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これこそクールジャパン!外国人もハマる「盆栽」の魅力

2016年11月21日更新

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最近は日本の文化が海外にも広く受け入れられ、多くの外国人が日本を訪れるきっかけになっているようです。アニメや漫画などが「クールジャパン」として海外に輸出され、海外の人々にも愛されているのはよく聞く話ですよね。

そして最近ではちょっと意外なものがクールジャパンの仲間入りを果たして話題になっています。盆栽です。日本では「おじいさんの趣味」として受け取られがちな盆栽ですが、海外では芸術、アートという扱いを受けているんです。

そういった海外の反応を受けてか、日本でも若い女性を中心に盆栽が見直され始めています。テレビ埼玉では「天才盆栽中学生」という盆栽をフィーチャーした番組も放送されていました。

国内外で注目を浴び始めている盆栽ですが、今回はなぜ盆栽が外国人に人気なのか、盆栽は外国人にどんな受け取られ方をしているのかをまとめてみました。

そもそも盆栽とは

日本では年配の人、裕福な人が楽しんでいるイメージのある盆栽ですが、盆栽の魅力とは一体何なのでしょうか?

盆栽の姿を借りて「世界」を楽しむ

盆栽とよく似たものに鉢植えがありますね。

鉢植えには植物を植えて、植物自体を楽しみます。しかし、盆栽は盆栽として植えられている松などの植物の姿を借り、その植物で「自然」「世界」を表現するものです。自分の思い描いた風景や懐かしい風景などを植物自体で表現します。

育てるのが楽しい

つまり盆栽とは世界を作って楽しむものなので、その世界を作っている過程も魅力の1つなのだそうです。自分好みの形の枝にするために、枝を曲げたり、針金を巻いたり色々と工夫するわけですが、そういった過程と作り上げたときの喜びが、何にも代えがたい楽しみになっているようです。

海外での盆栽ブーム

なぜ海外に盆栽が受け入れられたの?

海外にはガーデニングの文化があったので、その延長線上で興味を持って始める人が多いのではないか、と言われています。特に女性の盆栽愛好家が多いようで、またアートやクリエィティブ系の若者からも支持を得ているようです。

海外では盆栽は一種のビジネスとして成り立っています。例えばイタリアでは盆栽の輸入販売会社が誕生しました。日本から盆栽を輸入したり、ビニールハウスで盆栽の栽培をしたりして自国の人々に盆栽を販売しています。

おしゃれな通りでも盆栽を販売しているお店があり、デートついでに買っていくのが若いカップルの間で人気になっているようです。

この会社では小さい子向けに盆栽を教えるイベントも開催されているのだとか。子どもを入り口にしてその親世代へも盆栽を広めることを狙っているのだそうです。幅広い世代に盆栽を根付かせようと努力しているんですね。

すごいのになぜ?海外の疑問

盆栽の芸術性の高さは海外でも認められています。しかし、日本人の盆栽への興味のなさを不思議に思っているフシもあるようです。

いつも残念に思うのは、日本では盆栽の価値を評価していないようだ。日本人は大切に思っていない。日本政府も行政も盆栽を重視していない。しかし、西洋人にとっては、特に若い人にとって盆栽は大変重要で心に直接響くものである。歌舞伎などは時間がかかるし知識が必要。一方、盆栽は、若い人、老人、子供が、見ただけで、声をなくすほど感動する。(引用:平成 21 年度欧州地域(イタリア、ベルギー)における盆栽輸出可能性調査

こう語るのはイタリアの盆栽界では有名なルカ・クレスピ氏。父親のルイージ・クレスピ氏はイタリアに初めて盆栽を輸入した人だそうで、イタリアのみならずヨーロッパの盆栽界での重鎮として名を馳せた人です。実は上記の盆栽輸入販売会社のオーナーでもあります。

偉大な父を持ち自身も盆栽の仕事をしているルカ・クレスピ氏は、盆栽の芸術性を高く評価するとともに、日本の閉鎖的な盆栽業界に憤りを覚えているようです。

海外から弟子入りしてくる外国人が増えている!

日本では縮小してきていると言われている盆栽産業ですが、海外では順調に拡大傾向にあります。そんな中、海外から盆栽の技術を学ぼうと日本にやってくる外国人の方もいるようです。

江戸川区で盆栽美術館を主催している盆栽作家の小林國雄さんのもとには、住み込みで常時4〜7人程度のお弟子さんがいるといいます。今まで面倒を見てきたお弟子さんは70人ほどで、その内の20人ほどは外国人だったそうです。

外国人のお弟子さんはイタリア、スペインなどのヨーロッパが大半のようですが、親日国として有名な台湾からやってくる人も多いそうです。特にイタリアには盆栽の美術館や専門の大学まであるそうで、日本の美が想像以上に海外で受け入れられていることを感じます。

かっこいい盆栽まとめ

盆栽ってなんか古臭くて地味……というイメージを持っている人はいないでしょうか?いえいえ、盆栽は地味なんかじゃありません。これをきっかけにあなたも盆栽にハマってしまうかも?

気迫を感じる巨匠の作品

写真は木村政彦さんという盆栽職人が作った作品です。大きな風に逆らい立っているような気迫を感じます。

木村さんは世界的に評価される盆栽職人で、現在は国内だけでなく海外にも講師として招かれることが多いそうです。

ジブリアニメの世界を彷彿とさせる盆栽アート

これはアートディレクター相羽高徳のさんが作った盆栽の作品です。少しハウルの動く城みたいな雰囲気もありますね。盆栽の使い方がダイナミックでカッコいいです!

盆栽の木以外にも色々な小道具を使った彼の作品は「盆栽アート」として海外からも注目されています。作品を見た海外の人々は「脳がクラクラするくらい感動した」「見る前に驚く準備が必要」という感想を抱いています。

鉢がない?概念を突き破れ!

ベネズエラの美大を卒業した盆栽アーティストの作品です。鉢がなくどうやって立っているのか不思議ですね。躍動感を感じさせる作品です。

盆栽のピカソの日本趣味

盆栽のピカソと呼ばれるダン・ロビンソンさんの作品です。このように木の先端が鉢縁よりも下に来ている状態を懸崖といい、厳しい自然の中で生きる木が断崖絶壁にしがみついている様子を表しています。

盆栽はアートである

海外の人は、日本人からすると「なんでそこ?」というところを好きになったりしますが、私たちが忘れかけている日本のいいところを教えてくれることもしばしばあります。この盆栽ブームもまさにそうです。

盆栽はおじいさんの趣味、金持ちの道楽、と考えていた人も多いのではないでしょうか。しかし海外には若い人が盆栽にハマっている例も多く、アート作品のように受容されています。上記のようなカッコいい盆栽も出てきているので、これから盆栽にハマる日本人も出てくるのではないでしょうか。今後の盆栽ブームの動向に目が離せませんね!

もし「私もやってみたいかも…」と思ったら、まずはミニ盆栽や苔玉からはじめてみてはいかがでしょうか?植物を育てたことがないという方は、苔をあしらった和モダンな観葉植物で気軽にはじめるのもおすすめですよ!

(image by amanaimages1 2)

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本記事は、2016年11月21日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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