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小説から「カワイイ女の子」を学ぼう

2010年12月27日作成

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はじめに

武者小路実篤と言う昔の日本人の文豪が書いた小説に「愛と死」と言う作品があって、私感なのですが、この小説に出てくる夏子と言うヒロインが、とにかくカワイイです。

小説ですから、夏子の描写は全て文章ですし、今どきのライトノベルみたいに可愛い登場人物イラストが一緒に添えられている訳でもありません。

それでも、この小説では、夏子の事がとてもカワイく、愛らしく描かれているのです。

こんな夏子がカワイイのかも?

夏子は行動的

「愛と死」の主人公の男性、村岡(のちの夏子の恋人)は、最初、夏子の事を美人だとは思っていても、あまり意識していませんでした。

二人が接近するきっかけは、夏子の方から作りました。ある催しの席で村岡が困っていた時、夏子が飛び入りで助けてくれたのです。しかも、宙返りなんてオテンバな秘密の特技を披露してくれます。

助けてもらえただけでも、男性はその女性に好感を抱くものですが、そこにオテンバ(子供っぽい)な要素が加わっているものだから、ついカワイくも感じてしまうのでありましょう。

夏子は従順

その後、村岡と夏子の二人は次第に仲良くなってゆくのですが、次の急接近のきっかけは村岡の方が作ります。

夏子の宙返りが頭に焼き付いた村岡は、ある集会の余興の一つとして、夏子に宙返りを見せてくれないかとお願いするのです。

普通なら、そんな依頼はそっけなく断ってしまいそうなものですが、夏子はあっさり引き受けてくれます。それも、かなり楽しそうな感じにです。

以後の夏子は、村岡の要求に対しては、いつも、こんな感じなのであります。可笑しそうに、何を言われても快く了解してくれます。

男性は、自分に対して、従順な態度をとってくれる女性を好みます。いかにも従ってる(服従している)という雰囲気ではなく、対等の姿勢は崩さずに、言う事を聞いてくれるあたりが、むしろカワイらしく見えるのかもしれません。

夏子は謙虚で正直

物語は、さらに続きます。

村岡の目論見どおり、集会の余興として、夏子は寸劇を披露する事になるのですが、なかなか好評だったにも関わらず、その後、夏子は自分のヘタな芝居で(紹介者の)村岡の顔をつぶしたのではないか、とベソ混じりの謝罪の手紙を村岡へ送ります。

余興のあとに自分のもとに顔を出してくれなかった夏子に対して、村岡は少し不機嫌になっていた矢先でしたが、この手紙をもらった事で気持ちが一変してしまいます。

余興のあとにすぐ会えなかった事の誤解もとけ、こうして二人は本格的な恋人同士にと進展してゆくのです。

このシーンでは、夏子の謙虚さがほほえましいです。それを好きな男性(村岡)に対して、素直に伝えてしまう正直さが何ともカワイらしいのであります。

おわりに

夏子と言うヒロインは、あらゆる場面において愛らしく見えるのですが、しかし、根底で「主人公(村岡)と両思い」と言う要素がある事を忘れてはいけません。

女性は好きな人の前ではカワイく振る舞いたくなっちゃうものだし、男性は好きな人の事は何でもカワイく見えてしまうものなのです。

そして、この「愛と死」と言う小説は、村岡の独白スタイル(一人称)で書かれており、読者と言うのは語り手(一人称)の人物に感情移入しやすいものなのでありました。

本記事は、2010年12月27日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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