下の通りです。

  • 利金(利息):預貯金の利子と同様に20%の源泉分離課税扱いです。
  • 途中売却して得た売買差益:非課税(利付債の場合)です。
  • 償還差益:雑所得として総合課税です。
債券には「利付債(利金(利息)を受け取ることができる債券)」と「ゼロクーポン債(利金がない代わりに発行価格が額面100%未満で発行されている債券)」があります。
上記の概要は外貨建て債券の現行税制における一般的なケースを想定し記述しております。内容は慎重に調査したものですが、正確性を保証するものではありません。また仕組債など特殊な商品を除外しております。税務当局との解釈・見解の相違などのため、実際は異なる課税をされる場合があります。また将来税制の改正などがあった場合にはそれに従うことになります。個々のケースにつきましては所轄の税務署へ確認してください。

おわりに

ここでは、外貨建て債券についてご説明しました。

(image by amanaimages)
(image by SMBC日興証券株式会社)

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