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庭の植物を元気に育てて安全に作業するコツ

庭に直接植えた植物は、室内で栽培する観葉植物に比べると失敗が少ないと言われています。

室内では、どうしても日照不足や、水遣り忘れで水分不足を引き起こしたり、かえって水のあげすぎで根腐れを誘発してしまうことがあります。

それに比べると、庭に植えた植物は、とても広い範囲に根を張ることが可能ですし、自然の雨の恵みを利用できて、根腐れの心配も少ないのです。

庭で植物を育てるさいのポイントは、「いかに元気に育てられれるか」と言えるでしょう。そのためには、適切な水遣りはもちろん、適切な肥料を与えたり、害虫対策を施したりすることになります。

今回ここで紹介するのは、庭全体を「元気に」育てる基本的なポイントです。

ポイント1 はさむ

庭木の剪定では、木を「切る」とは言いません。「切る」という表現は嫌います。そのかわりに「はさむ」と言います。

ついつい「切る」「そろそろ切らなくちゃ」と、自然に言ってしまいがちですが、庭を「元気に」育てるためにも、まずは言葉遣いから変えてみませんか。

剪定バサミで庭木の枝を「はさむ」のが剪定の基本です。

庭師は『切る』と言わずに『はさむ』と言います!

ポイント2 ひこばえ

ひこばえとは、木の根元から生えてくる新芽のことです。

ひこばえは、はさみましょう。なぜなら栄養分を、どんどん吸収してしまうからです。栄養たっぷりの土壌であっても、みるみるうちに吸い取られてしまいます。

ましてや庭という限られた土地では、ひこばえは、はさんで、しっかりと本体を育てることに専念するのがベストです。

もちろん、はさんだ「ひこばえ」を、挿し木や挿し芽にして、新しく育てるのは構いません。

 根元で、はさむ

ひこばえの「根元」で、はさみましょう。

場所によっては、剪定しづらいかと思います。大きかったり長く育ってしまっている場合もあります。

そんなときには、まずは、自分が作業しやすい「長さ」に、はさみます。その後、決して時間をあけることなく、すぐに、ひこばえの「根元」から、はさみましょう。

見た目にも美しく仕上がります。根元で、はさむと、病気の原因になる細菌に感染しにくくなります。

ひこばえは、はさみましょう!

ポイント3 虫対策

基本的な知識がなくても、まずは「黒い毛虫は要注意」と覚えておいてください。

チャドクガの毛虫は、体毛だけで手が傷みます。毛虫が歩いた葉っぱや枝に「毛」が付着していて、それに手が触れることで「毒」にやられてしまうからです。

新芽に虫が付きやすいのは、新芽が美味しいからです。しかし、虫は、弱っている木に寄ってくる性質もあります。

植物が元気すぎると、虫に侵されにくいのです。具体的に言うと、栄養不足で弱りかけている木の新芽に害虫が寄り付きます。

 栄養

庭の植物そのものを元気に育てることが、虫対策になります。元気に育てるには、栄養を与えることです。

「花」「実」「種」は、栄養を必要としていますから、美しい花が咲く木には栄養が必要です。肥料を与えることが、虫による被害を防ぐことにもなります。

ただし、肥料は「根に直接あてない」ことです。

固形肥料であれば地面に撒いて、じんわりと土中に栄養を染み渡らせます。

液体肥料は、木に樹皮や枝にはかけずに、幹から少し離れた場所の土の上にかけます。根が地表に出ていないことは確認しましょう。根が地表に出てしまっていたら、根に土を被せてあげましょう。

 風通し

葉っぱの密集は、虫の住み着きやすい環境になってしまいます。混み合ってきたら、ちょっとづづ葉っぱや枝を、はさんで、隙間を作ってあげましょう。隙間を作ってあげることで、風通しが良くなります。

風通しがよくなると、虫には住みづらいのです。

葉っぱや枝が混み合ってきたら、風通しよくしましょう!

おわりに

庭は、基本的に人が手をかけて環境を整える場所です。一見、自然なままの風情に見えたとしても、そこには、さまざまな配慮と手入れがなされているものです。

自然なままで育てるのは、山や公園にまかせましょう。自分の庭で育てる植物は、しっかりと元気に、安全に育てることが大切です。

害虫被害を最小限に抑えるための工夫は、安全な暮らしにも重要です。専門的な知識は、あわてずに、ゆっくりと学んでいけばいいことです。まずは、基本的でカンタンに実行できることから、しっかりと実行していきましょう。

庭の植物は、手入れをしたひとの努力に比例して、美しい姿で答えてくれますよ!

(Photo by 水風 島)

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