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楽しさもトラブルも満載!大家族との豪州ホームステイ

2013年02月15日更新

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はじめに

文化の違う外国人との生活はおもしろさや新しい発見がいっぱい。とはいえ、一緒に生活をすることになると価値観の違いが見えてきたりがっかりすることもあるものです。

それでも、せっかく海外に行くならば、ホームステイは観光だけでは得られない素晴らしい体験や発見ができる、またとない機会です。

ホームステイをすることになった経緯

私はオーストラリア、クィーンズランド州ブリスベンに1年間、ワーキングホリデービザで滞在しました。ワーキングホリデービザとは、オーストラリアに1年間滞在でき、滞在中の就業も認められるビザです。

1年のオーストラリア滞在中、はじめの半年間は日本人とのアパートシェアをしての生活でしたが、英語の上達と、現地の人の暮らしをもっと知りたいと思い、日本人生活支援サイトを利用し、オーストラリア人の家族とのホームステイ先を探しました。

オーストラリア滞在中は特に、こちらのサイトでお世話になりました。おーっす

ホームステイ先の環境

私の滞在先は、駅の近くの閑静な住宅街で、クィーンズランドスタイルと呼ばれる、木造の可愛らしいおうちでした。

家族は夫婦、6人の子供たち(22歳の双子の男の子達、そして16、14、10、5歳とつづく全員女の子)、そのうちの年長の双子は既婚者で、週末ごとにパートナーと自分たちの子供(乳児を含む幼児たち)を連れて里帰りしてくる…という、時々誰が誰だかわからなくなるほどの大家族でした。

私に子供たちもみんななついてくれて、食事も遊びも、お呼ばれにも常に私を混ぜて計画してくれる、願っていた通り現地の生活を生で体験できる、にぎやかな家族の一員として本当に楽しい毎日でした。

トラブル

仲が良い家族、というものほど、トラブルがあった時は辛いものです。

盗み

可愛い子供たちはひっきりなしに私の部屋に入ってきて一緒におしゃべりしたり、絵を描いたり、インターネットを使ったり、果ては跳ねて飛んで踊りまわったり…まるで幼稚園の一室のようなときもありました。

そんな中、ちょっとしたものが見当たらない、ということがよくあるようになりました。

はじめは特に気にしていませんでしたが、あるとき、10歳の女の子の宝物箱に、私と同じアクセサリーがあるのを見て、そういえば自分の物がない、ということに気がつきました。

どうやらその子は私のものを盗んでいたようでした。

改めて自分の持ち物を見直してみると、気づいただけでも十数点、安物ばかりではありましたが、なくなっていることがわかりました。

私の対処法

盗まれたことも残念に思いましたが、子供たちのことも本当の家族のように思っていましたので、このままでは子供の将来によくない!と思い、ホストファザーとホストマザーに夜、3人だけになった時に話してみました。

「彼女の目に留まる所に置いていた私が悪いのだけれど、私の物を持っていったようだ」と。このようなとき、つたない英語でナイーブな問題を、相手を傷つけないように語るのはとても難しく思いました。

家族の反応

話せば分かる、と、思っていた私でしたが、人の親の心は全くわかっていなかったことを知ります。

話は聞いてくれたものの、親は全く受け入れませんでした。私たちの子供はそんなことをしない、と言われてこの話は終わってしまいました。

その後夫婦と私とのあいだに溝ができ、何でも話せる仲ではなくなってしまいました。私も子供たちが部屋に入るのを制限するようになり、以前のような和気あいあいとした雰囲気ではいられなくなりました。

結局、別の街にアルバイトが見つかったことを理由に2ヶ月でそのお宅を去ることになりました。

その後

そのお宅を出て2週間後、ホストマザーから電話があり、私の新しい住所を聞いてきました。送りたいものがあるから、と。

届いた封筒を開けてみてびっくり、なんと、私のものだったアクセサリーと文房具が数点、入っていました。私が家を出たあと、見つけたようです。しかし、お詫びのカードはなく、挨拶の手紙一つなく、ただ物が封筒に入って送られてきただけでした。

当時を振り返ってみて

私がホストファザーとマザーに問題を話した理由は、物を返して欲しかったから、という訳ではなく、子供の将来のために子供をしつけて欲しいだけのことでした。そして私たちの関係が良好に続くためにも、「迷惑をかけてごめんなさい」の一言が聞ければ十分でした。もう今となってはまた訪ねて皆に会いに行きたい、という気持ちも起こりません。

しかしそれは、仁義を正とする日本人の文化だからなのでしょうか。全員がそうではないですが、自分の非を認めない、謝ったら負け、という強気の文化に、私が戸惑っただけのことでしょうか。

海外で生活するにあたって、防げないトラブルが生じるのは当然のことですが、私のような例の場合、予防できることはたくさんありました。

  • ひとつ屋根のしたに住む親しい関係だからといって、境界線は設けること。部屋は私のプライバシーであり、子供たちを部屋に出入りさせるべきではありませんでした。
  • 私の場合、子供の盗みに終わったので大した被害にはなりませんでしたが、加害者が大人になることもありえました。高価なものが目に留まらないように、貴重品の管理は厳重にすることは、特に大切だと思いました。
  • しつけや子育てに口を出さない、期待しないこと。私は盗みの事実は報告してよかったのですがその後子供をしつけたり反省させること、謝ってくれること等を期待すべきではありませんでした。

おわりに

他人の家族の中に入るという機会は滅多にあるものではありません。ましてや言葉のよく通じない外国人との生活を楽しむには、相手も自分も、一定のルールをわきまえていることが特に大切です。トラブルに遭わない、トラブルメーカーにならないためにも、相手に無理な期待をしないで、異文化交流を楽しんでいただきたいです。

(photo by 著者)

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本記事は、2013年02月15日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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