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1日でも美しく!部屋のお花を長持ちさせる方法をプロに聞いてきた

2015年07月15日作成

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お花のある生活は心を豊かにしてくれます。2013年の農林水産省の実験で、花の視覚刺激による生理的リラックス効果も科学的に実証されたそうです。確かに、キレイな色とりどりの花を見ていると癒やされます。

そんなお花ですが、困ったことがひとつ。そう、寿命が短いということです。買って数日経つとすぐクタッとしてくるときもあります。せっかく買ったのなら、キレイな姿をできるだけ長く楽しみたいものですね。

そこで今回は、切花を長持ちさせる方法を青山フラワーマーケット花き研究室・三輪さんに聞いてみました。お花が好きな方や、すぐ枯れてしまうのが嫌でお花の購入を尻込みしていた方などはぜひ参考にしてみてください。

目次

お花を長持ちさせる基本的な方法

買ってきた切花を長持ちさせるには、お花を活けるときにちょっとしたコツがあります。

STEP1:花器をキレイに洗う

花を活けてしばらく日が経つと、花器の中がヌメヌメした感触になっていることがありますよね。その正体こそ花の天敵・バクテリア。植物の切り口から発生した有機物などを食料とし、増殖したバクテリアは、茎の中にある導管を詰まらせて水の吸い上げを悪くして花が痛むのを早めたり、水の異臭の原因となります。花器は常に清潔にしておきましょう。

三輪さん「やわらかい洗剤とスポンジで洗います。花器はガラス、プラスチック製を使いましょう。切花鮮度保持剤を使う場合、ステンレス以外の金属製は化学反応を起こし、花を傷める可能性があります」

STEP2:花ばさみを使って茎をカットする

花の茎にある導管は、花や葉に水や栄養を送る大動脈。そこに空気が入ると、スムーズだった水の流れを止めてしまうことになります。なので茎をカットするときは、空気の侵入を許さぬよう水をはったタライ等の中に入れたまま行うといいそうです。これを水切りといいます。

三輪さん「花専用のハサミやナイフを使い、茎を斜めに切ります。鋭利な刃物で鋭角に切ることで水を吸い上げる面積が大きくなり、花のもちが違ってきます」
切るハサミにもバクテリアがいる可能性があるので、ハサミはいつも清潔にしましょう。

STEP3:切花栄養剤を使う

生花店などで販売されている、水道水に希釈する「切花栄養剤」を使いましょう。希釈液に生けられたお花は、その美しさを長く保ちます。

三輪さん「切花鮮度保持剤には、栄養補給バクテリアの繁殖を抑える効果があります。青山フラワーマーケットでは『フレッシュフラワーフード』というオリジナルの商品を販売し、切り花ご購入のお客様には10mlの小袋をお渡ししています」

植物には弱酸性の水が適しています。切花栄養剤を使う際には、市販のミネラルウォーターやアルカリイオン水ではなく必ず水道水で薄めてください。お水を補充する時も同様です。

STEP4:日々のお手入れを絶やさずに

数日に1度、茎を1〜2cmほどカットしてあげましょう。切り口を新しくして、吸水をスムーズにします。これを「切り戻し」といいます。

三輪さん「水を吸い上げる導管のつまりを抑えて、吸水を良くするためです。傷んだ花や葉は早めに取り除きましょう。そうしないとエチレンガスを発して、周囲の花や葉を傷めてしまいます」

花を飾るときに気をつけるポイント

水に浸かる葉は取り除く

「お花を長持ちさせる基本的な方法」の項でも「傷んだ葉や茎は取り除く」とあるように、水に浸かる部分の葉は最初から取り除いておいたほうが後々楽です。

三輪さん「バクテリアの繁殖と蒸散を抑える目的があります。そして、余分な葉を取り除くことで花に栄養分が充分に行き渡るようにします」

飾る場所に気をつける

花を飾る場所も重要!気をつけるべきことは以下の3点です。

  • 直射日光を避ける

花は春が盛りといわれるように、温かいときにお日様の光を浴びて成長する特性があります。しかし、切花は根がないので吸水能力に限界があります。そのため、過剰な蒸散と高温ストレスを避ける必要があります。さらに水も腐りやすいため、直射日光が当たる場所は避けて涼しい場所に飾りましょう。

  • エアコンなどの風が直接当たる場所は避ける

風が水分を過剰に蒸発させて枯らしてしまったり、風が花を落としてしまう危険性もあります。

  • 果物など、エチレンガスを発するもののそばは避ける

植物のいとなみに一役買っているのがエチレンガス。果物や野菜、植物が自ら放出する植物ホルモンの一種です。切花にとっては老化を早めることにもつながるので、果物などエチレンガスを大量に放出するものの近くに飾るのは避けましょう。

花を長持ちさせる、種類別の水揚げ方法

切花を購入してきたときの水分量は花にとって充分ではありません。必要となる水分量にさせるために帰宅後すぐに水切りをして給水させることを水揚げといいます。花を長持ちさせるためには重要な水揚げですが、花の種類ごとに方法は異なります。それぞれのポイントを、三輪さんに教えていただきました!

基本的な方法

  • ポイント:吸水面積を広げるために斜めに切る

花の上部を新聞紙で巻き、タライ等に水をはって花の茎部分を水に浸けます。茎を切るときにはより深いところで茎を切るようにすると◎。水圧により水を吸い上げる力が上がり、花首(茎の先の花を支えている部分)が立った状態になります。

元気がなくなったとき/うまく水が上がらないとき

  • ポイント:熱湯の中で切る

お湯を沸かしたらタライ等に注ぎます。花や葉を紙でふんわり包んで、湯気を直に当てないようにします。茎を熱湯の中に入れたら、その根元から5cmあたりを斜めに切り、しばらくそのままつけておきます。1〜2分経ったらすばやく冷水につけましょう。お湯に浸かった部分は急速に傷むので、活けるときに切り落としましょう。

茎の繊維の多い花(トルコキキョウ、りんどう、マム(キク)など)

  • ポイント:切らずに折る

水の中に茎を入れて折ります。こちらも水の深いところで折ると◎。折ることで繊維がたくさん、まばらに出て吸水面積が広がるため、より多くの水を吸い上げられるようになります。

花を長持ちさせて癒やされライフを送ろう!

花は私たちの心を穏やかにしてくれる癒やしアイテム!花をできるだけ長持ちさせて、癒やし効果も長引かせたい人はぜひ参考にしてみてください。

取材協力

青山フラワーマーケット

青山フラワーマーケット

青山フラワーマーケットは、「Living With Flowers Everyday」をコンセプトに、花や緑に囲まれた心ゆたかなライフスタイルを提案するフラワーショップです。

(image by 青山フラワーマーケット)

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本記事は、2015年07月15日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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