生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

Icon moneyマネー

  1.  
  2.  
  3.  
  4.  
  5. 債券投資で気をつけるべき「外債のリスク」

債券投資で気をつけるべき「外債のリスク」

2012年12月09日作成

 views

投資時に満期や利率が決まっている債券投資は一見手堅い金融商品に見えますが、格付けに関する問題など様々な落とし穴があります。

今回は、外債で見落としがちなリスクについて確認しておきましょう。

外債には仕組みが「わかりづらい」商品も

現在、日本円での運用は低金利による魅力減退により敬遠されています。そのような情勢で長く注目を集めているのが外債や仕組み債です。

多くの金融機関は、債券販売のメインを外債や仕組み債にシフトしているので結構身近な商品になっています。特に根強い人気を誇るのが外債です。

一言で「外債」と言っても様々です、外貨建てで買い付けて利息や償還は円建てで受け取るものや、発行者はA国にあるのに発行通貨はB国の通貨建てを利用するものなどがあり、かなり複雑です。

いずれにしても、投資家がしっかりと仕組みを把握出来ているのか疑念が残るところです。

「分散投資」のつもりが…

中でも発行者の国と通貨の問題は、運用の基本である「分散投資」に対する誤認を与える恐れがあります。つまり思い描いた「分散投資」とはまるで違う結果をもたらすのです。

例えば米国にあるA法人が債券を発行します。発行通貨と利息は豪ドル建てで、満期に円建てで償還される債券を購入したと仮定します。これはデュアルカレンシー債と呼ばれる外債で、大手金融機関で普通に販売されています。

この場合、分散投資の為に米ドルを購入したつもりが、豪ドルで外貨を保有していることになります。

外債の基本的なリスクである為替リスクの許容ですら怪しい中、分散投資への誤認を招きかねないリスクが付加されたものを、単に利回りだけで購入するのはとても危険です。思い描くポートフォリオを組むには、しっかり商品を理解しなければなりません。

おわりに

長引く円の低金利は消費者の目線を狂わせます。自分の投資する商品の中身をきちんと把握するようにしましょう。

また、しっかりとしたリスク許容の説明もせず外債販売が進む現状は非常に危険な状況です。私はこのような状況に警鐘を鳴らし続けます。

ファイナンシャルプランナー相談無料のFPバンク|東京駅前

ファイナンシャルプランナー相談無料のFPバンク(東京駅前)は独立系FP事務所です。資産運用や住宅購入・住宅ローン、保険見直し、相続対策等お金のプロのファイナンシャルプランナー・FPが中立な立場で相談し、あなたの財産を増やして守ります。

www.fpbank.co.jp

(image by amanaimages)

この記事で使われている画像一覧

  • 20121217130335 50ce9997e12f9

本記事は、2012年12月09日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

編集部ピックアップ

編集部おすすめ期間限定のPRコンテンツ

もっと見る