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「日本アニメの奇才」押井守を楽しむ方法

2010年12月20日作成

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目次

はじめに

日本のアニメ界が誇る才能の一人に押井守が居ます。『うる星やつら』『機動警察パトレイバー』『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』など多数のアニメ作品を手がけ、『アヴァロン』などの実写作品も手がけています。

『攻殻機動隊 Ghost in th Shell』では、アメリカ・ビルボード誌のビデオ週間売上げ1位を記録するなど海外でも評価されている日本人アニメ監督の一人です。

本稿では、難解とされることも多い押井作品を読み解く方法を少しだけ紹介します。

引用

押井作品ではしばしば引用が登場します。引用元が文学や社会科学の古典から自己の過去作品に至るまで、様々なものから引用されます。
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その最たるものが2004年に発表されたイノセンスです。全編にわたって引用が用いられます。

引用元を知らなくても楽しめる

難解な古典などからも引用が行われるため、何言ってるのかよくわからないと感じる方もいらっしゃいますが、その台詞自体がわからなくても意外と見ることができます。

なんとなく意味がわかればokです。

しかし、引用元がわかっていればより楽しめるのは間違いありません。たとえばこの作品は冒頭に示されている通りリラダンの『未来のイヴ』という作品に非常に強い影響を受けており、それを知っていると更に作品を楽しめます。

繰り返し

押井作品では同じような場面が何度か出てくる繰り返しもキーとして時々使われます。

たとえば、『うる星やつら』の劇場版第二作『ビューティフルドリーマー』でも繰り返しは重要な…と書きそうになりましたが、物語の確信に触れるのでこれ以上は書かないことにします。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]

他にも前述の『イノセンス』でも繰り返しが重要なポイントになっています。似たような場面が出てきたら、注意して見てみましょう。

押井監督は続編で「本気を出す」

押井監督は原作がある作品の映像化を多く手がけており、第一作が好評だと続編が作られます。以下の作品群がそうです。

  • 『うる星やつら』劇場版: 『オンリーユー』 → 続編『ビューティフルドリーマー』
  • 『機動警察パトレイバー』: 『機動警察パトレイバー the Movie』 → 続編『機動警察パトレイバー2 the Movie 』
  • 『攻殻機動隊』: 『攻殻機動隊 Ghost in the Shell』 →続編『イノセンス』

いずれも続編の方がより「押井監督らしい」作風になっているとよく言われます。一作目は原作の雰囲気を残していることが多いのですが、続編では押井色が前面に出てくることが多いのです。

たとえば、『パトレイバー』の劇場版二作目では、本作のタイトルでもある人型ロボット「レイバー」が活躍するのは終盤だけです。活躍する場面以外では単に「やられメカ」の一つにしか見えないような演出になっています。

これは「人型のメカは効率が悪く戦闘ヘリのようにはじめから戦闘用に造形されたものには勝てない」という、軍事に造詣の深い押井監督一流の演出なのです。

「続編」の方のタイトルの方が好きになってきた時、あなたはすっかり「押井ファン」になっているのかもしれません…。

さいごに

日本アニメを語るときに触れずにはおかれない押井守監督作品の楽しみ方について紹介しました。

押井監督の作品は複数回見ることによってやっと意味がわかる部分があるような情報密度の深い作品が多いです。引用もとの文献をちょっと調べたりして複数回見るとより楽しむことができます。

ぜひ一度挑戦してみてください。

本記事は、2010年12月20日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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