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ベランダ菜園の害虫駆除方法、熱湯で土壌消毒

2016年04月22日作成

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筆者は、自宅屋上とベランダに置いたプランターで野菜、果実、豆など食べられるものを栽培して楽しんでいます。せっかく自分で作って食べるのだから、化学肥料や農薬を使わないようにしています。肥料は、生ゴミを発酵させて作る生ゴミ堆肥と液肥です。
しかし、虫害、病害は容赦なく、作物を痛めつけることも……。生ゴミ堆肥を使うこともあって、土中に産み付けられた甲虫の卵から幼虫が生まれ、作物の根を食べて枯らしてしまいます。

害虫防除対策あれこれ

虫害を防除する対策として考えたこと

1.土を掘り返して見つけてつぶして殺す:一番単純な方法ですが、すべてつまみ出すことは出来ません。見過ごすこともあり、掘り返したとき、大きくなった虫は見つかっても小さい虫は見逃し、それが後から大きく育って加害するようになります。

2.水攻め:プランターを水槽に沈め、害虫を窒息させます。これは、大きな水槽を用意するのが大変。土壌の養分が水に溶け出してしまうデメリットも考えられるので、不採用。

3.土を中華鍋などに入れてガスの火で焼く:殺虫、殺菌効果が期待されるが、せいぜい小さな植木鉢程度が限界。プランターでは、土の量が多くて無理そうです。

4.プランターの土に熱湯を注いで消毒:最後に行き着いたのが、この方法です。

熱湯消毒のやり方

方法は、極めて単純です。やかんで湯を沸かし、その熱湯をまんべんなく土に注ぐだけ。

大きなプランターの場合は、大きいやかんを使い、かける位置が重複しないように何度もかければ大きくても可能です。

注意すること

  • かける量は、プランターの底から少し湯が流れ出す程度にする。養分も流出するが、大したことはない。
  • まんべんなく消毒出来るように、耕してからかける。
  • 自家製の堆肥は、一緒に消毒出来るように、先に施用してから湯をかける。買ってきた消毒済み堆肥や鶏糞は、土壌の消毒をしてから施用する。
  • やけどしないように十分注意する。

効果

消毒して、あとから掘り返してみると、弱ってはいますが、幼虫がまだ生きている場合もあります。害虫だけでなく、土壌病害や連作障害にも効果があるようです。

反面、完全な殺菌にはならず、処理をした土に大豆など豆類を植えると、根粒菌がついていることが確認できます。有害な微生物も有用な微生物を全滅させることにはなりません。

しかし、土壌の環境が変わることで、連作しても連作の影響は軽減されるようです。雑草防除の効果もあります。雑草の種や株が生き残って、生えてくることもありますが、何もしないより、ずっと少なくなります。除草剤を使う必要はありません。

要するに、この方法は、効果が完全でないことで環境に優しいやり方なのです。

実際の農業では?

ハウス栽培など実際の農業では、一般にクロルピクリンなどの薬剤を使ってガスを土中に拡散させて消毒をします。このガスは、有害菌も有用菌も殺してしまうので、たまたま生き残った有害菌が、競争相手が無くなった環境で大暴れということもあります。

(image by amanaimages)
(image by 筆者)

この記事で使われている画像一覧

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本記事は、2016年04月22日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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