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「ぼんやり」との付き合い方で作業効率がアップするかも

2015年05月08日作成

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ぼんやりする時間って素晴らしいですよね。仕事や家事など実際の生活に必要なことは一切考えず、ただただ頭の中を通り過ぎていくとりとめもない考えを見つめている時間。できることならそんな時間だけで生活してみたいと思う人もいるのではないでしょうか?

しかし、社会生活を営む現代人にとって、ぼんやりする時間は「悪」と捉えられがちです。「ああ、せっかくの休みの日だというのにぼーっと過ごしてしまった」「いかん、仕事中なのにぼんやりしてしまった……」といった風に、ぼんやり過ごすことに罪悪感を感じていませんか?

しかし、このぼんやり時間が実は仕事の効率アップに必要不可欠なんです。今回はぼんやり時間に脳でどんなことが起こっているか、そしてぼんやり時間をどう取り入れていけばいいかについてまとめました。

目次

ぼんやりする時間は脳を活性化させる?

ぼんやりするって実はそんなに悪いことじゃないんです。ぼんやりしている状態のとき、脳は通常時とは違うはたらきをしているようです。

働いていないときに働いている脳の部分がある

ぼんやりしているときの脳は働いていない、もしくはそのことはあまり重要ではないと長い間考えられてきました。しかし、ワシントン大学のレイクル教授がそんな現状に疑問を感じ、ぼんやりしているときの脳のはたらきを調べる実験を行ったのです。

実験の結果、意識して活動を行っているときには、脳の後部帯状回と前頭葉内側脳という部分の活動が低下していることがわかりました。しかし、ぼんやりしているときには、その部分のエネルギーがかなり消費されているということがわかったのです。しかもエネルギーの消費量の差はなんと20倍だそうです。

また休んだり仕事をしたりを繰り返したときの後部帯状回と前頭葉内側の脳波の波形を調べたところ、それらの部分はほぼ同じ波形で動いていたことがわかりました。後部帯状回と前頭葉内側は協調して動いていたのです。

レイクル博士は、何もしていないときのこの脳の協調を、デフォルトモードネットワーク(DMN)と名付けました。

デフォルトモードネットワークは何がいいのか

ぼんやりして、脳がデフォルトモードネットワークの状態に陥ると、脳は以下のようなことをしてくれるといわれています。

  • 自分の今までの記憶の整理
  • 気持ちの整理
  • 自分自身を認識する
  • 創造

記憶や気持ちが整理されると、意識のリセットが行われてリラックスした状態になり、ストレスの解消や効率アップにつながるというのです。

ぼんやりするのと少し似ている行いに、瞑想や座禅などがあります。これらもデフォルトモードネットワークの状態に陥りやすい行為なんだそうです。

効率的な「ぼんやり」の方法

私たちは仕事をしたり、本を呼んだり、メールをしたりという「意識的な活動」をして毎日過ごしていることが多いと思います。その反対で、何も考えず、何もせず、ぼーっとしている状態のことや、無意識に何かを行っている状態のことを「ぼんやり状態」といいます。

例えばこんな経験はないでしょうか。仕事をしているときに頭のなかが煮詰まってしまい、なんとかアイディアをひねり出そうとしても何も浮かばないのに、ちょっと一休みしてコーヒーなんかを飲んでいるとフッとアイディアが舞い降りてくる。これは「ぼんやり状態」のおかげだといえます。

効率的にぼんやりするには、頭が煮詰まってきたと感じたら潔く休むことが重要なのではないでしょうか。

ぼんやり時間の取り入れ方

一人ランチ

いつも誰かと一緒にランチをするという人は、週に1度くらいは1人でランチに行く日を作ってみましょう。

ランチは大体職場の人と行くことが多いと思いますが、そうなるとやっぱり仕事の話になったり、ならなかったとしても相手に気を使ったりすると思います。

同僚や先輩があまり来ないようなお店を見つけ出し、1人で行って、スマホの電源も切って黙々と食べましょう。食べているときや食べ終わったあとの時間などに、ぼんやり時間を作れます。

プチ散歩

仕事の合間に小腹がすいて、近くのコンビニに行ったりすることがありますよね。このちょっとした時間もデフォルトモードネットワークの時間になりえます。

この場合大事なのは行くコンビニを固定し、コンビニへ行くルートも固定してしまうことです。行き先やルートが変わってしまうと「こっちに行って、次は右に……」などと考えてしまいます。なるべく考え事をしなくていいようにして、ぼんやりしながら散歩しましょう。

じっくり歯磨き

ランチ後に歯磨きをする人も多いと思いますが、その歯磨きを人のいない時間帯に、じっくりと時間をかけてやってみましょう。

歯磨き中は口がふさがっている状態なので人と会話になりにくく、また手を小刻みに動かす動きだけなので無心になれますね。

ぼんやり時間を生活に取り入れよう

仕事が忙しかったりすると「休んでなんかいられない!」とがむしゃらになってしまいがちですが、ぼんやりする時間もとても大事なんです。ぼんやりすることで逆に仕事の効率アップにもつながるようなので、うまく仕事中などに取り入れられるといいですね。

(image by amanaimages1 2 3)

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本記事は、2015年05月08日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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