就職試験で小論文を採用する企業が増えてきています。就職試験の小論文は、大学のそれとは基本的に目的が異なっています。ですから、当然、その書き方も変わってきます。
しかし、就職試験で要求されている小論文は、求められていることがはっきりしていますので、書き方を研究して練習するようになると、むしろ、大学での小論文よりも簡単に感じるかもしれません。
さて、ここでは、就職試験で要求される小論文の書き方をご紹介したいと思います。一読され、何度も練習されることをお勧めします。練習の際は、実際の試験時間と同じ時間を計り、文字数を設定して書くようにし、本番に備えましょう。
就職試験の小論文を書くコツ
就職試験の小論文で求められていること
はじめに、就職活動で必要なのは、その人のやる気や人柄を相手にアピールすることです。企業側が小論文を課したい理由は、小論文を書かせることによって、その人の誠実さや物を考える姿勢を図りたいからです。
つまり、「どんなテーマで書くか」ということよりも、そのテーマについて「どんな考え方をしているのか」が重要なのです。
ですから、小論文を書く際は、気負いすぎて書くのではなく、素直に、日頃考えていることを少しだけ熱意を込めて表現するのがいいわけです。
あまり、熱意を伝えすぎるのもいけません。やりすぎると、わざとらしくなってしまったり、感情が入りすぎてしまったりすることから、少しおかしな文章になることもあるからです。
就職試験の小論文の悪い例
少しは、就職試験の小論文について分かって頂けたでしょうか。ここでは、少し悪い例をご紹介しましょう。時に、緊張して以下のような小論文を書いてしまいがちですので、気をつけましょう。
- 感情的な文章になりすぎてしまう(持論を強く主張しすぎる)
- テーマから外れて話を展開してしまう(書き始めと終わりの部分の主張が食い違う)
- 自分の意見が入っていない(課題文の繰り返し)
いずれも、誰にでもありがちな例です。気をつけましょう。
就職試験の小論文の良い例
さて、では、どんな小論文が合格なのでしょうか。
- 説得力がある(相手を説得できるような理論を展開)
- 自分自身の主張がはっきりと書かれている
- 課題文の意味をきちんと理解し、それに対して答えている
書き方
では、具体的に書き方を見てみましょう。ステップがあります。
- まず、どのような方向性で書くのかを決める(賛成か反対か、問題点や課題など)
- テーマや課題についての情報、自分の考えをメモしていく(箇条書き)
- 次に、そのメモに基づいて小論文で展開する順番を決める(組み立て)
- 実際に書いてみる
頻出の出題傾向
出題傾向としてよく見られるのは、ニュースなどで問題になっている社会的なことが多いようです。
例えば、こんな内容です。
- 教育について
- 医療や社会福祉問題
- 少子高齢化問題
- 社会格差について
など。
おわりに
参考になりましたか。就職試験ですから、その人の熱意や人柄が分かるような個性的な書き方をしたいですね。練習あるのみです!
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