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一本の小説(作品)が完成するまでのストーリーの練り方

2011年02月14日作成

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自分で小説を書く場合、いきなり本文を書き始めたりしないで、まずはアイディアメモをまとめたり、起承転結のプロット(あらすじ)を書いてみた方がいいと言う話を、皆さん、頻繁に聞かされているのではないかと思います。

しかし、これまで全く小説とかマンガとかを書いた事がない人でしたら、具体的にアイディアメモとかプロットと言うものがどのようなものなのかがピンとこないかもしれません。

そこで、シロウトのどヘタな作品を例に使って、たいへん恐縮なのですが、私の作品の完成前のメモやプロットをご紹介したいと思います。

どの程度、役に立つかは分かりませんが、見本にしてください。

最初のイメージ

魔術を使える謎の女学生が転校してきて、学園にはびこる不良や悪人たちをやっつける。

こんな話を書きたいと思いました。発想自体は、類似的なものがすでにさんざん書き尽くされています。だから、どう自分独特の味付けができるかが課題となってきます。

ここから、この最初のイメージの肉付けの作業が始まります。

プロットの移り変わり

まずは、こんな簡単なメモから始まります。登場させようと思っている主要キャラたちの相関図です。タイトルもまだ(仮)扱いです。

具体的な各シーンの内容を、冒頭から順番に書き並べた状態です。これがプロットと呼ばれる段階なのですが、まだ保留状態で、これらのシーンを絶対に完成品に組み込むと決まった訳ではありません。

ちなみに、タイトル部分に「映画」と書き加えられています。この段階で、この作品は、小説ではなく、映画用の脚本スタイルで書く事にしました。アクションものは文章よりも映像で見せた方が面白いだろうと判断したからです。

プロットをもとに、再度、相関図が書き直されます。最初の相関図よりも、だいぶ登場人物が増えているのが分かります。

もう一度、登場人物が整理され、ほぼ出演させるのが確定したキャラたちの具体的な解説付きの相関図です。

本作の敵キャラとなる「極悪四天王」中心の相関図も書かれています。ちょこちょこっと絶対に挿入したいセリフとかも書き込まれています。

気が向いたら、こんな風に登場キャラたちのイメージ画を描いたりもします。その事によって、各キャラのディテールがより膨らんだりもします。

もちろん、絵が描けない人はムリに描いたりしなくてもいいです。マンガ作品にするのでなければ、これらのイメージ画を自分以外の人間に披露する必要もありません。

これが最終段階のプロットです。各シーンが箇条書きで頭から順番に並べられています。シーンを追加する指示も書かれています。

「こんな粗雑なあらすじだけをベースにして本編が書けるのか?」と思われた人もいるかもしれませんが、各シーンの詳細は作者の頭の中でまとまってますので、あとは、このプロット通りの順番に書いていくだけで大丈夫なのです。

上記が最終的な完成品となります。(上記掲載のプロットをきちんと読んでみたい人向けに、巻末付録として「設定集」を追加しておきました)

おわりに

以上を見て、「一本の小説を書くのって、こんなに大変なのか!」と驚いた人もいるかもしれません。

しかし、白状しますと、私もいつも、こんなに細かくプロットを書いて、作品を作っている訳ではありません。むしろ、プロット無しでいきなり書く場合の方が多いのです。

裏話

実は、この作品「ゼカリヤ!」を書いた頃(20年ほど前)は、まだ私はパソコンを持っておらず、小説やシナリオなどは全て手書きでした。

シナリオと言うものは、小説以上に文字数に厳しい制限がありまして、例えば1時間ドラマを想定したシナリオを書くのでしたら、確実に400字詰め原稿用紙60枚前後の内容に収めなくてはいけません。

つまり、行き当たりばったりで本編を書き出そうものなら、あとで大幅な文字数修正をする事になるかもしれないのです。紙に手書きでしたから、書き直しは特に大変だったのであります。

可能な限り、書き直しや修正をしない為にも、最初の段階での綿密なプロット作りや文字数調整が必要だった訳です。

今は本当に良い時代になったと思います。パソコンで文章を書けば、あとでいくらでも簡単に修正や挿入が出来ます。文字数すらも、文書作成ソフトが勝手に数えてくれるのです。

まさに、誰もが気軽に小説やシナリオを書ける時代になったのだとも言えるでしょう。

本記事は、2011年02月14日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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