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  8. 横浜写真について知る方法

横浜写真について知る方法

2011年02月28日作成

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横浜写真というモノクロ写真に彩色を施した色彩の美しい工芸品があります。その「横浜写真」の展示会のニュースがインターネットに掲載されていました。残念ながら、展示会が行なわれるのは日本ではありません。

目次

未発表作品の横浜写真約200枚の展覧会がスイス南部ルガノで開催

2011年2月に幕末から明治時代にかけて撮影された横浜写真の展覧会がスイス南部都市のルガノで開催されました。MSN幕末の日本写した「横浜写真」 未発表作品スイスで一堂に

横浜写真は、主に、日本に居住した欧米人が、帰国する時にお土産にした手作業で彩色した美しい写真です。この展示会の写真も収集家保有する7500枚写真の中から選りすぐられたものです。

横浜写真は、元々がお土産品だったため、比較的価値が低く見られることが多いようですが、この展示会の写真は当時の有名写真家の写真があるということで価値が高いものなのでしょう。

この記事が掲載されているURLには、竹垣と木を背景に剣道の防具をつけた二人が立会をし、竹刀が交わっている写真が掲載されています。

向かって左側の人は白の胴着に薄緑色の袴をつけ、明るい紫面を結ぶ紐が鮮やかで、背景には緑の枝をつけた木が生えています。

右側の人は藍染を何度も洗いこんだような薄藍色の胴着に竹垣より少し暗めの色の茶色の袴を履き、防具の一部になるのか面から胴にかけて明るい青の部分が鮮やかです。

横浜写真とは

横浜写真の成り立ちについては、館報「開港のひろば」バックナンバー 第85号 企画展 蓮杖&金幣ー横浜写真ことはじめーMEIJI TAISHO 1868-1926: ときのそのとき - 横浜写真]に詳しく記載されています。

明治期に日本に滞在したり旅行で訪れた外国人へのお土産用に作られた白黒写真に手作業で色付けした美しい色合いの写真です。絵付師による手作業なので、同じ写真全く同じではなく、微妙に色合いが違います。

開港で海外からの新しい技術「写真」と、日本の伝統技術と結びつき生まれた写真工芸品です。現在のカラー写真のように彩度が高い色合いではなく、彩度が低いが明度は高めで何とも言えない不思議で幻想的な光景を演出しています。

外国人へのお土産品として横浜以外でも作らていますが、その中心となったのが、横浜だったたので横浜写真と呼ばれています。

外国人のお土産品として海外に出ていったことと絵付師が手作業で彩色したため値段も日本人が購入するには高額だったと思われます。安価で大量生産ができる絵葉書の登場が横浜写真の衰退のきっかけになりました。

横浜写真として撮影された題材

外国人へのお土産として作られているので、風景写真や外国人が見て美しいと感じたり、珍しいと思ったりしたものは風俗は何でも題材になりました。

写真が紐とく幕末・明治には、当時の風俗の横浜写真がどのように作られたかが記載されています。

当時も入浴の場面を撮影したセミヌードの写真は人気が高かったようです。

横浜写真が閲覧できる場所と掲載されているサイト

横浜写真が閲覧できる場所

横浜開港資料館 閲覧室

開室時間 9:30~17:00(ただし入室は16:30まで)
休室日 月曜日・年末年始(臨時に休室することがあります)
利用料 100円。専門の職員がレファレンス・サービスをいたします。
複写 A4判・B4判・A3判
モノクロ1枚20円、カラー・コピー1枚100円
〒231-0021 横浜市中区日本大通3
交通アクセス

掲載されているサイト

1)MEIJI TAISHO 1868-1926: ときのそのとき - 横浜写真

風景写真、美人写真、風俗写真など多数の横浜写真が掲載されています。
2)岡野亮介のギャラリー 手彩色古写真

横浜写真と手彩色古写真が多数掲載されています。

3)江の島マニアック 横浜写真

右側にあるメニューの横浜写真をクリックすると横浜写真の一覧が表示されます。

4)横浜開港資料室 よこはま歴史画像集 明治期風景彩色写真
横浜開港資料室 よこはま歴史画像集 幕末・明治期風俗写真

横浜開港資料館の閲覧室のWEBサイトです。明治期風景彩色写真と幕末・明治期風俗写真の一部に彩色された横浜写真があります。

横浜写真に関する本

幕末明治横浜写真館物語 (歴史文化ライブラリー)

斎藤 多喜夫氏の著書で、横浜写真の魅力と横浜写真を撮影した写真家たちについて記載されています。

明治の日本―《横浜写真》の世界
横浜開港資料館製作の大型本です。

増補 彩色アルバム 明治の日本―「横浜写真」の世界
横浜開港資料館製作の大型本の増補版です。

おわりに

横浜写真はお土産として海外に出て行ったものが多いため国内での展示会や閲覧できる場所が少ないようです。

横浜写真を始めて知ったのは、テレビ東京の開運なんでも鑑定団です。風景の横浜写真を多数保有されている方が鑑定を希望されていました。

白黒写真しかないはずの時代に絵葉書や写真とは趣が違う、何とも言えない不思議な色合いの幻想的な横浜写真をはじめて知りました。あまり写真が綺麗だったので、結局その鑑定結果が高値だったか安値だったかは覚えていません。

明治時代の海外向けのお土産として多数作られたこと手彩色であることは記憶しています。過去に作られたものなので店先などで実物をみることはありません。収集家が密かに保有している手工芸品なのだと思っていました。

Photo 銀塩カメラby http://www.ashinari.com

この記事で使われている画像一覧

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本記事は、2011年02月28日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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