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ぐらぐら歯茎に悩まされない!専門医が教える歯周病の基礎知識

「歯茎が赤く腫れてぶよぶよしてきた……」「最近、口臭が気になる……」「歯磨きをすると歯茎から血がでる……」これって歯周病?という経験をお持ちの方は多いのでは?歯周病について、名前は知っているものの具体的な症状を知っている方は少ないのではないでしょうか。今回は、専門家の方に聞いた歯周病の基礎知識をご紹介しています。歯周病ってどんな病気?という疑問から歯周病の特徴、治療方法までを分かりやすく解説しています。歯周病をしっかり予防して、健康な歯を保ちましょう!

2016年05月12日更新

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歯周病はどのような病気か知っていますか?CMなどではよく耳にする名前ですが、歯周病について知らないまま過ごしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな人は要注意。知らない間に、お口の中では歯周病の症状が進行しているかもしれません。

この記事では、きちんと知っておきたい「歯周病の基礎知識」についてご説明します。

「歯周病」ってどんな病気?

歯周病は「歯の汚れ」が原因で起こる

歯周病の原因は、歯の表面に付着した「歯垢(プラーク)」です。歯垢は細菌のかたまりなので、これが付着したままになっていると歯ぐきが腫れて、歯の周りの骨が溶けてしまいます。

このように、「歯の周囲の組織」に炎症が起きる病気を、歯周病といいます。歯を支えている骨が溶けることによって、歯がグラグラ揺れるようになり、最終的には抜けてしまいます。

日本成人のほとんどが歯周病?!

歯周病は老人がかかる病気だと思っている方も多いのですが、実は日本の成人の80%がかかっている病気です。歯を失う原因では、虫歯をおさえてトップとなっています。

歯周病は「静かなる病気」と呼ばれているほど自覚症状が出ない病気であり、自覚症状が出たときには症状がかなり進行してしまっていることも少なくありません。

一度溶けた骨は二度と元には戻らないので、早期発見・早期治療が欠かせません。

こんな症状が出ていたら要注意!歯周病の特徴

症状をチェックしてみよう

自覚症状が出にくい歯周病ですが、以下のような症状が出ていたら要注意です。早急に歯科医院に相談するようにしましょう。

  • 歯肉が赤く、ぶよぶよしている
  • 歯ぐきがうずく、ムズムズする
  • 歯を磨くと歯ぐきから血が出る
  • 口の臭いが気になる
  • 口の中がネバネバする
  • 体調が悪くなると歯ぐきが腫れる
  • 歯が伸びた、歯ぐきが下がってきた
これらのいくつかが当てはまっている場合には歯周病がかなり進行している可能性があります。

「虫歯」がなくても安心できない!

「虫歯がないから歯周病にもかからないだろう」と安心している方は、要注意です。虫歯がなくても、歯周病にかかることはあるのです。

むしろ、虫歯がなくて歯科医院を受診する機会が少ない方は、歯周病の発見が遅れることがあるので、注意が必要です。

虫歯は「歯が溶ける」病気、歯周病は「骨が溶ける」病気です。

どうやって治す?歯周病の治療方法

歯周病によって溶かされた骨は元には戻りません。また、グラグラ揺れている歯を以前のようにしっかりとさせることは非常に困難なため、歯周病は「治らない病気」といわれています。

しかし、よほど重度でなければ、進行を食い止めることは可能です。

歯科医院で行う一般的な歯周病治療

  • 口腔内診査、レントゲン診査、歯周ポケット診査による歯周病の進行度の確認
  • ブラッシング指導、生活習慣指導
  • 歯石除去および歯面清掃、レーザー療法、局所薬物送達療法、歯周外科手術
  • 定期的なメンテナンス

歯周病にかかっている場合には、これらの治療を早期に進める必要があります。

歯周病が重度に進行してしまった場合には、歯を抜く以外の方法がないことがあります。

なお、一般的な歯周病治療なら、保険が適用されます。

自宅で行う歯周病対策

歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は毎日歯に付着するため、歯科医院での治療だけでなく、自宅で行う毎日のケアは欠かせません。

まずは歯科医院で教えてもらって、正しいブラッシングを習得しましょう。口腔内の環境を清潔にたもつ「プラークコントロール」を日々行うことで、歯周病の対策が可能です。

長期戦の心構えを!歯周病治療で必要なこと

軽度の歯周病であれば検査や指導、クリーニング等の数回の処置で済みますが、ある程度進行した歯周病の治療には、数か月単位の治療期間が必要になることもあります。

進行具合やプラークコントロールの程度によってその期間は異なりますので、歯科医師に確認をとるといいでしょう。

また、原因となる歯垢は毎日付着するものです。手入れを怠ると歯周病が再発してしまうため、定期的なメンテナンスは欠かせません。

長期戦で対処していくことになる歯周病。しっかりと付き合っていく心構えを持つことが大切なようです。

歯周病を予防するための3つのチェックポイント

歯周病は、日ごろから口の中に気を配りケアすることで、予防・早期発見ができます。以下の3つのことに注意しておきましょう。

1:普段から口の中をチェック!

歯周病は知らぬ間に進んでしまう病気ですので、普段から口の中をチェックすることが大切です。

2:特に歯ぐきの状態をチェック!

歯ぐきが赤みを帯びていたり以前より痩せてきているようですと、歯周病のおそれがあります。

3:歯科医院の定期検診でチェック!

一度溶けてしまった骨は元に戻らないため、定期的に歯科医院で歯周病にかかっていないかを確認することは非常に大切です。

昨日は人の身、今日は我が身の歯周病対策を!

日本人の80%がかかっているといわれている歯周病。決して他人事の病気ではありません。

歯を失う原因のトップである歯周病をしっかり予防することで、いつまでも健康な歯を保ってくださいね。

こちらの記事は、専門家プロファイルより長野県倉田歯科医院院長・倉田友宏先生にご提供いただきました。
記事提供元:専門家を探せる、相談できる。専門家プロファイル

(image by amanaimages)

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本記事は、2016年05月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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