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これでバッチリ!家庭菜園でタマネギを育てる方法

2014年05月22日更新

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はじめに

化学肥料、農薬を使わない有機栽培のタマネギ作りをご紹介します。

筆者の菜園の状況

所在地:茨城県、つくば市

土:関東ローム層の畑作適地で20年以上野菜栽培歴あり。

面積:10mx15m=150m2

30区画に分け25種類の野菜を輪作中。

準備するもの

用具、肥料は種苗店やホームセンターで購入できます(藁、新聞紙を除く)。

道具

  • 鍬:畑を耕す農具
  • 種子:黄タマネギ、赤タマネギを種苗店で選びます。
  • 苗作りの土:種苗店で求めます。”ネギ苗作りの土”の表示があるものもあります。
  • 黒色マルチング:黒いビニールフイルムで畑地の保温と雑草防除に使います。
  • ふるい:細かい土を種にかけるときにしようします。
  • 穴開けカップ:種苗店で売っています。黒色マルチに植え穴を開ける、玉ねぎ植え専用のカップです。
  • 藁、新聞紙などの乾燥防止材

肥料

  • 鶏糞:養鶏場では産業廃棄物ですが、発酵させ、粒状に加工した鶏糞は第一級の有機肥料です。養鶏場から買う時はコンポストなどに入れて発酵させる必要があります。窒素、燐酸、カリを含みます。
  • 牛糞:牛の糞に敷き藁、飼料の食べ残し等が混入しています。発酵処理したものが袋詰めで買えます。近くの畜産農家から貰う(畜産農家にとっては処分ルートが定まっていなければ、厄介な廃棄物ですから、定期的に引取りに行けば多分貰えます)場合は発酵処理をする必要があります。窒素分の多い肥料です。
  • 堆肥:袋詰めで販売されているものは食品工場の廃棄物等が主だと思われますが、野菜屑、台所の生ゴミ、ペットの糞、残飯、落ち葉、雑草等をコンポストに入れて自分でも作れます。窒素、燐酸、カリを含む肥料兼畑地改良材です。
  • 草木灰:枯れ草、木片、庭木の剪定枝などの植物を焼却した灰です。酸性土の中和、カルシウム、マグネシウムの補給に有効です。野菜の有機栽培には多用します。袋詰めのものが買えますが、自分でも作れます。軽くて飛散しますから、風の強い日には使えません。
  • 腐葉土:落ち葉を積み上げて発酵させたものです。砂地や粘土質の畑の土質改良に有効です。保水性が良いので野菜作りに多用します。袋詰めのものを買えますが自分でも作れます。
  • 苦土石灰:消石灰(カルシウム)にマグネシウムを加えた肥料です。酸性土の中和に有効です。使用する時は、種まき、植え付けの一週間前に撒いて耕します。
苦土石灰は有機栽培では使用しません(後述)。

育て方

STEP1:苗床

堆肥、草木灰を混ぜて、畝幅60cmx高さ3cmの平畝をつくります。60cmx1mの苗床に種子200粒を蒔きます。例えば黄タマネギ200個、赤タマネギ200個収穫予定ならば、60cmx2mの苗床が必要です。

平畝の上に苗作りの土を3cm盛ります。堆肥を混ぜた畑の土でも良いのですが、幼苗と見間違う雑草がたくさん生えて除草に苦労しますから、苗作り専用の土を使うことをお勧めします。

苗床は苗作り用の平たい地面で幼苗の生育を助けるために堆肥等の肥料分を含ませます。

STEP2:種蒔き

平畝の表面に種子をばら蒔きし、苗作りの土又は畑の土を種が見えなくなる位ふるいでふるってかけます。

種蒔きの時期は、早生種:9月15日、中・晩生種:9月25日ごろが目安です。

種蒔きが早すぎると、春に玉が肥大するより早くとう立ち(花が咲く茎が伸びること)し、遅すぎると、苗が細いまま厳寒に遭って枯死することがあります。

水をたっぷりかけたら藁、新聞紙二重等の乾燥防止材をかけ、もう一度水をかけ、乾燥防止材に水をふくませます。

藁、新聞紙は発芽したら取り除きます。

STEP3:育苗中の水遣り、除草

発芽後、雨が降らなれば毎日水を掛けます。育苗中は表土が乾いたら水をかけます。雑草は小さいうちに抜き取ります。

STEP4:畑作り

1mx4mの畑に、堆肥10kg、鶏糞1.2kg、草木灰1.2kgを撒いて深さ20cmほどを耕します。有機栽培に拘わらないならば、草木灰の代わりに苦土石灰800gでも構いません。

連作しても障害はありませんが、毎年作る場所を変える方が良いようです。

STEP5:植え畝作り、マルチング

畝幅90cmx高さ7~8cmの平畝を作り、黒色マルチングで覆います。両側を土で押さえ風で捲くられないようにします。地温を高めるためですから、透明のフィルムでも地温は高められますが、フィルムの下で雑草が伸びますから黒色を使います。玉ねぎ用の丸穴空きマルチングも販売されています。

暖地では不要でしょうが、関東以北では厳寒期に霜で苗が持ち上げられ枯死するのを防ぎます。

STEP6:植え穴開け

穴開けカップ直径8cmを使ってマルチに植え穴を開けます。

狙った位置に打付け半回転させて丸く抜きます。

90cm幅に8個、株間11.5cm列間10~15cmでは、4mに25列開けると200個の植え穴が開きます。

黄色タマネギ200個、赤タマネギ200個ならば8mの用土を準備し、50列400個の植え穴を開けます。

STEP7:植え付け(11月中旬~下旬)

苗が草丈25cm根部で鉛筆の太さに育ったものを植え付けます。植え穴の中央に指で深さ2cm位穴を掘り、苗を挿したら周りに堆肥を盛り、水をかけます。

苗を購入する場合、10月末頃から種苗店で苗が売りだされます。早めの苗はとう立ちするのが多いかもしれませんので、11月下旬になってから苗を購入されることをお勧めします。

STEP8:腐葉土を根元に盛る

苗植え付け後、株元に腐葉土と堆肥を混ぜて盛ります。凍害を防ぎます。

水遣り

タマネギは乾燥を嫌いますから、育苗中も植え付け後も、表土が乾いたら水をかけます。

収穫(4月~5月)

伸び始めた葉の中にネギ坊主が頭を出したら、玉が肥大していなくても抜いて食用にします(葉ネギの端境期です)。生食用は肥大したら順次抜いて収穫します。5月になるとタマネギが肥大する様子が毎日観察できます。

貯蔵用は、5月末に葉が倒伏したら収穫期です。晴天の午前中に抜いて、マルチの上で乾かし、夕方取り込みます。4~5個ずつ結わえて日陰に吊るします。

土間に置いたり段ボール箱に入れると傷みます。雨後に収穫すると傷みが早くなり貯蔵に適さなくなります。

おわりに

スライスしたタマネギは水に晒すと有用な成分が失われます。生食は水に浸けずに食べましょう。タマネギは刻む前に冷蔵庫に15分位入れ、冷たいうちに刻むとゴーグル無しでも目に沁みません。

(photo by 著者)

この記事で使われている画像一覧

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本記事は、2014年05月22日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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