生活の知恵があつまる情報サイト

nanapi

Icon businessビジネス・経済

  1.  
  2.  
  3. 起業するには「個人」か「法人」のどっちがいい? どちらか決めるための3つのポイント

起業するには「個人」か「法人」のどっちがいい? どちらか決めるための3つのポイント

2015年01月21日作成

 views

起業を希望の人によく聞かれるのが、「個人」と「法人」のどちらがいいかという質問です。

著者は起業してから15年ほど経ちましたが、これまでの経験から

  • 法人と個人の差
  • メリットとデメリット

について経験則から感じたことをお教えします。「法人と個人どちらがいいのか?」という問いに関してはいろいろな観点から考える必要がありますので、一概には言えません。そんな前提をふまえて参考にしてみてください。

目次

1:売上の規模感からどちらがいいか考えてみる

まずはざっくり売上の規模感から考えてみましょう。

売上が1000万以下の場合

この場合は「個人」でよいかと思います。「法人」を設立し、維持するには最低でも1年目に数10万程度の経費がかかります。

法人の場合はまず設立費用に7万円以上(合同会社か株式会社によって異なる)、さらに税理士や会計事務所への支払いに安くても毎月1万円程度は必要です。それに反し個人の場合は確定申告をすれば済みますので、コストをかけないで自身で申告することも可能です。

なので「売上が1千万程度であれば個人事業主、2年目以降に事業が大きくなりそうなら法人化も視野に入れる」というスタンスでいるといいでしょう。

売上が数千万以上(orを目指す)の場合

売上も翌年以降も同様に継続し、かつ成長する可能性も十分にあるなら「法人」のほうがよいかと思います。法人設立費用や税理士さんの費用も、数千万以上の売上があれば支払っても問題ない額ですし、「法人」のほうが取引先や顧客から信用を得やすいと思います。

2:信用の観点からどちらがいいか考えてみる

サラリーマンをしているときは感じることがありませんが、起業をした瞬間は「信用」が全くないことにがっかりするものです。事業を積み重ねる=信用を積み重ねると言い換えられるほと、信用は大切です。では、一体どのようなシーンで信用が必要になってくるのでしょうか?

大きな会社からの信用

大きな保守的な会社だと、個人事業主相手に取引をしてくれない場合があります。もちろん、法人の場合でも審査はありますが、法人にしておいたほうが長期的に見て信用が得られやすいでしょう。

不動産会社からの信用

「新しくオフィスを借りたい!」「新しく社宅を借りたい!」となった場合、法人でないとなかなか一等地のオフィスは借りられないかもしれません。著者の経験から見ても、この点は大きく法人と個人の差があると言えます。

銀行など金融機関からの信用

これも上記の大企業と同じく、法人のほうがお金を借りやすいです。法人化して事業をしている方が「本気で事業に取り組んでいる」印象を持たれることが多いようですね。

お客様からの信用

今はどんな事業でもホームページを持つと思いますが、ホームページ内に特定商取引法などの表記は必ずしなければいけません。また、ホームページの運営者情報などは意外にユーザーは見ています。

商品サービスの内容にもよると思いますが、一般的に、個人名よりも法人名を表記している方が信用されやすい傾向があります。ただし、アーティストや職人さんなどご自身の名前やブランドで商売をしていらっしゃる人は、法人でも個人名でもいいと思います。

外注業者さん、アルバイトさんからの信用

求人サイトやクラウドソーシングのサイトで外注先さんなどを探す場合、あきらかに法人の方が注目されやすいと思います。それは法人のほうが「しっかりとしている」という印象を持つ人が多いからです。

3:お金の管理の観点から考えてみる

個人事業でやっていると仕事もプライベート、どちらも個人名の銀行口座やクレジットカードを使うことになると思います。そのため、ちょっとお金の管理に自信が無い人は公私混合、ごちゃごちゃになること必至です。

また、奥様などに個人の銀行口座を握られている場合は明らかに法人にしたほうが奥様には見えなくなるので、法人化のほうがオススメです。お小遣い制を強いられてる男性にとっては脱却のチャンスとも言えます。

おわりに

最初はこのような判断基準でいいかと思います。

  • 個人……ライトに事業をやるにはよい。手続きも楽。そのかわり、信用は法人の方が上。 ただし、いつでも法人化の選択肢は取れる。
  • 法人……長期的に信用をつけて行くなら法人からスタート。ただ、手続きは煩雑なこともあり、個人より経費もかかる。

これらのメリット・デメリットを踏まえて、企業の際に検討してみていただければと思います。

(image by 写真AC1234)

この記事で使われている画像一覧

  • 92597bf1 aa4e 4c60 b129 bdc9ef377e65
  • 62efc97d a43a 4fdc 8da6 1b2ba1347a1c
  • 0021717d 5acf 41e9 a39d d672440b9219
  • A756d9a6 12cc 4b31 98b3 d684e78864af

本記事は、2015年01月21日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

編集部ピックアップ

編集部おすすめ期間限定のPRコンテンツ

もっと見る