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  9. ちょっとした予備知識で初心者も楽しめる!歌舞伎鑑賞時に観るべきポイント

ちょっとした予備知識で初心者も楽しめる!歌舞伎鑑賞時に観るべきポイント

2013年02月01日作成

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目次

はじめに

歌舞伎と聞くと、初心者ならば誰でも敷居の高い世界だと思いがちだと思います。

しかし、一度生の歌舞伎を観てみると、きっとその迫力に感動されることでしょう。

しかし、歌舞伎はやはり独特な世界です。何も予備知識なしに観にいっては理解しづらい部分もあるかと思います。そこで今回は、歌舞伎鑑賞時に観るべきポイントをご紹介します。

歌舞伎の由来とは

「歌舞伎」の由来は、並外れている、常軌を逸しているという意味を持つ「傾く(かぶく)」という言葉がもとになっているそうです。

歌舞伎は、現代まで様々なことを取り入れながら発展を遂げ、現在も演劇・舞踊・音楽の要素を備えた「総合芸術」として受け継がれています。

歌舞伎演目の2大テーマ

歌舞伎の演目は、大きく「時代物(じだいもの」と「世話物(せわもの」に分けることができます。

時代物

「時代物」とは、主に「軍記物(ぐんきもの」とよばれる合戦を描いたものや、武士の世界を描いたものを言うそうです。

世話物

「世話物」とは、江戸時代の町人の世界を描いたものだそうです。筆者の印象としては、世話物は、時代物に比べるとより人間味溢れる演目が多いように思います。

このように大きくテーマがあることを知っていると、時代背景はいつなのか、武士の話なのか、町人の話なのかなどを想像することができ、より理解が深まり楽しめますよ。

歌舞伎独特の女形

歌舞伎を演じる俳優を、歌舞伎役者と呼びます。

歌舞伎独特の「女形」(おんながた・おやま)

江戸初期に女歌舞伎の禁止令が出て以来、歌舞伎に出演できるのは男性のみになったそうです。そこで歌舞伎独自の「女形」(おんながた・おやま)と呼ばれる女性を演じる男優が登場することになりました。

男性が女性を演じる迫力、そして妖艶さは、何とも言えない美しさで 、他に類を見ない歌舞伎の魅力ともなっています。

「女形」さんの女性以上に女性らしい所作や美しい姿は必見です。女性目線からみても、魅力的な身のこなしであり、勉強になりますよ。

歌舞伎鑑賞時に観るべきポイント

見得をきるときは注目!

歌舞伎には、見得(感情の高まりなどを表現するために、演技の途中で一瞬ポーズをつくって静止する演技)をきるという演技があります。

これはお芝居の中で盛り上がる場面であり、ポイントです。見得をきる時は是非注目してみてください。

著者のおすすめは、オペラグラスで表情を楽しむこと。オペラグラスを使って、その表情に込められた迫力を近くに感じてみてください。

オペラグラスは、劇場で販売・レンタルされていることもあります。劇場受付や、売店などでお尋ねください。

イヤホンガイドで見どころをチェック!

イヤホンガイドとは、携帯ラジオのようなもので、歌舞伎をよりわかりやすく解説してくれる画期的なツールです。

イヤホンガイドはレンタルでして使用します。歌舞伎を見ながらタイミング良く同時解説してくれるので、話の流れをスムーズに掴むことができます。

筆者も以前使ってみましたが、耳にイヤホンを入れていても全く邪魔にならず、むしろお芝居をより深く理解することができて、本当に借りて良かったと思いました。

解説は、その道でベテランの方が担当されているため、非常にわかりやすく、決して堅苦しいものではありません。

内容は、お芝居のあらすじや、役者の紹介だけでなく、聞こえてくる楽器や唄・語りの詞、大道具・衣裳・鬘・小道具の名前や意味などにまで渡ります。

ですので、初心者の方だけでなく歌舞伎ファンの方にも喜ばれているそうです。

貸し出し料は、劇場によって異なりますので、こちらを参考にされてください。

初心者の方に特にオススメの演目

勧進帳

筆者の中では、歌舞伎といえば勧進帳!というくらい印象深く好きな演目です。上演回数も非常に多く、とても人気の高い歌舞伎十八番です。

登場人物も義経や弁慶など人気のある歴史上の人物であり、何も知らずに見ても、非常にわかりやすい内容となっています。

見逃せないポイント

特に見どころは、主君義経を守るために弁慶がとる決死の行動です。そして、最後にみせる安堵と決意に満ちた表情と、物語のクライマックス引っ込みでみせる飛び六法は圧巻です!

あらすじ

源頼朝の怒りを買った源義経一行が、奥州へ逃げる際の、安宅の関での物語。義経一行は弁慶を中心として、山伏の姿に変装して通り抜けようとするが、その途中で関守の富樫が立ちふさがる。

この難所を義経一行がどのように通り抜けるか、また、関守富樫はどう行動するか・・・見どころたっぷりです。

俊寛

歌舞伎の華やかな演目とはまた違った趣の演目です。重く辛い内容がテーマとなっていますが、不思議と観た後に心に静寂が訪れ、不思議な気持ちにさせられます。

見逃せないポイント

見どころは、何と言ってもクライマックスの幕切れのシーンです。大掛かりな舞台装置による迫力の舞台、絶望の果てにある俊寛の何とも言えぬ無の表情に心揺さぶられます。

あらすじ

平家討伐を謀った陰謀が表ざたになり、俊寛と康頼、少将の3人は、孤島・鬼界ヶ島へ流されている。島の海女・千鳥と夫婦になることを決めた少将を、俊寛らが祝っているところに赦免の知らせを告げる船がやってくる。

俊寛らは皆、晴れて赦免され乗船することができるのか、それとも・・・。孤島の寂しさ、若者の未来と俊寛の絶望感、様々な感情が胸に迫る物語です。

おわりに

いかがでしたでしょうか?歌舞伎は、様々な歴史や決まり、独特の世界があるため一言で説明することは困難ですが、楽しむポイントを知っていれば、初めての方でも十分に楽しむことができます。

少しでも興味を持っていただけたならば、ぜひ一度、生の歌舞伎を観てみられて下さい。きっとこれまでのイメージよりも身近に感じることができるはずですよ。

(Photo by 足成

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本記事は、2013年02月01日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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