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お願いするときは注意しよう!強要罪、脅迫罪とは

2015年04月13日作成

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誰しも頼みごとを友だちなどの親しい人に気軽にしたことがありますよね。お願いする立場は、普通弱いものですが、相手の弱みにつけこんで強気な態度で臨んだりすると、場合によっては犯罪になってしまう可能性があるといいます。

クレームをつけて店員を土下座させ、その写真をSNSで拡散させた客が強要罪に問われたという話もありました。今回は身近にあり、うっかりすると犯してしまうかもしれない「強要罪」と「脅迫罪」について紹介します。

強要罪について

まずは強要罪についてです。強要罪は、質の悪いクレーマーなどが執拗にする必要のないこと(義務のないこと)を店員に要求し、強制的に自分に有利なことをさせるというような、内容があまりにもひどい場合に犯罪になる可能性があるものです。

強要罪とは?

1:生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の懲役に処する。
2:親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者も、前項と同様とする。
3:前2項の罪の未遂は、罰する。(刑法第223条|強要罪 より)

つまり、する必要、義務がないことを承知で「私のために◯◯しないと、お前に不利になるようなことをするぞ!」と脅して、無理矢理にさせることで起こってしまう犯罪です。こちらは、後に説明する脅迫罪とは違って未遂罪が成立します。

未遂罪とは、犯行を実行しようとしたものの目的が実現されなかった場合に成立するものです。

強要罪が成立した実例

実際に強要罪が成立した実例は以下のものがあります。

  • 一般的に言う「押し売り」
  • 被害者の周囲を取り囲み、謝罪文を書かせた。
  • 会社の経営者が社員に「解雇」か「一身上の都合」での退職を選ぶように迫り、退職願を書かせた。
  • 店員にクレームをつけ、無理やり土下座をさせてその写真を撮りSNSで公開する。

これらのことから、強要罪は、相手に不利益なことをしないかわりに自分の有利となることを無理やりさせたことで発生する、ということがわかります。

脅迫罪について

次に脅迫罪について紹介します。脅迫罪は強要罪と似ていますが、成立する条件や未遂罪などに関して違いがあります。

脅迫罪とは?

1:生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
2:親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。(刑法第222条|脅迫罪 より)

つまり、他人の「名誉」や「生命」などに害を与えるような内容で脅すということが、脅迫罪になりうるのです。この犯罪に未遂罪は存在せず、多くの罪に未遂罪が規定されている日本の刑法では珍しいタイプとなっています。

また、金品を奪う目的で脅迫を行った場合は、脅迫罪ではなく「恐喝罪」や「強盗罪」が成立します。

脅迫罪が成立する条件

脅迫罪となるような脅しの内容としては以下のものがあげられます。

  • 「殺すぞ」などといった生命を危険にさらすような言葉
  • 「殴るぞ」「蹴るぞ」などといった身体を危険にさらすような言葉
  • 「◯◯を言いふらしてここにいられなくしてやる」などといった言葉
  • 「お前の家を燃やして、お前の財産を消してやる」などといった言葉
  • 「親族にも同じことをする」などといった言葉

その人が恐怖するようなことを言ってしまったら脅迫罪になるということですね。ただし「お前には天罰があたる!」など、その言葉を言った側にもどうもすることができない場合は脅迫罪にはなりません。

言われた側が恐怖し、なおかつ言った側が実際に行うことができる行為で脅したときに、脅迫罪が成立します。

親しき仲にも礼儀あり

何をするにしても無理やりというのはよくありません。ましてやお願いをするのですから、上から目線で頼むのはもってのほかです。どれだけ親しい友人であっても、お願いするときくらいは礼儀正しくしましょう。

(image by amanaimages 1 2)

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本記事は、2015年04月13日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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