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デジカメ初心者のための露出講座:実践編

2013年10月29日更新

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はじめに

このレシピはデジカメ初心者のための露出講座:座学編の実践編です。実際でデジカメで撮る時のコツを中心にお伝えします。

おさらい

デジカメ初心者のための露出講座:座学編でも書きましたが、露出には以下3要素があるとお伝えしました。

  • 絞り
  • シャッタースピード
  • 感度

そして、それぞれには露出以外にも副作用があります

  • 絞り → ピント・ボケ
  • シャッタースピード → ブレ
  • 感度 → コントラスト・ノイズ

自分の撮りたい写真の特徴にあわせて、どの要素を優先させて露出を決めるべき、と先般のレシピでは結びました。
では、優先させる要素を決めたら、どのようにしてカメラに設定するかをこのレシピで説明します。

露出モード

カメラによっても異なりますが、デジタル一眼レフなどでは、大抵、ファインダー覗き穴の左肩に、モードダイヤルというものが付いています。

http://www.flickr.com/photos/lwr/13831684/

  • P
  • A
  • S(またはT)
  • M

というアルファベットはついてませんか?

コンパクトデジカメの場合は、設定メニューから入る必要がある機種もたくさんあります。各自説明書などで確認してください

これらはすべて露出を決定するために、どの要素を優先すべきかカメラに教えてやる機能です。それぞれのモードについて説明します

Pモード

Program(全自動)のPです。絞り、シャッタースピード、感度のすべてを全自動でカメラが判断し、決定します。どれも中庸な値になることが多いです。何も考えず、シャッターチャンスや構図を優先したい場合などに向いています。反面、無難な絵になりがちで、漫然とこれを使っているといつまでも初心者から抜け出せません。

Aモード

Aperture(絞り)のAです。Avと書いてある場合もあります。このモードの時に設定した絞り値を常に守り、それにあわせてシャッタースピードや感度を自動的にカメラが調節します。
背景をボカしたい時はF値を小さく(あるいは開放に)し、風景写真など画面全体にピントを合わせたい場合(パンフォーカスと言います)は、F8程度まで絞ってこのモードで撮ると良いでしょう。
ポートレイトやスナップなどに向いています。脱初心者の第一歩として、必ずマスターして欲しいモードです。

Tモード

Time(シャッターが開いている時間)のTです。Tvと書いてある場合もあります。このモードで設定したシャッタースピードを常に守り、それにあわせて絞りや感度を自動的にカメラが調節します。
鉄道やモータースポーツ、航空機など被写体のスピードが速い被写体や、望遠レンズを使う場合などに使用します。

望遠レンズは実際の見た目よりも大きく被写体を捉えるので、手ブレや被写体ブレの影響が大きくなります

一般的な撮影で使用することはありませんが、敢えて遅めのシャッタースピードに設定し、走っている人に合わせてカメラを振りながら撮る流し撮りという手法などもありますので、覚えていて損はありません。

Mモード

Manual(手動設定)のMです。絞りとシャッタースピード、感度のすべてを撮影者が任意で設定できます。当然、カメラの明るさ判断は効きませんので、慣れていない人は露出オーバーや露出アンダーを招きやすいです。
何のためにあるのかというと、夜景の長時間露光や、撮影スタジオなどにある大型の特殊なストロボを接続する場合に使います。通常の撮影ではまず使うことがないので、特に意識する必要はないでしょう。

フィルムカメラ時代からの慣例で、このモードにしても感度は自動に設定される場合があります。

感度優先はないの?

あります。PENTAXのK10D、K20D、K-7といったフラッグシップ機種には、Svというモードがあります。これは感度を撮影者が任意に設定し、絞りとシャッタースピードを自動で設定します。
この反対に、TAvというモードもあります。これは絞りとシャッタースピードを任意に設定し、感度の設定をカメラに任せるというものです。
個人的に許せる感度(ノイズの荒さ)の上限がある人などは、Svが便利でしょう。TAvは鉄道やモータースポーツ、航空機を撮る人には便利です。
ところが、これらPENTAXの一部機種にしか搭載されていないので、これらの露出モードはあまり一般的ではないようです。便利といえば便利なのですが、使えるシチュエーションが限られているので、あえて搭載するメリットは小さいのでしょうか。

最後に

カメラや写真といったものは奥が深く、露出以外にも様々な要素があります。でも、必ずひとつの設定(値)には背反する要素がある、ということも覚えておくといいでしょう。何かを優先させれば、何かデメリットがあるのです。自分が写真で表現したい要素をあらかじめ思い描き、それを得るためにどの機能を最優先すべきか。それが出来ると、カメラの扱いが飛躍的に上達するはずです。

この記事で使われている画像一覧

  • 20100424074524

本記事は、2013年10月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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