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初心者でも簡単! 上手に小説を書くコツ

2011年02月18日作成

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はじめに

「小説家になりたい……」と密かに考えている方は、結構いるのではないでしょうか。しかし、実際に小説家になる人は、ごくわずかです。また、小説の新人賞に1000作品の応募があったとして、その中で小説の体裁をなしているのは10分の1程だという噂も聞きます。

これは、何故でしょう? 才能がどうの、という問題も、もちろんあるはずです。しかし恐らくは、小説を書くコツを掴めていない人が大半なのです。

そこで本稿では、初心者でも上手に小説を書くためのコツを、具体的に紹介したいと思います。

上手に小説を書くコツ

新人賞応募作の大半は、「描写ができていない」と言われています。つまり、逆に言えば、描写さえできれば、初心者から脱することができる可能性があります。

「なぜ、小説に描写が必要なのか?」という問題については、ここでは省きます。「描写なんて、ストーリー展開を遅くするだけだし、面倒だし、いらないよ」と考える人もいるかもしれませんが、まずは深く考えずに、試してみてください。描写があるだけで、グッと小説らしくなるんですよ。どうしても気になる、という方は、下記の本が参考になりますので、読んでください。
作家は教えてくれない小説のコツ (オフサイド・ブックス)

描写って、なに?

「描写」とは、何でしょうか。試しにYahoo!辞書で検索してみると、

物の形や状態、心に感じたことなどを、言葉・絵画・音楽などによって写しあらわすこと。【大辞泉】

これではわかりにくいという人のために、もう少しザックリした言い方をすると、一人称(主人公が「私」や「僕」や「俺」)の小説ならば、「主人公が、見たことや感じたことを、言葉で表現すること」です。

描写って、どうやるの?

いざ書こうとすればわかりますが、言うのは簡単でも、実際に描写をするのは、とても大変です。初心者ほど、はたと手が止まってしまうはずです。

描写のやり方がイマイチ良くわからないというあなた! 大丈夫です。次の通りにやってみてください。

今、自分の目に「見えているもの」、「見て感じた内容」を、一つずつ列挙して、書き出してください。箇条書きで構いません。実際に、私が窓から見ている景色を例に、やってみます。

  • 曇っている
  • 光はあまり強くないのに、明るくて、目が痛い
  • 見るからに寒そうだ
  • 時折、風が吹いて、柿の木が揺れる
  • 青く塗装された瓦の屋根がある
  • 古ぼけたモルタルの壁
  • 汚れた窓は、カーテンで閉ざされている
  • 人気が感じられない

ストーリーを組み合わせる

列挙が終わったら、次はストーリーと組み合わせます。これもとりあえずは、どんなストーリーでも、構いません。

試験の出来が悪くて、ムシャクシャしていた。デートの約束は明日だったが、急に彼女に会いたくなった。家を出て、駅へ向かった。道ばたに彼女が立っていて、驚いた。

味気のないストーリーですが、描写と組み合わせると、こうなります。

 曇っている。光はあまり強くないのに、明るくて、目が痛い。試験の出来が悪くて、ムシャクシャしていた。窓の外は、見るからに寒そうだ。時折、風が吹いて、柿の木が揺れる。
 デートの約束は明日だったが、急に彼女に会いたくなった。家を出て、駅へ向かった。青く塗装された瓦の屋根がある。古ぼけたモルタルの壁。汚れた窓は、カーテンで閉ざされている。人気が感じられない。ふと見ると、道ばたに彼女が立っていて、驚いた。

どうでしょうか? 見違えるほど小説らしくなったのではないかと思います(大雑把な描写と、ただの「あらすじ」を、ほとんどそのまま併せただけなので、多少のぎこちなさはありますが)。これが、描写の役割です。

おわりに

本来であれば、まったく関係のない描写とストーリーを併せるのでなく、「その場面にふさわしい描写」というものを考えなければなりません。また、描写の精度を高める作業も必要です。ですが、「なるほど、描写とは、こういうことなんだ!」と、感覚は掴めるのではないかと思います。

「どうしても上手く小説にならないんだよなぁ……」という方は、ぜひお試しください。「短編しか書けません」という方も、描写ができていない可能性が高いです。純文学でも、一般文芸でも、描写はとても重要な要素ですからね。

(Photo by 著者)

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本記事は、2011年02月18日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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