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初心者でも大丈夫!盆栽で紅葉を楽しむコツをプロに聞いてきた

各地で少しずつ木々が色づくようになりましたが、大混雑の人気紅葉スポットでは、ゆっくり鑑賞するのは難しいもの。そこで、この秋からはもみじやかえでの盆栽で紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回お話をうかがったのは、さいたま市大宮盆栽美術館さん。初心者が盆栽デビューするときのコツを教えていただきました。自分が大切に育てた盆栽なら、紅葉の喜びもひとしお。道具や木の選びかたなど、お家で盆栽を育てるときにはぜひ参考にしてみてくださいね。

2015年10月16日作成

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10月も半ばに入り、各地で少しずつ木々が色づくようになりました。その美しさは素晴らしいですが、有名スポットはどこも大勢の人でごった返しています。人ごみの中では、ゆっくり静かに紅葉を楽しむことは難しいですよね。そこで、この秋からは盆栽で紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「でも、盆栽を育てたことはないし、近くに詳しい人もいないからよくわからないなぁ…」そうお考えの方も大丈夫!今回は、さいたま市大宮盆栽美術館にお勤めの中村慎太さん(以下、中村さん)に、初心者でも盆栽を楽しむためのコツを教えていただきました。

自分が大切に育てた盆栽なら、紅葉の楽しみも倍になるはず。初心者が知っておきたい情報を教えていただきました。

目次

盆栽の魅力とは

こちらはさいたま市大宮盆栽美術館の所蔵している山もみじの盆栽で、銘は「武蔵ヶ丘」。なんとも華やかな紅葉が目を引きます。枝の広がりや力強い根など、盆栽に詳しい人もそうでない人も、一目でその美しさに引き込まれてしまいます。

さいたま市・大宮は盆栽で有名な場所。大正時代に東京から盆栽業者が移住してきたことがきっかけで、このあたりで盆栽の育成が盛んになったのだとか。まずはそんな盆栽の魅力について、中村さんに教えていただきました。

中村さん「四季おりおりの自然を感じられるところだと思います。紅葉などのように様子が変わったり、実がなったりと、変化が楽しめます」

緑の少ない都会に暮らしていると、自然の移ろいを実感することも少ないもの。盆栽を育てていれば、遠出しなくても季節の変化を愛おしむことができますね。

中村さん「館内には一人で持てないような大きな盆栽もありますが、お家で育てるような小さめの盆栽なら、無理せず暮らしに取り入れられます

季節の変化に敏感になると、1日1日をもっと大切に過ごせるようになるのではないでしょうか。自然の移り変わりを意識することは、自分の心も豊かにしてくれそうですね。

盆栽デビューに必要なグッズ

これからご紹介するグッズを揃えれば、あなたも簡単に盆栽デビューができちゃいます。どれも簡単に入手できるものなので、お気に入りの道具を見つけてみては?

剪定ばさみ

盆栽といえば、剪定ばさみをイメージする方も多いのではないでしょうか。枝や葉などを切ることで、盆栽の形を整え、大きさを維持します。

中村さん「盆栽の枝を切るためには欠かせないグッズになります」

ピンセット

盆栽をきれいに維持するために欠かせないのが、ピンセット

中村さん「雑草を取り除くなどの日々のお手入れには、ピンセットを使うのがおすすめです」

手芸店などで入手できるピンセットでもかまいませんが、盆栽用のピンセットも売られています。先端部分がヘラのようになっているのが特徴で、植え替え時に用土を整えるために使います。上級者には色々なピンセットを使いこなす人もいるそうです。

針金切り・矢床(やっとこ)

  • 針金切り

盆栽では、針金を扱うための道具も欠かせません。針金切りはその名の通り、針金を簡単に切ることができる道具。

  • 矢床(やっとこ)

矢床(やっとこ)は針金を枝や根に巻きつけるときに使う道具です。

中村さん「盆栽では他の園芸と違って、植え替えのときに根の固定のため針金を使うことがよくあります。ぐらつかないように、しっかりと固定してあげることが大切です」

枝の形を整えるのにも使われる針金。針金切りや矢床は普段の生活にあまりなじみがないかもしれませんが、盆栽の育成には欠かせないグッズです。

割りばし

食事はもちろん、掃除や工作など幅広い用途のある割りばしですが、盆栽のお手入れにも必要なんです。

中村さん「植え替えのとき、根をほぐすために使っています。先端が少しとがっている割りばしが使いやすいです。根を傷めずにほぐすことができます」

使わない割りばしは、すぐに捨てずにとっておきましょう。

あると便利なグッズ

続いては、準備しておくと盆栽のお手入れがさらに楽しく・便利になるグッズたちをご紹介します。

はけぼうき

こちらは盆栽用の小さなほうき

中村さん「小さめのものがあると便利です。鉢の上を慣らしたり、周りをきれいにしたりするのに役立ってくれます」

持っておいて損はない一品です。

エプロン

盆栽まわりに気を取られて忘れがちですが、エプロンが一着あると何かと重宝します。

中村さん「土や水で汚れることもあるので、エプロンがひとつあると安心です」

せっかくだから、お料理用とは別に1着、盆栽用のエプロンを準備してみてはいかがでしょうか?

盆栽用じょうろ

盆栽用じょうろの特徴は、銅製で細かい穴が空いているところ。他のグッズに比べて少しお値段が張りますが、プラスチックのじょうろにはない、上品なたたずまいが素敵ですね。

中村さん「普通のじょうろで水やりをしてもかまいませんが、こだわる方は最初に買われることもありますね。このじょうろを見ると『ここの人、盆栽やってるんだな』とすぐにわかります」

ちなみに水やりは、水道水をそのままあげてしまって問題ないのだそうです。

盆栽選びのポイント

道具がそろったら、いよいよ盆栽そのものを選んでいきます。

木の種類

まずはどんな木を選ぶか。初心者でも盆栽で紅葉を楽しむのに、おすすめの種類はありますか?

中村さん「紅葉なら、やはり山もみじ・かえでがいいと思います。水切れしないよう気をつける以外には、世話が難しいということもありませんので、初心者の方にもおすすめです」

水切れとは、盆栽の水分が足りなくなってしまうこと。水やりを忘れずきちんと行っていれば問題はありません。

根のようす

初心者が知っておくべきポイントとしては、根の様子も大事です。

中村さん「ぐらつきが少ないものを選びましょう。枝がこんもりしているように見えても、実際はちゃんと根が張っていなかった、ということもあります。根がしっかりしているものがいいですね」

根の張り具合は「根張り(ねはり・ねばり)」とも呼ばれ、鑑賞するときにもよく見られる点なのだそうです。根の張りが不十分では、植物としてうまく育たないですよね。

葉の形

最後に、葉っぱにも注目しておく必要があるのだそうです。

中村さん「葉の形にも注意です。盆栽は小さく維持していくものですが、葉が大きいものだと木もこの先大きく成長してしまう可能性があります。小さく、形がきれいな葉のものを選ぶようにしましょう。」

もみじやかえでなら、初心者でもきれいな葉っぱの形をイメージしやすいですよね。切れ込みの深さや他の葉とのバランスを見つつ、吟味していきましょう。

盆栽で秋に親しむ

盆栽の目標は、木を大きく育てることではありません。美しくまとまった形を維持するため、細かいお手入れが必要。うまく育てれば何年もその美しい姿で楽しませてくれます。中には、樹齢百年を超える盆栽もあるのだそう。

自然の美しさを身近に感じられる、「盆栽のある暮らし」を始めませんか?

取材協力

さいたま市大宮盆栽美術館

中村 慎太さん

(image by さいたま市大宮盆栽美術館)

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本記事は、2015年10月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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