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「書類送検」とは何だろう?意外に知らない逮捕・送検の正しい知識

2014年10月21日作成

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芸能人などが軽犯罪や不祥事を起こしたような際によく耳にする「書類送検」という言葉。書類送検とは、一体どのようなことを指すのでしょうか?

「逮捕されたってわけじゃないんだよね?」「書類送検されるとどうなるの?」「前科はつくの?」「何の書類をどこからどこへ送るの……?」など、疑問が尽きない書類送検。

ここでは、そんなギモンを払拭すべく「書類送検」の意味やその実情についてご説明いたします!

「書類送検」とは

「書類送検」とは、「警察が検察に書類や証拠物のみを送付する」という意味をもつ用語です。身柄を拘束するのではなく、書類のみで起訴をするかしないか判断してもらうために行われます。

逮捕・送検・書類送検の違い

「逮捕」とは、警察の捜査において、被疑者の身柄を確保することを指します。

そして「逮捕」した後は、釈放しない限り、被疑者の身柄は48時間以内に検察官に送られることになります。これを「送検」あるいは「身柄付送検」といいます。このとき、身柄とともに事件に関する書類も送られます。

そして、もともと逮捕や身柄の拘束が必要ない場合や、逮捕したものの48時間以内に警察から被疑者が釈放された場合は、書類のみを検察に送ることがあります。これが「書類送検」です。

「送検」にしても「書類送検」にしても、検察に送られたあとは検察官によって審議され、起訴か不起訴かが決定されます。

「書類送検」になる事例

書類送検が行われる事例として、下記のようなケースが挙げられます。

  • 逮捕・身柄の拘束が必要ない場合(軽微な事件である、被疑者が入院中であるなど)
  • 被疑者が死亡している場合
  • 公訴期間の時効が成立した事件で被疑者が判明した場合
いざというときのために覚えておきたいですね!

通常、軽い事件として不起訴になるケースが多くみられます。とはいえすべての事件が不起訴になるというわけではなく、起訴されて有罪になる場合もあります。

送られる書類

「書類送検」において警察から検察に対して送付される書類・証拠物の一例です。

  • 被害届
  • 告訴・告発状
  • 犯罪現場の検証調書
  • 被疑者を特定するような指紋などの鑑識資料
  • 弁護人の意見
  • 被疑者・目撃者などの供述調書
  • 犯罪に使われた凶器などの物的証拠

書類送検は前科になる?

「前科」とは、裁判にて有罪判決が出て初めてつくものです。そのため、書類送検されただけでは特に「前科」がつくわけではありません。

書類送検された後、起訴されて有罪判決を受けると、「前科」となります。

「書類送検」は検察では使われていない!?

実際には「送致」

ニュースなどで耳にすることも多いこの「書類送検」という言葉は報道用語なんです。検察などの機関では実際には使われていない言葉なんです。

検察などで正式に使われているのは「送致」という言葉で、書類だけではなく、書類と身柄の両方を送る場合にも使われるようです。

そのため、「書類だけが検察へ送致された」という意味をわかりやすく伝えるために「書類送検」という言葉がマスコミによって作られたのではとされています。

ちなみに「送致」は第三者機関を通さず、司法警察員から検察へ手渡しで行われるよう法律で定められているんだとか。

おわりに

「書類送検」という言葉の意味についてまとめると「被疑者の逮捕・勾留の必要がない軽犯罪の場合に、起訴の当否の判断材料にすべく、司法警察員から検察へ捜査資料を手渡すこと」ということになります。

いざというときのために、理解し、覚えておきたい言葉ですね!

(image by amanaimages)

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本記事は、2014年10月21日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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