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ビジネスマン必見!ゲストの宗教に合わせた接待術

2015年03月12日作成

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オリンピック招致の折、「お・も・て・な・し」という名言が生まれましたね。インフラが整備されて、ますます国と国の距離が近づくなか、オリンピックという機運の高まりから、ますます多くの外国人が日本にやってくることでしょう。

そんなときに私たちが外国の方々をおもてなしできなければ、かっこわるいですよね。しかし、宗教によって、食べてはいけないものが細かく決まっていたり、ライフスタイル自体が私達と大きく異なっていることがあるので、なかなかうまくいかないことも多いかもしれません。

そこで、特に戒律が厳しいことで有名な宗教のタブーをチェックして、先回りの接客術を身に着けてしまいましょう!

目次

イスラム教

食べ物に関する規則が厳しい、一日に5回メッカに向かって礼拝をする、という私たちにとって最も異国情緒を感じる宗教かもしれません。そんなイスラム教徒の人々は厳しい戒律の中で生きるからこそ、旅行先では肩身の狭い思いをしているはずです。

特にイスラム教は食べ物に関して厳格です。豚とアルコールの摂取はタブーとされ、そのほかの肉もきちんと定められた屠殺方法でないと食べることができません。それでは、詳しく見ていきましょう!

食事

イスラム教では、食べてもいい食材をハラルといいます。ハラルは屠殺方法などもイスラム教に準じた形で生産されています。ハラル食品を取り扱っているお店や通販サイトで、食材を調達するのが一番確実な手段ですね。

通販サイト:smaile infinitySaid shopなど
新大久保にはイスラム街があるようで、「The Jannat Halal Food」などハラル食品などを扱ったお店があるようです。

レストランでおもてなしをする場合は、野菜・魚介類を中心にメニューを選ぶと喜ばれます。

ホテルの冷蔵庫に入っているお酒は、あらかじめ抜いておきましょう。また、日本のお酒はジュースと見分けがつかないことが多いので、お酒のラベルをわかりやすくしてあげることも重要です。

礼拝

イスラム教では1日に5回の礼拝をします。しかし、日本では設備が整っていないために、礼拝を行うことが難しいです。滞りなく礼拝をしてもらえるよう、以下のものを用意しておきたいとことろです。

  • 身体を清める手水
  • お祈りをするときに身体が汚れないようにするマット
  • メッカの方向を指し示すギブラコンパス

お祈りの時間はその場所の日の出・日の入りの時間によって変わってきますので、お祈りの時間を調べてプリントアウトしてあげるととても喜ばれます。

日本にもモスク(イスラム教の協会)があります。モスクはお祈りのための準備が整っているため、最寄のモスクまでの地図や道順を教えてあげると喜ばれます。

礼拝室が用意できない場合は、洗面台などで身体を清めることになり、床に水がたれてしまうことがあります。そんなときのために、タオルを余分に用意しておくといいかもしれません。

その他のマナー

イスラム教徒は男女関係にも厳格です。例えば、男性が必要もなく女性を見つめることは禁じられています。接客は基本的に同性で行うようにしましょう。

特に女性の方に対して男性が接客をしなければいけない場合には、個室で2人きりにならないように配慮します。

ヒンドゥー教

インドやネパールを中心に世界で10億人近い信者がいるのがヒンドゥー教です。仏教発祥の地でもあるインドは、ほとんどがヒンドゥー教徒です。そんなヒンドゥー教は生き物の殺生を厳しく禁じているので、食べられる食材なども厳しく決まっています。

食事

ヒンドゥー教では、動物は先祖の生まれ変わりであるかもしれないという考えがあります。そこで肉類を食べることはなく、多くの人がベジタリアンです。

特に、ヒンドゥー教において牛は神聖な動物ですので、牛肉を口にすることはありません。例えば、ラーメンやカレーのルーに入っている牛肉由来のエキスなども使うことはできません。

五葷(ごくん:ニンニク、ニラ、ラッキョウ、玉ねぎ、アサツキ)と呼ばれる野菜類は好まれないことがあります。

食事前は手や口を水であらいます。食事中は、不浄が移ってしまうのを避けるために、皿や飲み物の共有や、自分の皿に取り分けられたものを他人に取り分けることはしてはいけません。

菜食主義者には鍋料理が喜ばれると思う日本人が多いようです。しかし、ヒンドゥー教徒は不浄が移ってしまうことを嫌うため、みんなで1つの鍋をつつき合うことは嫌います。一人一人小さな鍋を用意しましょう。

ヒンドゥー教では、カースト制と呼ばれる制度があります。カーストや社会的地位が高くなるとベジタリアンになる傾向があります。人によっては鶏肉などを食べることもありますので、その都度確認するのがいいでしょう。

その他のマナー

ヒンドゥー教では頭は神聖な部分とされ、人の頭を触ることは大変な失礼に当たります。

ユダヤ教

主にユダヤ人に信仰されている宗教です。旧約聖書を聖典としていますが、戒律のほとんどないキリスト教とは異なり、戒律などが生活の土台になっています。

食事

ユダヤ教徒が食べてもいいものをカシェルといいます。動物なら割れたひづめを持ち、反芻(はんすう)をするもの。魚介類なら、ひれとうろこがあるものは食べても大丈夫です。それ以外のものは食べられません。植物に関しては基本的に制限はありません。

日本でよく食べられる動物のなかでは、豚は食べることができません。牛や鶏は食べることができます。魚介類では、貝類やタコが食べられません。

また、肉と乳製品(チーズなど)を一緒に口にすると、戒律に違反してしまいます。そこで、朝食でハムの挟まったサンドイッチなどを提供する際は、一緒にチーズを挟んでしまわないように気をつけましょう。

お酒

ユダヤ教徒にとってワイン(ブドウ酒)は、聖書の中でも登場する特別なお酒です。また、ユダヤ教で禁止されている偶像崇拝でワインがよく使われたため、異教徒が触れたワインを厳格なユダヤ教徒は口にしません。

お酒を出す場合は、ブドウ以外の果実酒やウィスキーなどにしておきましょう。

安息日

日曜日からはじまる7日間を一週間として、最終日にあたる土曜日が安息日です。これは日本でも同じです。安息日には、一切の労働が禁じられています。

「一切の労働」には、金銭を支払うことから、エレベーターなどのスイッチを押すことまで含まれています。厳格なユダヤ教徒の場合は、安息日にブレーカーが落ちたとしても、自分でブレーカーを上げることはできません。

ユダヤ教徒の宗教的アイデンティティを支えているのが安息日です。日本人にとってのお盆やお正月に近い感覚のようです。安息日にはお祈りをしたり特別な食事をとったりして、家族で過ごすのが一般的です。

旅行中のユダヤ教徒をもてなす際は、安息日についてのスケジュールなどを把握しておくほうがいいでしょう。そして、安息日は特別なおもてなしをしなくてもよく、外出の予定や緊急時の対応の仕方について事前に確認しておき、自由に過ごさせてあげるのが◎。

ジャイナ教

インドで最も古くから信仰されている宗教がジャイナ教です。インド以外にはあまり伝わっていないため、日本ではあまり名前を聞きません。しかし最近ではIT業界などで活躍するインド人も多くいるので、日本で接待する機会があるかもしれません。

食事

ジャイナ教では不殺生が特に重んじられているため、牛・豚をはじめとして魚や卵に至るまで、様々な動物を食べません。なので、豆、葉野菜、茎野菜(根菜以外)を中心に食事を摂ります。

厳格なジャイナ教徒の場合は、根を掘り起こす際に土に住む虫を殺してしまうかもしれないので、根菜も食べません。

鰹節や豚肉由来のエキスなども口にすることができません。調理の際には気をつけましょう。

不殺生という教えが生活に強く結びついています。和食は鰹節などで出汁を取って味を調えますが、それも戒律に反してしまうので、豆や野菜を使ったインド料理が無難かもしれません。

特別なことではなく「当たり前」なことを心がけよう!

私たちにとっては、特別なおもてなしのように感じますが、例えば、イスラム教徒に豚肉を提供しないことはイスラム教の人たちにとっては当たり前のことです。私たちにとっての特別が、誰かにとって当たり前になっているからこそ、異なる文化圏の人へのおもてなしは難しいものです。

しかし、杓子定規に知識を当てはめるのではなく、その都度対話をしてダメなことを確認していくことができれば、礼を失することもありませんね。うっかりしていて相手を悲しませることのないよう、事前に準備しておきましょう!

(image by amanaimages1 2 3

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本記事は、2015年03月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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