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弁護士に聞く!「彼に貸したお金が返ってこない」ときの法律での解決事例まとめ

2016年11月18日更新

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彼氏とのトラブルで一番めんどくさいのはお金。貸したお金が返ってこない、言いがかりをつけられてお金を取られそうになる、などなど。お金が絡んでいると言いがかりをつけられても本当に払わなければいけないのかわからない…なんてことも。

そんな彼氏との金銭トラブルは法律の力でスパっと解決しちゃいましょう。今回は彼氏との金銭トラブルの中でも、法律で解決できる事例について、弁護士の正木先生にお伺いしてきました!

彼氏との金銭トラブル

お金のトラブルはとってもやっかい。ただでさえ言い出しづらいのに、あれやこれやと言い訳をしてお金を返してくれないことがあります。また、身近に潜む金銭トラブルもあります。そんなトラブル、法律ではどう解決できるのでしょうか?

「もうどうでもいいよ…」貸したお金が返ってこない場合

ダメな彼氏の必殺技「一生のお願い」が積もりに積もって何十万何百万とお金を貸してしまったことはありませんか?「いまさら、もうどうでもいいよ」と諦めてしまうのはまだ早いかもしれません。

正木先生「個人間のお金の貸し借りでは、お金を貸していても『返して』と請求しないまま放置していると、10年の時効にかかり、権利が消滅してしまいます。もし、彼にお金を貸したのが10年以上前、しかも彼からお金を返してもらったことが一度もなく、あなたが『返して』と言ったこともなかったのなら、時効にかかり、お金は返してもらえない可能性が高いです」

ポイントは、きちんと請求をすることです。泣き寝入りして「いつか返してくれる」と思っていると、返済を受ける権利すらなくなってしまいます。一生のお願いには、一生涯をかけてでも返済をしてもらいましょう。

「え?なんで捨てた?」勝手に捨てられた本の場合

いつかまた読み返そうと思って大切に保管していた自分の本が、ある日家に帰ると同棲している彼氏に捨てられてしまったことが発覚。これって弁償してもらうことはできるのでしょうか?

正木先生「まず、彼が勝手に本を捨てた行為は、器物損壊罪(刑法261条)にあたります。損壊とは、物の効用を害する一切の行為をいい、彼があなたの本と知っていながら捨てた結果、あなたの本の事実上の支配(占有)を喪失させたことが損壊にあたるからです。また、あなたの本と知っていながら勝手に捨てたことは不法行為になりますから、あなたは彼に本を弁償してと損害賠償の請求もできます」

逆の場合もしかりです。たとえ家族であっても他人のものを勝手に捨てることはできません。親しき仲にも礼儀あり、きちんと確認を取ることが重要です。

「私のお金はあなたのお金?」彼氏が買ってくれた私の宝くじの場合

年末に時間が取れなくて、彼氏に買っておいてもらうようにお願いした宝くじがまさかの高額当選。「買ったのは俺なんだから、いくらかくれよ」とお金を請求されたけど、支払わなければいけないのでしょうか?

正木先生「いいえ、支払わなくても大丈夫です。あなたが宝くじの購入を頼み、彼がこれを了承したことで、あなたと彼の間では、宝くじの購入について委任契約という契約が成立します。でも、委任契約は、報酬を払うと約束しない限り、無償つまりタダとされています。ですので、あなたが彼に『宝くじが当たったらいくら払うね』と約束していないのなら、いくら高額な当選でも支払義務はありません」

ただ買ってきてもらったでだけでは、支払いの義務はないそうです。ここはきっぱりと「支払いの義務はない」ということを伝えましょう。ただし、その男性はかなりのラッキーボーイのはずなので、掴んで離さないようにしましょう。

「え?損害賠償ってマジ?」手作りチョコで体調不良を起こした場合

バレンタインデーに彼氏に手作りチョコをプレゼント。しかし、それを食べた彼氏が急に体調を壊してしまった!しかも、そのせいで大切なプレゼンが失敗してしまったらしく、見込みの売上分の損害賠償を求めてきました。これって払わなければいけないのでしょうか?

正木先生「基本的には払わなくてよいでしょう。そもそも、彼の体調不良があげたチョコが原因かわかりません。もし、チョコが原因で体調不良になったとしても、あながたがバレンタインチョコを作るにあたり、お菓子の販売会社レベルの徹底的な衛生管理をする注意義務まで求められていたとは考えられません。不衛生な場所で料理をしたり食べられない材料で作ったりなど、通常の料理と同レベルの衛生管理すら怠ってたのであれば、損害賠償義務を負う可能性はあります。ただし、プレゼンが成功してたとしても見込み売上が上がっていたかは不明ですから、通常は売上分までの賠償は認められないでしょう」

支払いの義務はありません。ただし、お互いにいい思いがすることではないので、食べ物を手作りでプレゼントする際は気をつけましょう!なんにせよ、ホワイトデーは期待できなそうですね。

「そういうところが嫌なのよ!」もらったプレゼントを返せといわれた場合

以前付き合っていた彼氏から突然連絡が!「お前にプレゼントしたバッグ、別れたんだから返せ!買ったのは俺なんだから!」といわれてしまいました。器が小さいとはいえ、確かに買ったのは元カレ。バッグは返さないといけないのでしょうか?

正木先生「プレゼントすることを法律で贈与契約といいます。口約束だけのプレゼントの約束を、法律では『書面によらない贈与契約』と呼びますが、この場合、当事者が契約の履行をしていない限りは、原則として撤回できます。簡単に言うと、『プレゼントするね』と約束していても、まだ実際にプレゼントしていなければ、『やっぱりあげるのやめた』と言えるということです。今回は、彼がバッグを渡したのが契約の履行にあたるので、彼は『プレゼントやめ~た』と撤回できませんし、バッグはすでにあなたの所有物なので返す必要もありません」

別れ際が一番揉めやすいポイントかもしれません。ごたごたするのも面倒だし、元カレのプレゼントって処分に困るとも思いますが、返す必要はありません。いらないのならリサイクルショップにでも持っていきましょう。

番外編:これは解決できない!譲ったライブチケットが転売された場合

行きたかったライブの日に仕事が…泣く泣く彼氏にチケットを譲って、せめて「私の分も楽しんできてもらおう」そう思っていたのに、なんと後々問い詰めてみると転売していたことが発覚。このお金を私が受け取ることはできるのでしょうか?

正木先生「原則としてできません。『彼に楽しんでほしかった』という怒りの気持ちはわかりますが、あなたと彼の間でチケットの転売禁止をちゃんと約束していないと、そもそも転売禁止の特約があったとは認められないことが多いです。もし特約があったと認められれば、彼の転売行為は契約違反なので、あなたが被った損害を賠償してと請求ができる可能性はあります。が、おそらく違約金の約束はしていないでしょうし、チケット代は彼に譲ったときに受け取っていて実際に損害を被ったとは言い難いので、現実的には請求が認められないことが多いでしょう」

残念ながら、法的には解決できないようです。ただし、信用に関わることなので、きちんと釘を刺しておきましょう。

面倒くさいお金の話題は法律で解決!

お金にまつわるトラブルはどれもこれも面倒です。ついつい感情的になってしまいやすいですが、そんなときこそ法律の出番です。
客観的な決まりごとをベースに、すっきり後腐れなく解決してしまいましょう。

記事監修

アディーレ法律事務所・正木裕美先生:愛知県出身・愛知県弁護士会所属。男女トラブルをはじめ、ストーカー被害や薬物問題、ネット犯罪などの刑事事件、労働トラブルなどを得意分野として多く扱う。身内の医療過誤から弁護士の道へと進む。

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(image by amanaimages1 2)

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本記事は、2016年11月18日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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