初詣、参拝の時に楽しみの一つなのが「おみくじ」ではないでしょうか。
でも、実は、吉と小吉はどちらがよいのか悩んだりしたことはありませんか?今回は、「おみくじ」の基本をご紹介します。
おみくじの起源にまつわるあれこれ
天智天皇
日本書紀によると、天智天皇が、まだ皇太子の頃、部下が反逆者であるかどうかを「ひねりぶみ」といって、何枚かの紙に文字を書いて折りひねり、この1つを選んでくじ占いをして判断した。
元三大師
天台宗延暦寺の良源が延暦12年(912年)に人間の運勢、吉凶を五言四句の漢詩百首で作ったものが始まりといい、「元三大師みくじ」と呼ばれている。
明智光秀
明智光秀が本能寺の変の前日、愛宕山でおみくじを引いて勝運を占った。
おみくじの正式な引き方
手を洗い、口をすすいで三拝してから、心を正し、気になることを具体的に思い浮かべながら引く。
おみくじの有効期限
祈願した日から、願い事が成就するまで。凶が出ても、なるべく早くの願い事を成就させ、自分でその有効期間を短くすればOK。
おみくじを引いた後はどうする?
吉凶にかかわらず、持ち帰ってもいいのだが、凶札が出た場合は、「凶を寺社にとどめて良い運勢が結実するように」と木の枝に心を込めて結ぶとよいとされている。
吉凶の割合について
お正月には「大吉が増える」なんていううわさもありますが、基本的には、大吉16%、吉35%、半吉12%、末小吉1%、末吉6%、凶30%だとされているそうです。
小吉と末吉、どちらが運勢がいい?
運勢がよい順に並べると、大吉、中吉、小吉、吉、半吉、末吉、末小吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶。
おみくじは「きちんと」引くもの
おみくじは心を正して、きちんとした引き方をしないとあまり意味がないとも言われています。おみくじを引く機会があったら、上記の引き方を試してみてください。
今回は、初詣や寺社参拝の時の楽しみの一つ「おみくじ」について、ご紹介しました。