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初心者がドローンを「買いたい!」「飛ばしたい!」と思ったときに読むべきハウツー

2015年03月19日作成

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最近、「ドローン」が話題です。

ドローンとは、プログラムで自動航行する航空機の総称です。もともとは軍用として、人が介入できない場所へ物資を運んだり、現地の様子を空撮するために使用されていました。

近年、一般企業のほか、趣味として使用する人が増え、急激に注目を集めています。中でも、空撮を目的にドローンを使っている人が多いようです。一方、飛行させてはいけないところで飛ばしたり、人にぶつけたりなどのトラブルも発生していて…安全に楽しむにはどうすればいいのでしょうか。

そこで今回は、ドローンを使ってみたい!飛ばしてみたい!という人のために、文筆家で、かつ自身も趣味でドローンでの空撮などを行なっている小寺信良さんに、購入ポイントや空撮でおすすめの構図などを伺ってみました!

目次

ドローンを買うぞ!となったときの購入ポイント

いざ「ドローンを購入したい!」となったとき、何をチェックすればいいのでしょうか。

初めて購入するときは、特に次のポイントに注目してみましょう。

  • 最初は高くないものを選ぼう
  • 機体の大きさは最低10cmあるものを選ぼう
  • 電池は入手しやすいものを選ぼう
  • 汎用性のある入手しやすいプロペラのものを選ぼう
  • コントローラーは「モード1」「モード2」のどちらかを選ぼう
  • 欲しい機能があるものを選ぼう

最初は高くないものを選ぼう

ドローンの価格帯は安価なもの(=おもちゃクラスのもの)では1万円前後、そこからどーんと間があいて、高価なもの(=本格的なもの)では7万円台のものがあります。小寺さんいわく、2015年ごろから2~3万円台のドローンも多く登場するのではないかと予想されていますが、現状では上記の価格帯が中心のようです。

1万円前後のドローンはだいたい全長40cmほど。前方にカメラがついているものが多いです。7万円台のように、高価になればなるほどGPSといったセンサーが多く搭載されています。

初めての購入であれば、1万円前後よりも安い、7,000~8,000円程度のものを購入しましょう。

小寺信良さん(以下、小寺さん)「ドローンを始めたばかりのころは必ず、いや絶対と言っていいほど、機体を壊すか紛失します。僕自身、2機ほど紛失しています。まずは練習用として、安価なもの、かつあまり自動化されていないもの(=ある程度、自分で操縦する必要があるもの)を選びましょう」

機体の大きさは最低10cmあるものを選ぼう

ドローンのような機体は全長が小さいもののほうが可愛らしく、操作が簡単なイメージがあります。しかし、機体が小さければ小さいほど不安定で、センサーなどの機能が少ないものがほとんどです。うまく飛ばすには、それなりの経験とテクニックが必要になります。

ドローンは、機体が大きい方がコントロール面でも機能面でも安定しています。特に初めての購入であれば、全長10cm以上のものを選びましょう。

電池は入手しやすいものを選ぼう

ほとんどのドローンが入れ替え可能な充電式電池で稼働しています。1つの電池で稼働できる時間はおよそ5~10分ほど。電池の充電には長くて2時間ほどかかるものもあります。予備の電池をすぐに用意できるようにするためにも、汎用性がある電池(他メーカーでも製造されている電池)かどうかを確認しましょう。

以下、汎用性のある電池かどうかをチェックする方法です。

  • 気になるドローンの商品説明をチェック
  • 使用されている電池の商品名をコピペし、ネット検索にかける
  • ほかの機体にも使用されていようであれば汎用品の可能性がある、なければほかで使用されていない可能性がある
小寺さん「バッテリーが内蔵されて取り出せないものは、一度フライトするたびに2~3時間の充電が必要になります。5分飛ばして2時間休憩では、なかなか上手くなりません。練習用にはバッテリー交換式の機体を選びましょう」
電池は予備も含めて3つほど買っておくようにしましょう。

汎用性のある入手しやすいプロペラのものを選ぼう

電池同様、プロペラも消耗品です。当然ですが、飛行中に折れてしまうと、プロペラの替えがないかぎりは再び飛ばせません。

上記の電池と同じ方法で、汎用性のある入手しやすいプロペラかどうかをチェックしましょう。

予備用としてもう1セットは買っておくようにしましょう。

コントローラーは「モード1」「モード2」のどちらかを選ぼう

ドローンのコントローラーは「モード1」と「モード2」の2種類があります。

  • モード1・・・右側に上昇下降のレバー、左側に前後移動のレバーがある
  • モード2・・・左側に上昇下降のレバー、右側に前後移動のレバーがある
左右移動と旋回操作は共通

購入する際は、自分がどちらを使うのかを決めておきましょう。

頭ではわかっていても、いざ機体が浮いている状態のときにコントローラーがいつもと違うものだったりすると、誤操作が多発してしまう可能性があります。

小寺さん「高価なタイプではモード切り替えができますが、安価なタイプだと、どちらか専用のものしか売られていません。右手と左手の動きが逆というのは、持ち替えてすぐに慣れるものではありません。自分はどちらができそうか、きちんと決めてから購入してください」

欲しい機能があるものを選ぼう

購入するドローンに「欲しい機能」がついているかどうかをチェックしましょう。ドローンでの空撮が目的であれば、カメラがついているものを選びます。

小寺さん「安価なものだと、ついていないもののほうが多いです。『すべてのドローンにカメラが搭載されている』と思って買ったのに、実際にはなくてがっかりしたなんてことにならないように、欲しい機能がついているかどうか必ずチェックしてください」

おすすめの機体

  • Hubsan X4 HD H107C-1
  • ブラックサンダー 4ch 2.4GHz マルチコプター
小寺さん「『Hubsan X4 HD H107C-1』は小型ながら、機体や性能が安定しているのでおすすめです。『ブラックサンダー 4ch 2.4GHz マルチコプター』は少し高めですが、評判のいいモデルです」

ドローンを買ったら、まずは家で練習!

前述のとおり、初めての頃はトラブルが多く、特に外での操縦は機体を壊したり紛失したりする可能性がとても高いです。

何より、回転中のプロペラは刃物のように鋭利です。まだコントロールに慣れていない段階でいきなり外で飛ばすと、自分以外の人に怪我をさせてしまう恐れもあります。そうならないためにも、外へ出る前に、まずは家の中で練習しましょう!

練習の前にチェックしておきたいこと

練習!・・・の前に、次のことをチェックしておきましょう。

  • ドローンの前方はどちらなのか
  • プロペラのガードがついているかどうか

一見、どちらが前方なのかがわからないドローンだからこそ、機体の前後を確認しておくことが大切です。基本的にプロペラの色が前後で違っていたり、LEDなどが付いていて見分けがつくようになっています。ただし、機種によって例外もあるので、購入したドローンの発進方向を必ずチェックしておきましょう。

また、家の中で練習するときはプロペラにはめるガードをつけておく必要があります。プロペラはものすごい速さで回転します。プロペラがむき出しだと手や足を切ってしまう危険があるので、必ずガードをはめてから練習にうつりましょう。

外で飛ばすときは風の抵抗を受けないためにも、プロペラのガードは外しましょう。

練習1:機体を上昇させる

以下の手順で、機体を上昇させましょう。

  • 1:コントローラーの上昇・下降用スロットを操作し、最初の50cmまではスーッと上昇させる
  • 2:そのあと、自分の胸の高さあたりまで、ゆっくりゆっくり上昇させていく
  • 3:胸の高さあたりまで上昇させたら、その高さをキープする

ドローンを上昇させるポイントは「とにかくゆっくり上げていく」です。ただし、地面と近い位置になると、プロペラの風圧によって、まるで氷の上を滑るようにして横へ滑ってしまいます。

地面から機体を上昇させるときは、最初の50cmくらいまではスーッと上へ飛ばすようにしましょう。そのあとは、ゆっくり上昇させてOKです。

練習2:機体を下降させる

以下の手順で、機体を下降させましょう。

  • 1:コントローラーの上昇・下降スロットを操作し、ゆっくりと下降させる
  • 2:地面と10cmほどの距離になったら、ポトッと落とすように機体を下ろす

飛行機型のラジコンと違い、ドローンはふんわりと着地できません。地面との距離が近い状態が続くと、前述のとおり横滑りしてしまいます。ある程度、地面との距離が近づいたら、機体をコトンと落とすように着陸させましょう。

小寺さん「ここでの目的は『レバーがどのくらいの力加減で、どのくらい上昇・下降するのか』という感覚を知ることです。そのあたりも意識しながら、家で毎日30分程度、1週間続けて練習してみてください」
バッテリー1個分を使い果たすまで、墜落させずに自分の胸の高さでほぼ安定して飛ばせるようになったら、外での飛行に挑戦してみましょう!

屋外でドローンを飛ばそう

家での練習をクリアしたら、いよいよ外での飛行に挑戦です。

操作方法は、基本的には「家の中での練習方法」と同じです。ここでは、外で飛行するときの注意点などをご紹介します。

人がいない・ひらけた場所を選ぶ

外でドローン(直径40cm以下の小さいタイプのもの)を飛ばすときは、以下の条件がそろっている場所・環境かどうかを確認しましょう。

  • 人がいない場所
  • 木や電柱がない、ひらけた場所
  • 風がおだやか
  • 天気がいい

ただし、直径40cm以上の場合は「おもちゃ」の範疇を超えて「飛行物」という扱いになるため、ほとんどの河川では使用を禁止されています。事前にそういったところもチェックしてから飛ばしましょう。

小寺さん「東京都内で唯一そういった決まりがないのは江戸川だけです。そのほかの都内の河川ではほとんど禁止されています。以前、ドローンのレビュー記事を書いたことがありますが、そのときは編集者と2人で江戸川まで行って撮影しました」

困ったときは、落下させる

いくら人がいないタイミングを狙ったとしても、ドローン自体が物珍しいのでたくさん人が集まってきてしまうことがあります。

ドローンでもっとも注意したいのが、回転中のプロペラです。回転が速いためプロペラの先が鋭利になり、自分だけでなく他の人も傷つけてしまう恐れがあります。

集まってきた人に動揺して機体が不安定になったり、無理に人を避けようとして操作が危うくなったりしたら、機体は諦め、スロットを下ろして落下させてしまいましょう。

小寺さん「プロペラさえ回っていなければ、それほど危険ではありません。少しでも危ない状況になったら無理をせず、怪我人を出さないためにもすぐに落下させてしまいましょう」

ドローンで空撮する方法(動画)

ドローンでの空撮(動画)=その場に止まって、その軸からぐるりと周囲を見渡す…というものが基本の動きです。そのため、あまり「移動しながら撮影している」感は得られないかもしれません。

中には左右に移動したり、平行移動している感じがある空撮もありますが、こういったものは基本的に機体とカメラが別々になっているタイプのドローンでないと、上手に撮影できません。

編集ソフトは必須

ほとんどのドローンでの撮影は、飛ばす前から録画設定をしておく必要があります。飛行中に録画スタート、ということは基本的にはできないので、録画開始~終了まですべて着地しているときに行うことになります。

YouTubeなどに撮影したものをアップするのであれば、動画編集ソフトなど、ある程度の環境を用意しておきましょう。

ドローンで空撮するときの、おすすめの構図

【初心者向け】見晴らしのいいところでぐるっと見渡す

ドローンをまっすぐ上昇させ、見晴らしのいい高さまできたらぐるっと見渡すようにして周囲を撮影するというものです。

小寺さん「そもそも空撮する目的の1つとして『自分が見たことがない画がみたい』というものがあります。自力では見られないような高い場所での景色を見られるというのも、空撮の魅力です」

【中級者向け】スピード感を演出する

芝をなめるように進み、そこからガーッと上昇して周囲を撮影する、という演出のものです。

小寺さん「疾走感がある画はわりとウケます。地面から上昇していく様子をスピード感があるように演出してみると、とても気持ちがいいものが撮れますよ」

【上級者向け】ドローンを操作している自分を撮る

操作している自分自身を撮影するというものです。

小寺さん「ドローンを飛ばして操縦している自分を撮るというのも楽しいです。ただ、ドローンと向かい合うことになり、操作の前後左右をすべて逆にしなければならないので少し練習が必要です」

最近、ドローンが注目されている理由

もともとは軍用として一部でしか使用されていなかったドローン。そんなドローンが近年、急激に注目を集めています。その理由の1つに「ドローン技術の進歩」があります。

小寺さん「ドローン技術の進歩には、スマートフォンが関係しています。スマートフォンの進化とともに、使用されるチップがさらに小さく価格も安くなる=ドローンで使用するチップも小さく価格も安くなりました。おかげで、いろんなセンサーを積むことができ、飛躍的に動作が安定するようなったのです」

今回、お話を伺ったのはこちら!

小寺信良さん

映像編集者として18年間、バラエティ、報道、コマーシャル映像制作などを手がけたのち、文筆家として独立。コンシューマAV機器から放送機器まで幅広い執筆・評論活動を行なう傍ら、インターネットにまつわる諸問題の解決にも取り組む。現在では「ITmedia」「Yahoo!個人」などでも執筆活動を行なっている。「今はピンとこなくても、ドローンの活躍の場はどんどん広がっていきます。なので、今からドローンをいじっておくと、すごく楽しいと思いますよ」と小寺さん。

(動画提供:小寺信良)
(ライター:福岡夏樹)

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本記事は、2015年03月19日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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