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就活生の間で話題沸騰中!「オワハラ」ってなに?

2015年07月15日作成

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リーマンショック以降最大の売り手市場といわれる今年の就職活動。「内定切り」という言葉が飛び交った数年前の就活生からすると羨ましい限りにも思えますが…。そんな今年の就活生を悩ませている「オワハラ」という言葉をご存知でしょうか。

「オワハラ」とは、「就活終われハラスメント」の略で、企業が就活生に対して内定を出す際や出した後に、他の企業への就職活動を終わらせるよう求める行為のことをいいます。

実は就活における内定トラブルというのは、実は今に始まったことではありません。「某大手金融企業に内定辞退の報告に行ったら、頭からカレーをかけられた」「重役会議が行われるような会議室に拘束されて、2時間みっちり人格否定された」なんて都市伝説のような内定辞退エピソードは、昔からそこかしこで囁かれていたものです。

なぜ今この「オワハラ」が注目されているのでしょうか。今回は、2016年度の就活のトレンドとなりつつあるキーワード「オワハラ」について、その要因や具体例、対処法まで徹底解説していきます。

就活の後ろ倒しが原因!?

今年度から経団連は従来より4ヵ月後ろ倒しとなる8月1日に採用活動をスタートさせるとの意向を発表しました。これは、年々加熱する就職活動と学業の両立ができなくなっている状況を懸念して政府が経団連に要請したことなのですが、この採用活動時期の後ろ倒しに法的拘束力がない点がオワハラの原因となっています。

経団連加盟の企業が8月1日に選考開始をする一方で、外資系企業や中小企業などを中心に実質的な選考を7月中に終わらせている企業が相当数存在していることが現状です。リクルートキャリアが行った調査でも2015年6月1日時点での内定率は34.5%といった結果が出ています。

この現状において、中小企業は「優秀な人材を大手企業に取られたくない」、学生は「大手企業が不採用だった場合は後がない」といった心理的な状況を踏まえてオワハラが行われているのです。

オワハラの4つのパターンと対処法

一言にオワハラといってもそのケースは様々。オワハラには大きく分けて4つのパターンがあるといわれています。

1.内定と引き換えに就職活動を終われと要求してくるパターン

代表的なオワハラの例がこちら。選考中に具体的な企業名や選考状況を聞き出しておいて、それらの会社の選考辞退を条件に内定を出すと取引しようとするパターンです。

「わかりました」と答えつつ、他社の選考を進めてしまってまったく問題ないのですが、酷いケースだとその場で企業担当者に電話をすることを強要してくることもあるんだとか…。

このような強要をする企業に入社すること自体おすすめはできませんが、対処法としては志望度の低い企業に電話をして辞退する姿を見せて納得してもらうといった方法もあります。

よくあるフレーズ
-「今ここで他の企業に選考辞退の電話を入れてくれたらすぐに内定出すんだけどなぁ」
-「内定を出した人にはそこで就職活動を辞めてもらうことになってるんだけど、それで大丈夫だよね?」

2.他社の選考に行けないよう、必要以上にわざと面接や研修の日程を入れてくるパターン

こちらの例も昔からよくあるケース。必要以上に面接・面談・内定者イベントを設けて、他社の選考を受けられなくするパターンです。

中には大手企業の選考が集中する期間に敢えて長期の研修を被せてくるなんていう強硬手段を仕掛けてくるとんでもない企業もあるそうです。

このパターンの対処法としては、「親族の法要で…」「卒業に関わる大事な発表があって…」など、どうしても外せない用事を理由にして、日にちの変更を打診してみましょう。

よくあるフレーズ
-「この面接が通れば明日も明後日も毎日面接があるからね」
-「8/1~8/3は毎日内定者研修があるからスケジュール空けておいてね」

3.懇親会や社員との食事の機会を頻繁に設けて内定辞退をさせにくくするパターン

これは、情や良心に訴えかけるタチの悪いケース。懇親会を頻繁に設けたり、社員との食事会で親睦を深めることよって、内定を辞退することに対する後ろめたさを誘うパターンです。

ここ数年は採用人数の増加により、OB訪問やリクルーター面接による選考を導入する企業も増えています。リクルーターは人事担当者などと違って距離が近いこともあり、大学の先輩後輩にも似た関係性が生まれることも少なくないそうです。

「良くしてもらったから申し訳ないな…」という気持ちに流されて入社するのだけは絶対にやめましょう。もし、心が揺らいでしまう可能性があるのなら、なにかしら理由をつけて必要最低限を除いて、そういった場には参加しないというのも一つの手です。

よくあるフレーズ
-「個人的にもあなたと一緒に働きたいと思うよ。絶対来てくれるって信じてるからね」
-「今度違う部署の同僚も紹介するから一緒に食事しようよ」

4.内定時に誓約書を書かせて、入社するよう迫るパターン

就活終了を約束するような誓約書や大学からの推薦状など文書を用意することで、学生を委縮させて拘束するパターンです。

誓約書にサインをしてしまったら、絶対従わなければならないと思いがちですが、これらの誓約書には法的拘束力はありません。中には誓約書を提出したのちに、内定辞退を申し出ると、損害賠償請求するといってくるブラック企業もあるようですが、そのような損害賠償請求が認められることはほぼありません。

もし、文書を縦にそのような強要を受けた場合には、即刻専門家に相談することをおすすめします。

よくあるフレーズ
-「誓約書書いたよね?場合によってはあなたの採用にかかった費用の損害賠償を請求することになるよ」
-「あなたが内定辞退すると、大学や後輩にも迷惑がかかることになるけどそれはわかってるよね?」

一番の対策は自分の意思をハッキリすること!

オワハラをする企業はあの手この手で就職活動中の学生を精神的に追い詰めてきます。しかし、忘れてはいけないのは採用される学生も企業を選ぶ権利があるということ。

一時の圧力に流されて入社した後で、「あのときああしてれば…」と後悔してしまっては遅いのです。「新卒」という武器を持って就職活動ができるのは一度だけ。「一体自分は何がやりたいのか」今一度自分を見つめ直して、とことん満足いくまで就活を続けましょう!

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(image by ぱくたそ)
(ライター:野口飛鳥)

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本記事は、2015年07月15日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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