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プロが教える、子どもの夏休みの宿題を確実に終わらせる方法

2016年05月13日更新

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子どもたちにとっては、もうすぐ待ちに待った夏休み。けれど、「うちの子はちゃんと宿題を終わらせられるかしら…」と不安に思っている親御さんも多いのではないでしょうか。

海水浴やプール、お祭り、花火、家族旅行など、長い夏休みには誘惑がいっぱい。けれど後回しにして遊び倒してしまったら、休みの最終日になって「どうしよう!」と焦るのは目に見えています。

かといって、毎日「宿題しなさい!」とガミガミ言いたくはない。さっさと終わらせる方法はないものか…と思うのが親心。

そこで、宿題代行のプロ・「書ける屋」の山川洋明さん(以下、山川さん)に、子どもに宿題をやらせる効率的な方法を教えてもらいました!

宿題を終わらせる方法とは

たくさんの小中学生を見てきた山川さんによれば、子どもの宿題を終わらせるにはズバリ「終わるまで遊びはなし、外出禁止!!」と宣言するのが効果的なのだそうです。

山川さん「大人ですら仕事やプロジェクトが計画通り進むわけがないのだから、子どもの計画はほとんど意味がないですね。計画を立てるよりも、『宿題が全部終わるまで友達と会うのもなし、家族旅行やおいしいお菓子も全部なし』としたほうがシンプルですし、親の負担も少ないです」

確かに、お正月に「今年は英会話をやる!」「毎週日曜日はランニングをする!」と決めたのに、計画倒れする人はたくさんいますね。

子どもに「毎日2時間、机に向かって宿題をやる」と決めさせても、いざ夏休みになれば、風邪をひいたり遊び疲れたりするもの。宿題をつい後回しにしてしまう状況はたくさん思いつきます。

そこを「終わるまで遊びや楽しいことはなし!」と言い切ってしまえば、子どもとしても必至に終わらせようとするはず。

山川さん「宿題を終えるのにかかる時間は、日にちによって変わるわけではありません。それなら先にやって終わらせたほうが、子どもも親も負担が少なくて済みますよね」

一番の目的は宿題を終わらせること。毎日1時間ずつドリルを解いたとしても、1日ですべて終わらせてしまっても、結果は同じです。それならば、早いうちにカタをつけるほうが気持ち的にもすっきりしますね。

山川さん「『友だちが遊びに来ても、宿題が終わっていなければ帰ってもらうよ』と言ってしまいましょう。子どもとしては、せっかく来てくれた友だちを追い返すようなことはしたくありません。それならばと宿題に向かうようになります」

授業がないぶん、夏休みは友だちと長く遊べます。そんな機会を失ってしまうとなれば、どんな子でも机に向かうようになるのではないでしょうか。

1日1ページずつ書かなければいけないと思われがちな絵日記も、家族旅行などあらかじめ予定がわかっている日なら、フライングして書けるだけ書いてしまいましょう!

親が気をつけるポイント

今できなければ、後でもっと苦労することを説明しよう

子どもによっては、反抗して言うことを聞かない子もいるかもしれません。しかし、宿題に手を付けずに遊んでばかりいるようでは困ります。

山川さん「甘やかされて、ろくに宿題が終えられないまま大人になるほうがかわいそうです。小学校の宿題すら完成させることができなければ、中学校・高校と進学したとき、課題や受験勉強でもっと苦労することは確実です」

「さっさと終わらせて遊ぶか、ダラダラ過ごしたまま何もできない大人になるか、どっちがいい?」と子ども自身の利益に結びつけて説明してみてはいかがでしょうか。

また、この方法では、宿題に手を付ける順番や時間配分までは細かく決めていません。子どもが机に向かったとき、自分で「どのように片づけていくか」を考えて決める必要があります。みずから立てたプランに基づいて終わらせていくので、計画を立て、それを実行する力も自然とつく、というわけです。

何も「楽しいことを全部ガマンしなさい」と言っているわけではありません。「宿題が終わるまではダメだけど、終わったら自由に過ごしていいよ」とムチだけではなくアメも見せることで、子どもも「ならやるか」という気持ちになるのでは。

家族みんなで見守ってあげよう

大人・子どもにかかわらず、やりたくないことを無理に「やらなくてはいけない」と思うとストレスになります。

山川さん「必ず一人でやらなくてはいけないわけではありません。おおらかにみてあげましょう。学校側としても、分からないからといって空欄のまま出されるより、親や兄弟に聞いて完成させてくるほうがいいと思っていますよ」

家族みんなで手伝ってあげるのも、家族の思い出になりそうですね。「やりなさい!」と目くじらを立てるよりも、困った時に助けを求めやすい雰囲気のほうが、子どもの宿題もはかどるはず。

最近では歴史の年号が変わるなど、親世代が子どものときに習った内容とは違う内容が出てくることもありますが、それを楽しむのも子どもとのコミュニケーションになりますね。

完璧でなくたっていい!

山川さん「それでも終わらないようなら、『親も手伝ってがんばったけれど、どうしてもここまでしかできませんでした』と潔く言ってしまうのもアリです。なにも100%完璧なものを出さなければいけないわけではありませんから」

大事なのは「がんばって取り組んだ姿勢」とのこと。大学生のレポートなど、成果が評価に直結するような課題であれば別ですが、子どもの夏休みの宿題で人生が変わるようなことはそうないはずです。

そのように思えば、たくさんの宿題にも気持ちにゆとりを持って取り組めそうですね。

時間がなければ、先生と交渉しよう

最近では低学年のうちから、中学受験を見据えて塾に通う子どもも増えてきました。「夏は受験の天王山」という言葉もありますが、まとまって勉強できる時間が取れる夏休み、「学校の宿題に手間をかけていられない!」と思う親子も少なくないのでは?

そんな時は最終手段として、担任の先生にかけ合ってみるのもアリです。

山川さん「学力の高い子にとっては、単調なドリルや問題集はただの作業になってしまいます。『宿題に時間を割くより、未来のための受験勉強に力を入れるのがうちの教育方針です』と宣言する親御さんもいらっしゃるようですね。モンスターペアレンツと恐れられる可能性も無きにしもあらずですが」

ひと昔前なら、ほとんどの子が近所の公立中学校に進学していました。しかし、私立や国立など受験を必要とする学校への進学は年々増加し、ハイレベルな争いが繰り広げられています。

子どもにとってベストな道を歩んでもらいたいのは、親も先生も同じはず。そのために必要な受験勉強であることを理解してもらうよう努めるのも、一つの手かもしれません。

ただし、おおっぴらに「うちは宿題をやらせません」とふれて回るのは避けましょう。

宿題はさっさとやっつけて、遊びに行こう!

子どもも親も楽しい夏休みを過ごすためには、できるだけ早く宿題を片付けてしまいたいもの。「外出禁止」という言葉だけ一見すると、すこし厳しいように聞こえるかもしれませんが、もっとも効率的でシンプルな方法なのです。

「昨年はどうしても宿題が終わらなかった」「やる気のない子どもに休みの間は怒ってばっかり…」と悩むみなさん、今年はこの方法を試してみてはいかがでしょうか?

取材協力

山川 洋明さん

書ける屋

書ける屋―小中学生の宿題から高校生大学生のレポートや論文までをサポート

(image by amanaimages 1 2 3 4)

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本記事は、2016年05月13日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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