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ディスクロージャーに強くなるためにおさえておきたいポイント

ディスクロージャーとは、企業が一般投資家や債権者などに対して情報を開示することです。「目論見書」「運用報告書」「運用レポート」などのディスクローズ資料は、投資家にとって有用な情報を提供してくれるツールになります。

ここでは、ディスクロージャーに強くなるための方法をご紹介します。

本記事は、2013年3月のソニー銀行株式会社への取材情報をもとに執筆されたものです。

ディスクローズ資料のチェックポイント

ディスクローズ資料は、投資信託を選ぶ上でも、購入後も、有用な情報を提供してくれる大変重要なツールになります。読んでいてわからないこと、疑問に思ったことは販売会社や投信会社に質問してみましょう。

ファンドのこれまで

「運用実績」や「基準価額の推移」など、今までのパフォーマンスをチェックしましょう。

ファンドの現在

期中の「運用状況」や「現在の市況」に関するコメントで、現状を分析しましょう。

ファンドのこれから

「投資スタンス」「相場の今後の見通し」や「分配方針」をチェックしましょう。

目論見書を確認しよう

運用方針投資対象は投資信託によってさまざまです。投資信託の内容や運用方針は、販売用資料としての「目論見書」で確認しましょう。

目論見書」は、数十ページにもわたるボリュームのある説明資料です。法令でその様式が厳格に定められていて、内容もやや複雑。最近ではファンドによってグラフを数多く使用した、分かりやすいものも作成されています。

巻頭にある以下は特に重要な項目なので、購入前に必ずチェックしましょう。

重要な項目

  • ファンドの概要
  • ファンドの特色
  • 投資対象
  • 投資リスク
目論見書にはたくさんの情報が掲載されていますが、必ず一通り目を通すようにしましょう。

運用報告書を確認しよう

投資信託は年に1回以上決算が行われます。前回の決算以降の状況を「運用報告書」として作成することが、法的に義務づけられています。販売会社から投資家に交付されるので、手元に届いたら確認しておきましょう。

運用報告書のチェックポイント

運用実績

「基準価額」「株式の組み入れ比率」「純資産総額」などが記載されていてます。その投資信託の設定以来の概況がわかります。

当期中の基準価額と市況などの推移

「基準価額の推移」と「ベンチマーク」または投資対象としている市場の代表的な「指数」の推移が記載されています。両者を比較することで、その投資信託が指数に対してどれだけパフォーマンスがあがったかをチェックします。

アクティブ運用で大きく下回っている場合は、「当期の運用概況と今後の運用方針」欄のコメントをあわせてチェックしておきましょう。

当期の運用の概況と今後の運用方針

当期中、どのように運用されたか、また市況環境とあわせて今後どのような方針で運用していくかがわかります。図表を用いてわかりやすく説明されています。

一口当たりの費用の明細

一口当たり、どれだけコストがかかったかがわかります。運用の際に発生した費用を「信託報酬」、株式や債券などの「売買委託手数料」、「有価証券取引税」に分けて報告します。

売買の頻度が高い投資信託はこの金額が高くなります。
純資産総額の増減がそれほど大きくないのに、一口当りの費用が高いときは要チェックです。

期中の売買状況

期中の株式や債券などの売買について、種類別に「買い付け額」「売り付け額」がわかります。

主要な売買銘柄

運用の主要対象としている有価証券について、売買金額の大きかったものの個々の銘柄がわかります。

組み入れ有価証券明細表

実際に運用された株式や債券がわかります。組み入れ株式は、銘柄ごとの「株数」「金額」「業種」について知ることができます。組み入れ債券は、種類別にその「残高状況」や「残存期間」について知ることができます。

信託財産の構成

信託財産、つまり「純資産総額」の内訳とその構成比がわかります。

資産、負債、元本および基準価額の状況

「株式」や「債券」、「コール・ローン」などの資産や負債の状況などのほか、「純資産総額」「受益権総口数」「一口当たり基準価額」などがわかります。

損益の状況

「配当」「有価証券売買損益」「信託報酬」など、損益の源泉について内訳を記載しています。その投資信託が何によって収益を上げたのかがわかります。

運用レポートを確認しよう

運用状況に関するディスクローズ資料として、運用報告書のほかに「運用レポート」を作成している投信会社が数多くあります。

各投信会社が独自に作成するものなので、名称も「マンスリー・レポート」や「ウィークリー・レポート」などと投信会社によってさまざまです。1、2枚に運用状況がまとまっているので、有用な情報源です。

通常、レポートにはその投資信託について以下のことが記載されています。

  • 概要
  • 運用実績
  • 組み入れ有価証券の内訳
  • 投信会社のコメント など

おわりに

資料が多く、初めのうちはなれないかもしれません。リスクを理解するためにも、しっかりと目を通すようにしましょう。

(image by 足成)

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