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今、一番あたらしい「おもてなし婚」とは?プロに聞く最新ブライダル事情

2015年02月27日作成

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結婚式のトレンドは毎年少しずつ変化しています。挙式のスタイルや披露宴でのオプションなど、その要素もさまざま。

近い将来に結婚式を予定しているカップルや、今のところ予定はないけれど結婚式にあこがれている!という方で、「最新流行のブライダル事情を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、式場探しの決め手が見つかるクチコミサイト「ウエディングパーク」を運営する株式会社ウエディングパークのコミュニケーションディレクター、千葉伸子さんに、ブライダルの最新事情について聞いてきました!

みんなはどうしてる?最新ブライダル事情

最新トレンドのポイントは「少人数・高単価」!

最新トレンドの背景となるデータとして、注目したいのが平均初婚年齢の変化です。厚生労働省の統計(※平成25年版厚生労働白書)によれば、日本の平均初婚年齢は年々上昇しており、特に東京を中心とした都市部でその傾向が顕著。平成25年のデータでは、平均初婚年齢の全国平均が夫30.9歳・妻29.3歳と、20年前に比べて2~3年遅くなっていることが分かっています。

結婚するカップルの年齢が上がったことで、ブライダルのトレンドにも大きな影響が。そのもっとも大きな変化としては、結婚式の招待客数の減少と、ゲスト1人当たり単価の増加が上げられます。

エリアにもよりますが、今、増加傾向にあるのは30~40名程度の少人数の結婚式。対して、結婚式にかける総額は、平均300万円程度から320万円程度まで増加しています(※ウェディングパークの独自調査による)。これはつまり、ゲスト1人あたりにかけるお金が増えているということ。

結婚式の最新トレンドは、「本当にお世話になったゲストと親族だけ」の30~40名程度の結婚式で、その分お料理や引出物などにこだわった、ゲストの満足度の高い「おもてなし婚」と言えそうです。

教会、神前式、人前式などの比率は?

結婚式のスタイルの比率は以下のとおりです。

キリスト教式55.5%、人前式24.2%、神前式17.1%(ゼクシィ結婚トレンド調査/2014年版)

ここで注目したいのが、じわじわと人気を集めている「人前式」。人前式とは、宗教や場所、形式や格式にとらわれず、列席する友人や家族に結婚の証人となってもらうスタイルのウェディングを指します。教会ではなく、もっとアットホームな会場で式を挙げたいという新郎新婦が、この「人前式」スタイルを選ぶことが多いんだとか。

とはいえ、やはり一番人気なのはチャペルで行うキリスト教タイプの挙式。ウエディングドレスでヴァージンロードを歩き、神父さんの前で永遠の愛を誓う……というのはいつの時代も変わらない女性の夢なのですね。

教会、ゲストハウス、神社…結婚式場の人気スタイルは?

株式会社ウエディングパーク コミュニケーションディレクター・千葉伸子さん(以下、千葉さん)「以前はホテルで行う結婚式が主流でしたが、ここ最近は全国的にゲストハウスでの結婚式が大人気です。」

貸し切り感のあるプライベートな空間で式を行えるのが、ゲストハウス人気の大きな理由のようです。ゲストハウスを選ぶカップルはいまや全体のおよそ30%を占めており、そのあとに結婚式場やホテルが続く形になっているんだとか。

結婚式のスタイルやトレンドはその年の景気や流行によって移り変わるものですが、ゲストハウスの台頭はひとつの大きな変化ともいえますね。

ちなみに、神社での神前式は、鎌倉や京都のような歴史あるスポットに限っては人気があるもの、全国的にはやはり少ないのが実情だそう。

なぜ今、ゲストハウスが人気なの?

ゲストハウス人気に火がついたきっかけは、梨花さんや蛯原友里さんといった人気モデルがゲストハウスで結婚式を行ったことだといわれています。

また、ゲストハウスで行われる式の大きな利点が「プライベート感」

ひとつの建物をまるまる貸し切って行われるゲストハウスでは、新郎新婦と親族・ゲストだけのプライベートな空間で1日過ごすことができます。

千葉さん「自分だけの更衣室で、細部までこだわった料理・ロケーション・雰囲気を参列者に楽しんでもらう……そうした『特別感』と『プライベート感』が、ゲストハウス人気が高まる理由のひとつといえますね」
とはいえ、ホテルならゲストハウスでは難しい30名程度の少人数の式にも対応してくれたりと、まさに一長一短。自分に合った会場を考えたいですね。

オシャレな花嫁は何を着る?ウエディングドレスのトレンド

ドレスに関しては、トレンドに関係なくプリンセスラインが不動の人気を保っています。プリンセスラインとは、上半身はすっきりと、ウエストちょうどで切り替えたスカート部分が大きく広がった、「お姫様のドレス」のようなスタイルのこと。

千葉さん「チャペル式の場合は特に、スカート部分が大きく広がるドレスはボリューム感があり、ヴァージンロードによく映えるため、人気です。また、上下のシルエットの差でメリハリをつけやすく、体型カバーの効果もあるので、どんな体型の花嫁さんにも好まれる傾向がありますね。」

チャペル式の人気に伴い、ドレスもプリンセスラインが定着しているようです。

また日本では、肩を完全に出したビスチェタイプのドレスが多いのも特徴です。本来、チャペルで式を挙げる場合の正式なドレスは袖があるタイプ。イギリス王室のキャサリン妃も、ロイヤルウェディングではデコルテから指先まで覆う、袖のあるドレスを着ていましたよね。

キャサリン妃のブレイク以降は、日本でも袖付きドレスを選ぶ花嫁が増えたそうです。

参列者数の平均と結婚式の「理由」の変化

エリアによっても差はありますが、参列者数は減少傾向にあるようです。特に東京・名古屋エリアでは、参列者が30名未満の式を行うカップルが全体の30%を占めています。

これは、大人数を集めて結婚を「披露」するのではなく、本当にお世話になった人に対して新郎新婦が「おもてなしをする」という、結婚式に対する意識の変化によるものなんだとか。

千葉さん「『本当に呼びたい人だけに来てもらう』という形で参列者数を減らすことで、ゲスト一人あたりにかかる単価はむしろ上昇傾向にあり、お料理や引き出物などによりこだわるカップルが増えています。」

このように、都市圏ではドレスや会場のグレードを抑えて、その分ゲストのお料理や引出物を豪華にするという傾向がみられる反面、関西圏や北海道・沖縄・九州といったエリアでは、地域密着で大人数を呼んで盛大に行われる式がまだまだ主流だそう。

地域によって、「結婚式」に対する意識の変化やスタイルの違いが顕著に表れているのが興味深いですね。

どんな式にする?今、旬の披露宴オプションとは

プロジェクションマッピング演出

最近の結婚式で増えているのが、壁全体に映像を投影する「プロジェクションマッピング」を使った演出です。

千葉さん「オプションとしてプロジェクションマッピングを提案する結婚式場が増えており、わりと手軽に取り入れられるのも、人気の理由のひとつかもしれません」

そんなプロジェクションマッピングですが、演出方法は実に自由。アニメーションを写しだして余興代わりにしたり、自分たちの思い出の映像を360度スクリーンのように映したり、表現方法に幅があるのも大きな魅力のようです。

会場から提供しているオプションとしては「花火」も人気なんだとか。使用可能なオプションから式場を選ぶという手もアリですね!

海外結婚式の割合は?

ハワイを中心に芸能人の海外ウェディングが増えていることから、海外挙式の人気も高まっているイメージがありますが、一般的には意外に浸透していません。

千葉さん「円安の影響もありますが、祖父母や両親が国内挙式を希望する例や、年配の方にとっては長距離の移動が負担になることから、実際には海外挙式を選ぶカップルは少ないのが実情です」

新郎新婦にとって、晴れ姿を一番見てほしいのはやはり両親やおじいちゃん、おばあちゃん。親族への気遣いも、結婚式の大事な要素のひとつのようです。

ブーケトスはやらない!?

近頃の結婚式では、ブーケトスをやらないケースが増えているそうです。その要因としては、やはり初婚年齢に伴ってゲストの年齢層もアップしていることが挙げられます。

アラサーの独身女性が増える中、「独身の方、前へ出てください!」という無邪気かつ残酷な掛け声で行われるブーケトスが敬遠されるのは当然かもしれません。

ねたみや劣等感うずまく恐ろしい式にならないためにも、新郎が友人めがけてブロッコリーを投げる「ブロッコリートス」くらいに留めておくと◎!

ブライズメイド・アッシャーの参加

また近ごろの結婚式で流行しているのが、新郎新婦の付き添い人である「ブライズメイド」と「アッシャー」の参加です。新郎新婦の友人たちが務めることが多く、お揃いの衣装に身を包み、付き添い人としてだけではなく花嫁・花婿のアテンドの役割をも担っています。

千葉さん「『ゴシップガール』『SEX AND THE CITY』といった海外ドラマ・海外映画の影響で、欧米風のウェディングにこだわるオシャレなカップルを中心に人気があります」

爽やかでおしゃれ!憧れのガーデンウェディング

ブライズメイドと同じく、海外ドラマやファッション誌から知名度を拡げたのが「ガーデンウェディング」。とはいえ、日本では1日中爽やかな晴天を期待できる季節が限られるため、主にパーティのオプションとして利用するカップルが多いようです。

千葉さん「『ガゼボ』という西洋風の東屋の下で集合撮影をしたり、色鮮やかでかわいい『デザートブッフェ』や『キャンディブッフェ』をとりいれたケースも増えていますね。」

庭付きのゲストハウスや庭園のあるホテルでは、プールや噴水を備えているケースも多く、緑と水に囲まれた爽やかなウェディングが楽しめます。

自分にピッタリのウエディングをさがそう!

ウエディングのトレンドは、結婚に対する意識の変化、景気の好悪、初婚年齢の変動、海外文化の流行といったさまざまな要因が折り重なって生まれるものです。

なかでも、最近のトレンドの移り変わりは「結婚式のどこにお金をかけたいか?」という価値観の違いから生まれているようです。

ロケーション・お料理・引き出物・ドレス・お花など、自分たちの結婚式でなにをしたいのか?ということをじっくり考えてみると、理想の結婚式ができるかもしれませんね!
 

取材協力

千葉 伸子(ちば・のぶこ)さん:株式会社ウエディングパーク・コミュニケーションディレクター。結婚業界のトレンドやいまどきカップルの結婚事情の専門家として全国18ヶ所・計100回以上の結婚式場向けマーケティングセミナーを実施。マーケティングデータのほか、婚礼マナーやお金の話もふくめTV・書籍などさまざまなメディアで活躍中。

式場探しの決め手が見つかるクチコミサイト「ウエディングパーク」
全国約 4,500 件以上の結婚式場のデータベースとその検索機能を備え、国内のウエディングメディアではクチコミ掲載数日本最大級を誇る結婚準備クチコミ情報サイトです。人生の中でも一番大きなイベントの一つである結婚式を控えたカップルを応援します。

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本記事は、2015年02月27日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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