生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

Icon hobby趣味・娯楽

  1.  
  2.  
  3.  
  4.  
  5.  
  6. ウソを見抜いて勝ち抜け!カードゲーム「ごきぶりポーカー」~嫌われ者の動物の押し付け合い~

ウソを見抜いて勝ち抜け!カードゲーム「ごきぶりポーカー」~嫌われ者の動物の押し付け合い~

2016年12月20日作成

 views

お気に入り

相手の言っていることはウソ?ホント?

そんな絶妙な心理戦を楽しめるのが「ごきぶりポーカー」というカードゲームです。

名前がちょっと強烈ですが、ルールはシンプルで、小学生はもちろん大人同士でも楽しめるゲームです。かの芸能人の伊集院光もハマったゲームだとか。

今回は、アナログゲームサークル「希望の船」のゆうめい氏に協力いただき、基本ルールと実際のプレイを交えながら「ごきぶりポーカー」の遊び方をご紹介します。

※以下、アナログゲーム紹介サイト「希望の船」の転載・編集記事です。

使うカード

箱です。カードゲームなので、結構コンパクトです。

カードです。「嫌われ者」は全部で8種。

上段左から

  • ゴキブリ
  • ネズミ
  • カメムシ
  • ハエ

下段左から

  • コウモリ
  • サソリ
  • カエル
  • クモ

です。

皆いかにも「嫌われ者」という表情をしているのに、どことなく可愛いですよね。

ゲームの特徴

嫌われ者の動物の押し付け合いです。ウソとホントを駆使した心理戦になります。判断に自信がなければ、他の人に判断を委ねることもできます。

(特に多人数プレイでは)誰かを陥れる為に暗黙の協力プレイがなされる事もしばしばあるので、
そうした場の雰囲気を読む事もテクニックのひとつとなります。

ゲームの勝敗

  • 誰かが同じ生き物のカードを4枚押し付けられる
  • 誰かが8種の動物を押し付けられる
  • 誰かの手札がなくなる。

この時点でその人の敗北となり、ゲームが終了します。

なので、リーチがかかった(同種のカードの3枚目を押し付けられた)プレイヤーは、どうしても狙われ易くなりますが、相手の狙いを察知してピンチを切り抜けるのも、このゲームの醍醐味だったりします。

基本ルール(3人〜)

カードを配ろう

64枚のカードを伏せた状態でそれぞれのプレイヤーに配布します。配られたカードは他の人に見えないようにし、手札をチェックします。まずはスタートプレイヤーを決めましょう。

カードを他人に押し付ける

  • 1:プレイヤーは自分の番が来たら、手札から1枚カードを選びます。
  • 2:カードを伏せた状態で、他のプレイヤーにカードを差し出します。
  • 3:その時に、カードに書かれた生物の名前を宣言します(内容はウソでもホントでもかまいません)

カードを受け取った人は、2つの選択ができます。

選択1:受け取った人が「ウソ」か「ホント」かを宣言する

そのカードの内容が「ウソ」か「ホント」かを予測して宣言します。そして、その真偽をカードをひっくり返して確認しましょう。

「ウソ」と宣言してカード内容がウソだった場合、もしくは「ホント」と宣言してカード内容が本当だった場合、カードの持ち主に戻され、表にした状態で持ち主の手前に置きます。

逆に、宣言内容とカードの真相が間違っていた場合は、カードを渡された人が受け取って表にして手前に置きます。

宣言が「ウソ」か「ホント」か見破って、嫌われ者の生き物を押しつけ合うゲームなのです。

選択2:判断を他のプレイヤーに委ねる

カードの内容を確認した後に他のプレイヤーを指名して、もらったカードの生き物を宣言することができます。この時、前のプレイヤーの宣言と同じでも良いし、違っていてもOK。

指名されたプレイヤーが真偽を当てたら、指名した側がカードを引き取り、外したら指名された人がカードをもらわないといけません。

カードの内容を知らない人であれば、この後も続けて他のプレイヤーに判断を委ね続けることができます。自分以外の人すべてのプレイヤーが内容を知っている場合は、この選択はできません。

誰かがカードを手元に置いたら、次はそのプレイヤーからスタートです。同じようにプレイを繰り返していきましょう。

リプレイと解説

それでは、実際にプレイしてみます。

ここでは、私(ゆうめい)と、もり氏、LINX氏による3人プレイを紹介します。

早い段階で1人がピンチを迎えて、集中砲火をあびる展開もありますが、序盤は様子見と言う感じで、穏やかに進む事が多いようです。

同種のカードの2枚目をつけられるプレイヤーが出てきた辺りからが中盤戦で、いよいよ本格的な心理戦が始まります。

手前が、私(ゆうめい)です。

中盤の入り口で、既に2枚目の「嫌われ者」が4つもくっついて、結構ピンチです。この後も、じわじわとカードをつけられて、どんどん追い詰められるゆうめい…。

スタートプレイヤーが自分の手番にできることは1つだけ。

自分の手札のカードを1枚、任意のプレイヤーの前に裏向きに出して、「これは○○です」と言いますホントの事を言っても、ウソをついても構いません。

LINX氏がもり氏に対してカードを出して、

「これはカエルじゃ。」

と言います。態度で読もうと、LINX氏の顔を覗き込むもり氏。

「むー、表情が読めん…。」

カードを出されたプレイヤーには、(3人以上のプレイでは)3つの選択肢があります。

  • 1:相手の言ってる事がホントだと思ったら、「ホント」と宣言する。
  • 2:相手の言ってる事がウソだと思ったら、「ウソ」と宣言する。

まずは、この2つ。

※2人プレイでは、カードを出されたプレイヤーの選択肢はこの2つだけです。

1または2の宣言が当たれば、カードを出したプレイヤー(当てられたプレイヤー)にそのカードが付きます。

外れたら、カードを出されたプレイヤー(外したプレイヤー)にそのカードが付きます。

カードを押し付けられたプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなって、ゲームは続きます。

手札がなくなるか、同種のカードを4枚押し付けらるか、8種類のカードを押し付けられたプレイヤーの負けで、誰かが負けたらゲーム終了です。

もり氏「むーん、わかった。貴様はウソをついているっ!」

LINX氏がカードを表に向けます。

LINX氏「ホントにカエルじゃ!むやみに人を疑うものではないのお…。」

もり氏「しまった~!!」

これで、もり氏の所に、カエルのカードが押し付けられました。もり氏が次のスタートプレイヤーとなって、カードをゆうめいの前に出します。

「これもカエルだよ。」

ううう、ホントかウソか当てられる自信がない…。

こんな時は、第3の選択肢として、判断を他のプレイヤーに「委ねる」事ができます。「委ねる」事に決めたプレイヤーは、カードの中身をこっそり見てから、まだカードの内容を知らないプレイヤーの前に裏向きに出します。

この時、カードの内容を言い換えても構いません。(「カエル」と言って出されたカードを「実はハエだった」と言って出しても構わないと言う事です)

この「委ねる」は、特定のプレイヤーを攻撃したい時に、(直接そのプレイヤーにカードを出すと読まれやすいので)狙いをカムフラージュする目的で、暗黙の協力プレイとして利用される事も良くあります。

皆が空気を読んで狙いが見事に成功すると、場に連帯感が生まれたりします。

さて、「委ねる」を選択することにした、ゆうめい。

カードの中身をこっそり見てから、そのカードをLINX氏の前に出し、

「ホントにカエルだった。」

と宣言しました。

今回は3人プレイなので、LINX氏はここで当てるしかないですが、多人数プレイでは、カードの内容を知らないプレイヤーがいる限り、次々と他のプレイヤーに委ねて行く事も可能です。

プレイヤーの間をカードがぐるぐる回る事も珍しくありません。

''LINX氏「カエルというのはウソでしょう?」
ゆうめい「ば、ばれたか…(泣)」''

カードの正体はクモでした。こうして、4枚目のクモを押し付けられたゆうめいの負けで、ゲームは終了です。

レビュー

全く個人的な見解で申し訳ないのですが、そもそも論として、私は「1人の敗者を作る事を目指すルールのゲーム」が基本的にあまり好きではありません。

「優勝(1人の勝者になること)を目指す」ゲームと違って、「1人の敗者を作る事を目指す」システムのゲームでは、当然ながら、プレイの基本的な目標が「勝利する事」でなく「最下位にならない事」になってしまいます。

私はそれだとイマイチ熱くなれない方なんです…。

また、「優勝を目指す」ゲームにおいて、ゲームの目的(優勝)を達成する為に最善を尽くす過程で自分が勝つために他者と協力したり上位者を妨害したりするのは、違和感なく熱くなれるのですが、「1人の敗者を作る事を目指す」システムのゲームでゲームの目的を達成しようとすると、
不利な状況のプレイヤーをを陥れるために他者と協力するプレイになってしまいがちで、個人的にはそういう所も、どうも肌に合わないと感じているのですが…。

この「ごきぶりポーカー」は、まさにその「一人の敗者を作る事を目指すルールのゲーム」なのにもかかわらず、自分としてはかなり例外的に、非常に楽しんでプレイする事ができました。

カードデザインがとにかく良い

何が良かったのかと言われれば、テーマとカードデザインが秀逸な点だと思います。

テーマが、「嫌われ者の動物の押し付け合い」という事で、カードを他人に押し付けるプレイも違和感がないですし、「金儲け」とか「裏切り」とかのテーマより、ギスギスしにくい気がします。

カードには嫌われ者の動物が描かれているのですが、「嫌われ者」のイラストが妙に可愛くて、集まって来ても嫌な気持ちになりません。

むしろ、カードが自分の所に集まると楽しくなってくるのは私だけでしょうか?

カード1枚1枚のイラストの絵が、全部微妙に違っているのも芸の細かい所で、ついつい集めたくなってしまいますね。

負けても楽しい。パーティーゲームとして優秀

「1人の敗者を作る事を目指すルールのゲーム」では、「勝つ喜び」があまりないので、「負ける楽しみ」を演出する事が非常に重要な要素なんだなあと思いました。

価格も比較的安いですし、ルールが簡単で場が盛り上がる上、様々な人数に対応できるので、パーティーゲームとしては非常に優秀だと思います。

私は参加していなかったのですが、6人プレイで、全員が真剣勝負で長考を繰り返しながらプレイした為、決着がつくのに2時間くらいかかった上に、終った後全員がヘトヘトになっているのを目撃したことがあるのですが、正直言って、そういう風にプレイするゲームではないなと思いました。

攻略のヒント

1:笑顔でプレイすべし

1プレイ毎に笑い(時には爆笑)が起こるような、楽しい雰囲気で遊べるようにデザインされているゲームだと思います。

勝ち負けにあまりこだわらず、心理戦を楽しむ気持ちでプレイするのが良いでしょう。不利になってくると集中砲火を食らいがちですが、そういう状況すらも笑って楽しみましょう。

2:ピンチをしのぐ為に

例えばゴキブリを3枚押し付けられた状態で、「ゴキブリ」と言ってカードを出された時、「ウソ」と言って外すと負けになってしまう為、原則として「委ねる」か「ホント」と言う方が無難です。
(「委ねる」プレイも次の相手に当てられる危険を伴いますから、「ホント」と言うのが一応最も安全です)

同様に、「ゴキブリ」以外の動物を言われてカードを出された時に「ホント」と言うのも、それがゴキブリなら負けてしまうリスクを伴う為、安全を考えれば「ウソ」と言っておくが無難です。

とはいえ、当然ながら、相手もそれを狙って他の動物を押し付けようとして来ますので、安全を追っているうちにどんどんカードを押し付けられて、2種類以上の動物でリーチがかかってしまうと、
いよいよしのぎ切るのが難しくなってしまいます。

ピンチを広げすぎない為には、なるべく相手の意図を読んで、時にはリスクを伴う対応をする必要もあるでしょう。

(多人数プレイで)場をぐるぐる回ったカードが最後にピンチのプレイヤーの前に来た時などは、「暗黙の協力プレイ」がなされている可能性が大なので、ピンチのプレイヤーにとっては正念場です。

更なるヒントは「希望の船」で公開されています。気になる方はこちらもチェックしてみてください。

情報提供元

アナログゲーム紹介サイト「希望の船」

※本記事はアナログゲーム紹介サイト「希望の船」運営者ゆうめい氏の協力の元、転載・編集したものです。

元記事はこちら

(image by 希望の船,nanapi編集部)

この記事で使われている画像一覧

  • 0ad16002 a0a1 491a 8f3d 608595ad1f97
  • 0047d647 01c2 451c a933 4d72912dbb6d
  • C3dc28a2 59ec 47e0 9f8c 82ddaf837d23
  • 8e14feab 900d 44c8 b73c d07b7c4ca0b7
  • 128528d5 c71a 4e13 802e 88bb69eccc1d
  • Bda25099 6d69 4226 8676 0ef552ec54da
  • 3d4830f5 17ae 4f05 9abf fa61bbb61787
  • 9ff47b7b 867c 45c6 b6ef 13405e6e9737
  • 92d19fbc 1522 45fa a7a0 15b4bd7ea674

本記事は、2016年12月20日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

編集部ピックアップ

期間限定のPRコンテンツをチェック!

もっと見る