生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

Icon travel旅行・おでかけ

  1.  
  2.  
  3.  
  4.  
  5. 明治日本の産業革命遺産の基礎知識

明治日本の産業革命遺産の基礎知識

2015年06月02日作成

 views

2013年、富士山が世界遺産に認定されたときは日本中が盛り上がりました。それ以降、登録の話はぱったり聞かなくなりましたが、実は「明治日本の産業革命遺」が世界遺産に認定されるのでは?と大きな注目を集めているのです。

ユネスコの諮問機関であるイコモスが、明治日本の産業革命遺産について、世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告を行ったのがきっかけです。この勧告は最終決定に大きな影響を与えるとのことで、もはや確定という声も上がっているのだとか。

しかし、「明治日本の産業革命遺産」と言われてもピンとこない方は多いはずです。そこでここでは、明治日本の産業革命遺産の基礎知識についてご紹介いたします!

明治日本の産業革命遺産とは

産業革命遺産・近代化産業遺産群と呼ばれ、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県に点在しており、総資産数23とされています。

日本は鎖国していたこともあり、他国よりも大きく近代化が遅れていました。そんな日本では、19世紀半ばから20世紀初頭にかけての50年間で、急速に進んだ近代化が達成されました。それを示しているもの、として価値を評価されてるのが、この「産業革命遺産・近代化産業遺産群」なんです。

簡単に言ってしまえば、「日本の近代化スピードはすごい。その遺跡はまさにそれを示しているものだ」ということです!

代表的な遺産を挙げると、以下のようなものがあります。

  • 松下村塾
  • 三菱重工業長崎造船所
  • 軍艦島(端島炭坑)
  • 旧グラバー住宅
  • 八幡製鉄所

歴史的な観光名所として有名なものばかりですね!

産業革命遺産の紹介

松下村塾

日本史好きの方や幕末好きな方で知らない人はいないであろう「松下村塾」も、産業革命遺産として登録されています。日本の近代化に大きな影響を与えることになった、吉田松陰が主宰していた私塾です。

この私塾がなぜすごいのかというと、尊皇攘夷派として活躍した人間や明治政府の中心人物を多く輩出した場所だからです。代表的な塾生は、「高杉晋作」「久坂玄瑞」「伊藤博文」「山県有朋」などです。歴史に詳しくない方でも、名前を聞いたことのある人物がいたと思います。

松下村塾の詳細はこちら

三菱重工業長崎造船所

こちらはただの造船所ではなく、有名な船舶を多く建造したことで有名です。また、ジャイアント・カンチレバークレーンと呼ばれる巨大なクレーンは、目立つだけでなく、現在も稼働中であるという部分も評価されています。

ここで戦時・戦中に建造された船舶には、以下のようなものがあります。

  • 戦艦:武蔵、霧島、日向など
  • 重巡洋艦:利根、筑摩、羽黒、鳥海など
  • 軽巡洋艦:多摩、木曾、川内など

この他にも航空母艦などが多く建造されています。

三菱重工業長崎造船所の詳細はこちら

軍艦島(端島炭坑)

B'zのミュージックビデオの撮影場所として使われるなど、かなり有名な遺産です。外観を見ると軍艦「土佐」のように見えることから「軍艦島」と名付けられた島ですが、正式な名称は「端島炭坑」です。その名前からもわかるように、石炭を掘る炭坑の島だったというわけです。

元は普通の島でしたが、護岸堤防の拡張工事が繰り返され、現在の形になりました。炭坑の施設もありますが、島の上に建っているのは労働者の住居施設なのです。当時、5000人以上もの人々がこの島に居住しており、人口密度は東京都区部の何倍にも登ったそうです。

また、現在は無人島ですが、軍艦島の雰囲気に惹かれて見学に訪れる方が多いのだとか。そのため、「廃墟写真」というジャンルに一定の重要が生まれるようになりました。確かに、どこか寂しい気持ちにさせる遺産のような気がしてきますね。

軍艦島(端島炭坑)の詳細はこちら

旧グラバー住宅

開国間もない日本の貿易に貢献した、スコットランド出身の起業家、トーマス・ブレーク・グラバーの邸宅を指します。最近では「グラバー邸」と呼ばれる有名な観光地であり、足を運ぶ人が後を絶ちません。

グラバー氏は、修船場や炭坑の建設だけでなく、機械技術も導入した人物です。またそれだけでなく、坂本龍馬や伊藤博文などの志士や若い人々への援助を惜しまず、支えたと言われています。この人がいなければ、明治維新は成らなかったかもしれませんね。

もう1つ遺産と呼ばれる理由として、西洋と日本の技術が融合した建築様式であることも挙げられます。日本瓦や土壁を使いつつアーチ型欄間を活かした近代的な邸宅であったと言えるでしょう。ぜひ見学に行ってみたいスポットですよ!

旧グラバー住宅の詳細はこちら

世界遺産登録前に行っておこう!

どれも世界遺産と呼ぶにふさわしい、長い歴史を持っているものでしたね。諮問機関の勧告があったことにより、登録はほぼ確定と言われておりますが、最後の最後までどうなるかはわからないので、期待しましょう!

登録されれば、多くの人が押し寄せるので、登録前に行ってみることをおすすめします。

(image by 写真AC)

この記事で使われている画像一覧

  • 3f00efd9 10f8 4853 9f13 aa84ab3c9de6

本記事は、2015年06月02日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

編集部ピックアップ

編集部おすすめ期間限定のPRコンテンツ

もっと見る