旅行の荷物を減らして身軽に楽しみたい!と思ったことはありませんか?ネットで検索すればアドバイスは様々あるものの、旅行者によって旅のスタイルは異なりますし、一体何をすれば?と迷ってしまいがち。
筆者は年に数回程度外泊することがあるのですが、かつてはたった2泊3日の国内旅行なのに、海外旅行ばりの大きなスーツケースを必死で運んでいたこともありました。
旅行の荷物が身軽になったのはごく最近、しかもたった2つのことを意識しただけで格段に改善されたのです。そんな2つのポイントをご紹介していきます。
1:荷造りはバッグ選びから
サイズ選びが大事!
荷造りの基本中の基本といえば、やはりまずは荷物を収納するバッグ選びから始まります。旅行者によってリュック派もいればキャリーケース派もいますし、それぞれ長所短所あるでしょう。
ちなみに筆者はリュック派で、最近も買い換えたばかりなのですが、移動がしやすい、両手が空く、また背負うものなので自然に重い物を持参しなくなる、といったメリットがあります。
もちろん、自分はキャリーケースのほうがいい!という旅行者はそちらで良いのですが、ここで選ぶポイントはサイズです。
旅行の日数にもよりますが、まずは機内持ち込み可能なサイズのバッグを用意してみましょう。目標は、荷物を機内持ち込みだけで済ませることです。
機内持ち込み可能な荷物のサイズ
機内持ち込み可能な荷物のサイズは次の3つ条件を満たすものです。
- 幅×奥行き×高さの3辺が合計115cm以内(座席数が100席未満の場合は100cm以内)
- 3辺が55×40×25cm以内(座席数が100席未満の場合は45×35×20cm以内)
- 総重量が10kg以内
大きなキャリーを用意してしまうのは荷物を無駄に増やす元となります。はじめから荷物の容量を制限することが、旅を身軽にする第一歩です。
とはいえ、本当に機内持ち込みサイズだけで大丈夫なのか?と思われるかもしれません。1泊だけならともかく、2泊3泊、あるいは1週間以上ともなれば……。ちょっと無理じゃないかって思いますよね。
筆者が現在使用しているリュックは45×30×13cmの約18Lサイズで、余裕で機内に持ち込めるサイズですが、実際に夏期の国内旅行で3泊4日分の荷物が十分に収まりました。冬期でも国内なら1週間分はいけるのではないかと思われます。
機内持ち込みサイズにするメリット
荷物を機内持ち込み分だけで済ませることには次のようなメリットもあります。
- 搭乗手続きの簡略化
- 荷物紛失(ロストバゲージ)の防止
- 手荷物受取の手間が省けるので到着後すぐ目的地へ向かえる
- 受託手荷物手数料を取られない(LCCは手荷物を預けると手数料がかかる)
2:洗面用品ポーチ1つで荷造りが楽になる
旅行用のポーチを作っておく
次に用意しておきたいのが、洗面用品用のポーチです。
筆者は地元のドラッグストアで半透明のビニールポーチを購入したのですが、それ以来旅行の荷造りが格段に早くなりました。ポイントは、洗面用品は旅行専用に取り分けておくことです。
シャンプーやリンス、ボディーソープなどはトラベルサイズのものが売られていますし、また普段使っているシャンプーを小さなボトルなどに詰め替えたり、試供品を活用することもできます。
それらにボディータオルやくし、女性であればクレンジングや化粧水など、一式揃えておきましょう。足りないものは随時補充します。
こうすれば次の旅行のときにポーチを丸々入れるだけで洗面用品の準備が済みますし、旅行だけでなく例えば日帰りで温泉へ行くときもポーチ一式持っていけば良いわけです。
国際便では注意が必要!
注意したいのは国際線を利用する場合です。国際線では、機内に液体を持ち込む場合次のような制限があります。
- 各液体が100ml以下の容器に入っていること(中身が少量でも容器が100ml以上入るものはダメ)
- 容量1リットル以下の再封可能な透明プラスチック袋に入れてあること
- 袋は1人1つだけ
液体ってどこまでが液体なのか?という疑問もあると思いますが、例えばマスカラや歯磨きのチューブ、さらにはプリンなども液体扱いとなります。
容量1リットル以下の透明プラスチック袋ですが、縦×横が20×20cmでマチが付いていないものが目安。機内持ち込み対応の専用ポーチも販売されていますが、規定サイズ内のジップロックなどを活用することもできます。
まとめ:バッグと洗面用品ポーチから準備を始めよう
旅行の荷物を身軽にする方法は他にもたくさんありますが、筆者はまずこの2つのステップで一気に荷物を減らすことができました。まずはバッグと洗面用品ポーチから、自分の旅の相棒を見つけましょう。
大事なことは、小さめのバッグを用意すること。最終目標は飛行機の機内に持ち込めるようにすることです。これを意識すれば、衣類やほかの持ち物もできるだけ身軽にするよう取り組むことができます。
飛行機だけでなく、例えばバスや新幹線、さらにはマイカーでの旅行であっても意識してみましょう。荷物が少なくなれば、旅行先での忘れ物も少なくなるはずですよ。
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