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チャートと財務諸表と仲良くなろう!株式投資における株の買い時の見分け方

2013年03月07日作成

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株式投資の初心者の方であれば、現物取引から始める方が多いと思います。口座開設後、最初の一歩は「自分が買い時だと思う株を購入すること」です。

ここでは、ごく一般的ではありますが、「株式投資における株の買い時の見分け方」をいくつかご紹介します。

前提として、購入を検討している銘柄がいくつかあると想定しています。

目次

買いどき、とはいうけれど

投資において絶対ということはありません。ですが、投資が人間の行動の一部である以上、一定の傾向はあります。株式投資においても、市場は多数の人間の思惑が働く場所であるので、一定の法則や傾向があります。

株式の買いどきは、この法則や傾向をつかむことで、おおよその目処をつけることができます。買いどきの株を買うということは、将来的に値上がりするであろう銘柄を選ぶことです。オーソドックスな投資銘柄選びの方法に、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析があります。この二つを中心に買いどきの見分け方についてご説明します。

買いどきの見分け方1:ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズとは、以下の通りです。

広い意味では「一国の経済状態を示す基礎的な指標」であり、経済成長率、物価上昇率、失業率、国際収支の状況等を指す。株式投資では、個別会社の業績・財務内容・事業戦略等、会社の経営内容や経営状況の基本情報を総称した概念である。

(引用元:日本証券業協会

つまり、ファンダメンタルズ分析とは、財務諸表や事業計画などの企業情報と景気動向などから、銘柄を分析する方法です。本来の株価(企業価値)よりも現在の株価が低く、将来的に本来の株価に近づき売却益を得ようとする考え方から生まれた手法です。

情報源

ファンダメンタルズ分析のための代表的な情報源には、以下のようなものがあります。

  • 有価証券報告書

会社の業績について最も詳しい情報がのっています。

  • 財務諸表(決算書)

「貸借対照表(B/S)」「損益計算書(P/L)」「キャッシュフロー計算書」「事業報告書」「株主資本等変動計算書」の五つの書類から成り立っています。特に、前者三つは、財務三表と呼ばれ、この三つの表から経営状態がほぼわかります。

  • 企業のWebサイトのIR情報
  • ニュースサイト

などです。

財務諸表について詳しくはこちらをご覧ください。
[nanapi:35527]
[nanapi:81873]

割安株を探して買う

財務諸表にある値から、PERのような株価指標を算出し、割安株を見つけることができます。

詳しくはこちらをご覧ください。
株式銘柄のPER(株価収益率)の見方

また、単純に指標だけではなく、事業計画や企業を取り巻く環境から、今後の伸びしろを見込んで、今買いどきな割安な株だと判断することもあります。

ファンダメンタルズ分析は、「いつか本来の株価まで戻る」と予想するため、購入した株を長期保有できるときに適した分析手法です。

買いどきの見分け方2:テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去の株の値動きそのものを分析し、将来の値動きを予測する手法です。主に株価チャートを用いて分析します。

  • チャート(日足)の例

株価チャートとは

株価チャートは、株の値動きを時系列(右側が一番最近)に表しています。

日足(ひあし)・週足(しゅうあし)・月足(つきあし)・年足(ねんあし)と、把握する時間の単位によって、長方形(ローソク足といいます)で表現する単位が変わって行きます。

下図では、一つの長方形で1日の値動きを表しています。

チャート分析のポイント

第1に、「株価にはすべての情報が織り込まれている」
第2のポイントは、「価格の動きはトレンドを形成する」第3のポイントは、「株価の動きは繰り返される」

(引用元:知っておきたい株の常識―貯まらないなら殖やせばいいいま注目はやっぱり株だ! (なるほどBOOK!): 大竹 のり子: 本

上述のように、ファンダメンタルズ分析が企業の実績から将来を予測するのに対して、テクニカル分析は株価そのものの実績から将来を予測します。チャート分析自体は、株価の大きな波を把握するために用います。

中長期(年・月・週)チャートでおおよその流れをつかんでから、短期(日・分)チャートで買いどきを見るといいでしょう。

テクニカル分析(チャート分析)は、短期投資に向いています。

チャート分析1:ローソク足の形から判断する

ローソク足の形や組み合わせからだけでも、買いどきのサインを読むことができます。

ローソク足の見方については、こちらをご覧ください。
[nanapi:53912]

ローソク足の組み合わせ(買いサイン)

たくり線 安値で出ると転換点になることが多い
最後の抱き線 下げが続いた後、長い陽線が前日のローソク足の範囲を超える形(抱く形)になる
明けの明星(あけのみょうじょう) 十字のような形が出た後に窓(この場合、前日の高値と当日の安値に間があく)が出て、陽線(終値が始値より高い)が出る
下げ三空(さげさんくう) 下がっている状態で3回窓(前日の安値と当日の高値に間があく)続くと下げ止まりにサイン
ローソク足の売りサインには、
カブセ線・行き詰まり線・宵の明星(よいのみょうじょう)・上げ三空(あげさんくう)などがあります。

チャート分析2:トレンドラインから予測する

トレンドラインは、過去から現在までのチャートの波の上限下限を目安に線を引き、今後の株価の値動きを予想する分析方法です。

横ばいトレンドのときは「谷が買いどき、山が売りどき」ですが、上昇トレンドであれば、仮に山で買ってしまったとしても、将来的には株価が上がると考えます。下降トレンドのときは、谷で買って直後の山で売りぬけておかないと更に株価が下がる可能性があると考えます。

  • 横ばいトレンド

  • 上昇トレンド

  • 下降トレンド

トレンドラインについて詳しくはこちらをご覧ください。
[nanapi:64714]

他にも以下のようなトレンドラインもあります。

  • 三角保ち合い
  • ダブル・ボトム
  • 逆三尊
  • 三尊

などです。

チャート分析3:移動平均線(ゴールデンクロスとデッドクロス)

移動平行線とは、一定期間の株価の終値を平均してグラフに表した線のことです。平均化する期間は、5日~52週と様々ですが、

  • 短期の移動平均線:25日移動平均線
  • 長期の移動平均線:26週移動平均線

がよく利用されているようです。

(画像引用元:ヤフー(株)【4689】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

(上図内の点線丸つけ:著者)

  • 買いどきのサイン『ゴールデンクロス』

短期の移動平均線が長期の移動平均線を下方向から追い越したとき。上図のチャートで言うと、オレンジ点線囲み部分です。

ちなみに、売りどきサイン『デッドクロス』は、長期の移動平均線が短期の移動平均線を追い越したときです。上図の黒点線囲み部分です。
移動平行線について、詳しくはこちらをご覧ください。
[nanapi:53933]

片方だけを採用するのではなく、両者の特長を活かす

例えば、「業績が悪化したため、経営陣を刷新した」というニュースが出たとします。仮に、そのときチャートは下降トレンドであったとしても、刷新した後の経営陣に期待がもてると判断されれば、株価が上昇に転じる可能性があります。こういうときはチャートだけ見ていてはダメです。

ファンダメンタルズ分析だけ、チャート分析だけではなく、両者の特長を活かして、株の買いどきを判断します。

全ての投資方法において絶対的な買いどきなどはなく、あくまでも目安でしかありません。そもそも投資はいつも勝つものではなく、トータルで勝ち越すことを考えましょう。

おわりに

ここでは、株式投資の株の買いどきの見分け方について、ご説明しました。

(photo by amanaimages, 著者)

画像引用元:Yahoo!ファイナンス

参考書籍

書籍名 株の教則本―1日100億円動かした元カリスマ証券レディが教える
筆者 雨宮 京子
出版社 インデックスコミュニケーションズ
発売日 2005/06
購入 Amazon

この記事で使われている画像一覧

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本記事は、2013年03月07日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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