はじめに
色々な理由で「転職」を考える人が増えてきています。しかし、転職すると決めたはいいけれど、その後の人生に大きな差が出るケースも多いのが事実です。
そこで、転職するにあたって「これだけは覚えておかなければいけない!」ということを押さえておきましょう。
誰も失敗したいと思っている人はいません。そのために、成功する転職方法を身に着けてください。
退職前に知っておきたいこと
自己退職と解雇では大きく違う!
転職を考えたはいいけれど、転職先が決まらないうちに退職をする人がいます。しかし、これは大きな間違いです。解雇の場合は、会社都合となるため、手続きをすれば1か月目から支給されます。
しかし、転職を目的に退職するということは、ほとんどの方が自己都合での退職になります。その際、失業保険の受取りは退職後すぐに手続きをしても、3か月後からとなります。
また、退職金にしても自己都合の場合は会社にもよりますが、満額はもらえませんので、転職先を決めてから退職するようにしましょう。
年金、健康保険はどうする!
起業に勤めている間は、厚生年金や健康保険組合などに加入しています。
しかし、退職後から転職するまでの間に時間がある場合、退職元・転職先どちらの社員でもなくなります。その場合、年金は国民年金へ、健康保険は国民健康保険へ役所で変更手続きが必要になります。
ただし、任意継続(退職後2年間)を行うこともできますので、退職前にその点については確認しておくことをお勧めします。
隣の芝生は青く見える
転職を考えると、今の会社と比較していい所しか見えなくなってしまうことが良くあります。中には、とても簡単な仕事のように説明をされ、その気になって入ったはいいけれど・・・
実際には、仕事内容が全く違ったり、最初は良かったけれど、半年・1年で違う部署に転勤されるなどということもあります。
そういうことも踏まえ、色々なところから情報を収集することを心がけ、自分の情報網を広く持っておかなければなりません。
おわりに
終身雇用が崩壊し、転職も一つの選択肢となった現在ですが、安易に転職をすることで、今までよりも悪い状況になることもないとは言い切れません。
良いと思っている「思い込み」は、転職をしようとする物へ悪魔のようにやってきて、周りを見えなくさせてしまいます。焦らず、じっくりと将来を見つめ、先を急ぎすぎないように一歩一歩歩んで行っていただきたいと思います。