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世界遺産なのは富士山だけじゃない!三保の松原の基礎知識

2015年05月20日作成

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富士山はいつの時代も人々の心を掴んで離さない存在です。21世紀となった現在でも、初夢の縁起物は「一富士、二鷹、三茄子」と、昔からトップは富士山と相場が決まっており、他にも新入社員の研修の場所として選ばれるなどその人気は衰えるところを知りません。

そんな富士山は関連する文化財群とともに「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として、2013年6月に世界遺産に登録されました。その文化財のなかの1つに、「三保の松原」というものがあります。今回はその三保の松原についての基礎知識を紹介します。

富士山に負けない三保の松原の魅力

三保の松原とは

「三保の松原」とは、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地のことです。海辺に生える多くの松によって松林が作られています。

平安時代からその美しさは有名で、多くの歌に詠まれています。承久の乱を起こした後鳥羽院は、「きよみ潟ふじの煙や消えぬらん月影みがく三保の浦波」と詠んでいます。

この歌は「清見潟(きよみがた)から望む富士の煙が消えたのだろう、月の光が三保の浦波に磨かれたように澄んでいるよ」という意味です。月と富士山と三保の風景は夜でも心に残るものなのですね。

江戸時代には、かの浮世絵師の歌川広重によっても描かれています。「六十余州名所図会」の「駿河 三保の松原」をはじめとして、多くの浮世絵にその美しさがあらわされています。

芸術性の高さが評価された三保の松原

日本で古くから霊峰として崇められてきた富士山と一緒に世界遺産に登録された文化財群は全部で25あります。そのうちの三保の松原以外の24の文化財は、富士山域とその周辺に存在するのに対し、三保の松原は富士山から40km以上離れたところに位置しています。

これだけ遠くに位置するにもかかわらず世界遺産として登録されたのは、前に書いたように三保の松原と富士山がセットで描かれたり、和歌として詠まれたことが影響したと考えられています。

三保の松原が、富士山の世界文化遺産登録名でもある「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」にあたると考えられたのでしょうね。

三保の松原のすごさ

三保の松原では、「松原」と言われるとおり、3万本以上の松が海辺に植えられており、その距離は7kmにも及びます。砂浜と松林、富士山が織りなす景色は、国の名勝にも指定されるほど美しいものです。

三保の松原は、全国投票の結果選ばれた日本新三景の1つともされています。富士山とセットで見たときの美しさから選ばれたようです。他の日本新三景には、大沼と北海道駒ヶ岳、大分県にある耶馬渓が選ばれています。

また、日本三大松原にも数えられています。日本三大松原とは、佐賀県にある虹の松原、福井県にある気比の松原、そして静岡県の三保の松原の3つのことです。いずれも景勝地で、素晴らしいところです。ここに名を連ねていることで、三保の松原の景色がいかに美しいかがわかります。

三保の松原の見頃と周辺観光地

冬から春にかけてが三保の松原の絶景を楽しむ絶好の季節になります。富士山に降り積もった雪と松原、海のコンビネーションによってつくりだされる絶景はここでしか見ることができません。

周辺には桜の名所である御穂神社があり、やはり富士山に雪が残りつつ花見を楽しむことができる春頃に行くのが良いでしょう。また、水上バスも運行しており、海上から富士山と三保の松原の絶景を楽しむことができます。

他には、天女が舞い降りて羽衣をかけたと伝わる伝説の松、「羽衣の松」や、その羽衣の松と御穂神社をつなぐ松並木である「神の道」があります。

三保の松原への行き方は、電車で静岡駅まで行き、JR東海道線で清水駅に向かいます。清水駅に着いたら、バスやタクシー、水上バスで三保の松原に行くことができます。

三保の松原から3大松原を制覇しよう!

三保の松原は静岡県にあることから、関東、関西のどちらからでも比較的行きやすい場所にあります。世界遺産に登録されたのは富士山だけではありません。三保の松原の絶景をこの機会に見に行ってみませんか?

(image by amanaimages1 2)

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本記事は、2015年05月20日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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