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現役CAが教える、飛行機の旅行で失敗しないスーツケースの選び方

旅行に欠かせないスーツケース。ハードタイプとソフトタイプどちらが良いのか、機内持ち込み用にはどんなタイプが適しているのかなど、初めてスーツケースを買うときは悩んでしまいますよね。「適当に選んだらすぐ壊れて修理することになった」「大きすぎて超過料金がかかってしまった」なんて話も良く聞きます。そこで今回は世界を飛び回る現役CAの方に、旅行シーンや目的に合ったスーツケースを伺いました。スーツケース選びの参考にいかがですか?

2015年10月29日作成

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スーツケース選び、案外難しいですよね。「大は小を兼ねる」と大きいサイズを買ったは良いけれど、荷物を詰め込みすぎた結果、重さが規定を超えてしまった。あるいは、小さいサイズを買ったらお土産が入らなくて悲しい思いをした…など、スーツケース選びに関する悩みはつきません。

なんとなくデザインや人気のメーカーなどで選びがちですが、行き先や旅行の期間によって最適なスーツケースがあるのではないでしょうか。今回は、数多くのフライトを経験されている日本航空株式会社の現役CA・物部佳奈子さん(以下、物部さん)に、シーン別おすすめのスーツケースを教えていただきました!

目次

スーツケース選びのポイント

安価なものから有名メーカーのものまで数多くのスーツケースが売られていますが、選ぶ時のポイントはあるのでしょうか?

物部さん「機内に持ち込むのか、受託手荷物に使うのか。目的をまず決めた上で選ぶといいかと思います。」

例えば、1泊などの出張での利用が目的であれば、機内に持ち込めるコンパクトなもの、長期旅行などが目的の場合は、大きめの受託手荷物用のものという視点で選ぶことになります。

重視しているポイントなどあるのでしょうか。

物部さん「機内に持ち込むサイズであれば、小さくかつ機内の収納棚に入るもの。受託手荷物の場合は、軽くて丈夫なものをお選びになると良いと思います。」

ビジネスマンなど、手荷物のみでスマートに移動をしたい方には、機内に持ち込める薄くてコンパクトなタイプのものが人気だそうです。物部さんご自身は月にトータル8泊程度と宿泊が多いので「受託手荷物として軽量で持ち運びしやすく壊れにくいもの」を使われているそうです。

ハードタイプ VS ソフトタイプ

スーツケースには、ポリカーボネートなどプラスチック製やジュラルミンなど合金素材のハードタイプのものと、布製のソフトタイプのものがあります。そもそも買う段階でどちらがいいんだろう、なんて迷う方も多いですよね。それぞれのメリット・デメリットってどうなんでしょうか。

ハードタイプのメリット・デメリット

  • メリット:強くて丈夫という安心感
物部さん「海外の空港だと受託手荷物が重ねて置かれていたり、必ずしも丁寧に扱ってもらえるとは限らないこともあるので丈夫なハードタイプだと安心かと思います。」

旅行で気になるのは、自分の手を離れた荷物がどのように扱われているのかというところ。日本航空など日本の航空会社では、積み降ろしを丁寧に行っていますが、海外など場合によっては乱雑に扱われてしまうこともあるかもしれません。ただ、頑丈なハードタイプだとそういう事態であっても安心感があります。

  • デメリット:重さがネック
物部さん「アルミのような非常に丈夫な作りのものは、もともと重いという点がデメリットかと思われます。重すぎると女性や高齢の方には持ち運びが困難かもしれません。」

ソフトタイプに比べて重いハードタイプですが、更に素材によっても重さが異なります。某メーカーのケースで比較したところ、ジュラルミンなどの「金属素材」のものは64リットルで5.8キロ。対し、「プラスチック素材」のものは61リットルで3.9キロ。頑丈なぶん重くなってしまうのは仕方のないことかもしれません。

ソフトタイプのメリット・デメリット

  • メリット:軽さと機能性が魅力
物部さん「ソフトタイプだと、ジップで厚みが調整できるものや外側にポケットがあるタイプが多いので便利ですね。重さとしては、ソフトタイプのほうがかなり軽いのではないでしょうか。」

一般的なメーカーのソフトタイプが68〜75リットル収納できるもので2.6キロとハードタイプと比較しても格段に軽いことが分かります。また、ソフトタイプのスーツケースはふたの開閉がジップで簡単にできるので、何か入れ忘れがあってもすぐに出し入れしやすい点もプラスですね。

  • デメリット:スーツケースが切られるのでは、という心配も
物部さん「盗難の危険性が心配な点が挙げられます。旅行先によっては、布製だと刃物で切られるのではという不安が残るかもしれません。」

ソフトタイプは、軽さや柔軟性が魅力的な反面、防犯上は少し不安が残ることもあるようです。また、ハードタイプのスーツケースはほとんどTSAロックを採用しています。これでアメリカに旅行する際も「鍵をかけたまま」預けることができるので安心です。

こんな人におすすめ

  • ハードタイプ

目的地の治安が少し不安で、盗難・空港での扱われ方が気になるので丈夫さを最重視する方。必ずしもハードタイプだから安全、ソフトタイプだから危険とは言い切れませんが「安心」を買いたい方はおすすめです。

  • ソフトタイプ

目的地が比較的安全な国で、おみやげなど現地の買い物で荷物が増えることが想定される場合。とにかく軽量重視という方。

空港で「スーツケースが壊れていた!」そんなときは

万が一空港でスーツケースをピックアップしたら破損していた、なんていう際には、状況と場合によっては航空会社で対応して頂くこともできるそうです。

シーン別おすすめスーツケース

1〜2泊程度 35リットル程度(Sサイズ)
3〜4泊程度 48リットル程度(Mサイズ)
5〜7泊程度 70リットル程度(Lサイズ)
8泊以上 100リットル以上(LLサイズ)

短期旅行・出張の場合

一般的に機内に持ち込めるサイズの目安Sサイズ(35リットル程度)となり、1〜2泊程度の荷物が収納できます。同じ1〜2泊でも、仕事で利用する場合は書類やPCと数泊分の下着などが最低限入るようなとにかくコンパクトなもの。旅行の場合は荷物が増えることも想定して、若干大きめのものを選ぶことがポイントになります。

3泊以上の旅行の場合

3泊以上になると受託手荷物として預けるサイズが必要となります。今後の旅行を想像してみて、アジア圏など比較的近い国に行く機会が多いのであれば、短期旅行が予想されるのでMサイズがおすすめです。泊数の目安としては4泊程度。欧米諸国など1週間程度の旅行をする機会が多くなりそうという方は、Lサイズを選ぶのが適切です。

物部さん「1週間分ほど入るLサイズあたりになってくると、ハードかソフトタイプか好みが別れるかもしれません。受託手荷物になるので、重さを優先するのか、丈夫さを優先するのかを考えて選ぶといいですね。」

無料で預けられる受託手荷物は許容量が決まっています。旅行先の治安の状況や、各自の旅行スタイルによってどちらを優先すべきか判断しましょう。

長期滞在の場合

物部さん「LLサイズとなると2〜3週間ほど長期滞在される方には適切ですが、大きい分荷物が入りすぎてしまうのも気をつけたいところですね。」

スーツケースが大きいとあれもこれもと持って行きたくなってしまい「結局現地で使わなかった」というケースもよく聞きます。長期でない場合はコンパクトなスーツケースを選び、厳選して荷造りをすることも大事なんですね。

預け入れ可能な受託手荷物の確認を

航空会社によって、無料で預けられる荷物の重さは異なります。搭乗する前に利用航空会社のHPを確認するようにしましょう。

日本航空・国際線の場合だと、受託手荷物の預け入れはこのようになっているそうです。

  • プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスで23キロ×2個まで
  • ファースト・ビジネスクラスでは32キロ×3個まで

自分に合った最適なスーツケース選びを

スーツケースは大きい買い物ということもあり、購入する際は慎重にしたいところ。旅行の目的やスタイルをはっきりとした上で、自分が重視するポイントに優先順位をつけて選びましょう。実際に使ってみて「これじゃなかった!」という失敗を防げるかもしれません。

じっくり選んだスーツケースはきっと愛着が湧くはず。たくさん旅行して楽しい旅の思い出を作ってくださいね。

取材協力

日本航空株式会社
商品・サービス企画本部
開発部客室サービスグループ
キャビンアテンダント
物部 佳奈子さん

(image by ぱくたそ)
(image by amanaimages123)
(image by nanapi編集部)

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本記事は、2015年10月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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