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年上女性とのラブストーリーが織り込まれている恋愛小説5選

2016年05月30日更新

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女性が年上のカップルは、ほかのどんな組み合わせよりお互いに独特の屈託があり、それが話を面白くするような気がします。

そんな小説を5本、集めてみました。文中のリンクはアマゾンのサイトにとびます。

女性が年上の恋愛小説5選

『つくもがみ貸します』 畠中恵

長い間、人に使われたために魂を宿した古道具たちと、それを貸し出す商売をしている姉と弟。

時代物と言っても何の前知識も要らず、一昔前の少女漫画のように気軽に読めます。

主人公の一人、「出雲屋」の姉「お紅」の揺れる気持ちが一つの軸になっています。年下とはいえ、それを見つめ続ける「清次」は、意気地なしなのではなく、包容力があるんだろうなと感じさせます。

『東京タワー』  江國香織

美しい大学生と、美しい人妻が2組。「恋はするものじゃなく、おちるものだ」とのたまう大学生の男の子は、海千山千の年上女性に振り回されます。

大学生の男の子が、人妻に遠くの別荘に呼びつけられて、夫が入ってくるからとほとんど裸で追いだされた後で、「どうして私を置き去りにしたの?」などと潤んだ瞳でみつめられたりします。

もう片方の男の子は、相手を翻弄しているつもりで、最後に女性の方が一枚上手だと思い知らされたりします。

平行して進む2組の話は、どちらも現実味はあまりありませんが、恋愛のどたばたが最後まで静かな筆致で描かれています。

『ディーバ』 デラコルタ

18歳の音楽オタク少年が、天才オペラ歌手の女性を女神とあがめつつ、他方でギャングとのいざこざに巻き込まれていくピカレスクです。

年が云々というよりも、芸術家とその理解者といった関係の方が強調されているきらいはあります。少年のまっすぐな崇拝の念が、言葉もなく直接届いた感じが、いかにもフランス的です。

『朗読者』 ベルンハルト・シュリンク

15歳の少年が倍以上も年上の女性と関係をもつ、それを50歳すぎてから回想する形で話は進みます。2人の間の関係は「朗読者とその朗読を聴く人」、それ以上でもそれ以下でもなかったのでしょうか。

実際はどうであれ、願望がどうであれ、2人はそこから逸脱することを恐れた、それが2人の人生を決めてしまったように見えます。

『ぼくの美しい人だから』 グレン サヴァン

若いエリートサラリーマンと、くたびれた中年のウェイトレスが恋に堕ちる話。女性の役を、映画ではスーザン・サランドンが熱演していましたけれど、原作に比べるとそれでも垢抜けすぎといった印象です。

サヴァンは、男心の鈍感さと高慢さをかかせたらピカイチだと思いますが、この話はそれと共に、年増女の心情を見事に行動や住んでいるの描写で表現していると思います。

女性の部屋の描写や誕生日のエピソード、男性がクライアントをののしるシーンなど、何年経っても思い出してしまうほど印象的な場面がたくさんある、良い小説です。

おわりに

女性が年下の年の差カップルに比べて、逆の場合は男女どちらも不器用ながらまっすぐな人物が多く、読んでいてすがすがしかったりもどかしかったりの度合いが大きいですね。

しかし、それが不倫となると駆け引きが主体になって、様相が大きく変わってくるのが不思議です。

結婚の経験が女性に与える影響を考えるのに良いサンプルが、女性が年上の年の差カップルを題材にした話なのかもしれません。

(Photo by 朗読者 by ベルンハルト・シュリンク By.yujimizuto

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本記事は、2016年05月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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