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2015年は11月19日午前0時解禁!ボジョレー・ヌーヴォーの基礎知識

2014年09月16日作成

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秋と言えば、ボジョレー・ヌーヴォーの季節ですね。2015年は11月19日が解禁日となっており、その味に期待が寄せられています。

しかし、ボジョレー・ヌーヴォーという名前は聞いたことがあっても、どんなワインのことを意味するのか知らない方もいるのではないでしょうか。また、毎年ボジョレー・ヌーヴォー解禁日はイベントで騒がれますが、なぜなのでしょう。

ボジョレーヌーボはどんなワインなのか。解禁日に秘められた謎は何であるのか。2015年の最新情報とともに、飲むときのおつまみがてら、ボジョレーの秘密を探ってみましょう!

目次

ボジョレー・ヌーヴォーとは?

ボジョレー・ヌーヴォーとは、フランス・ブルゴーニュ地方の南にあるボジョレーという地区でその年に収穫された、「ガメイ種」というブドウを使って造られたワインです。

ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で造られたワインは「ボジョレーワイン」と呼ばれ、赤はガメイ種、白はシャルドネ種を使用しています。
ボジョレーワインのうち、今年のぶどうを使い、収穫してから40~50日で造る試飲新酒には「ヌーヴォー」という名がつき、「ボジョレー・ヌーヴォー」と呼ばれています。

ボジョレー・ヌーヴォーの5条件

ボジョレーヌーボという名称を冠することができるワインには、おおよそ以下の5つの条件があります。AOC(原産地呼称統制)と呼ばれる認証によって厳しく条件がつけられています。

  • 産地…フランス・ブルゴーニュ地方にあるボジョレー地区
  • ぶどうの生産時期…その年に収穫されたぶどう
  • ぶどうの品種…ガメ種またはガメイ種というぶどう
  • ワインの製法…マセラシオン・カルボニックという発酵法により製造された赤ワイン
  • アルコール度数…9度以上
マセラシオン・カルボニック法(炭素ガス浸潤法)とは、ぶどうを砕かずに発酵させる製法です。ぶどうの重さで自然に滲み出た果汁によって発生する炭素ガスでぶどうを発酵させ、色素と旨味が生成されます。

フレッシュさが味の特徴

収穫から2ヶ月ほどしかかけないで醸造されたボジョレー・ヌーヴォーは、渋み・苦味が少なくフルーティな味わいです。やさしい口当たりなので、はじめての人に飲みやすいワインとされています。

ヌーヴォー(nouveau)とは、フランス語で「新しい」「新鮮」という意味ですが、その名通りこのワインはフレッシュさが売りです。購入したら早めに飲むほうがおいしく頂けます。

開封すると酸味が出てくるので、その日のうちに飲みきるのがベストですが、冷暗所で保存して数日程度ならばおいしく飲めるようです。

飲み方は、冷蔵庫で1時間くらい冷やし、14~16℃程度で飲むのが調度良いそうです。

未開封のものでも、翌年の春にまでには飲み切るのがおすすめです。月日が経ったものは味が落ちてしまっているので、料理に使うのがおすすめです。

意外と豊富な種類

ボジョレー・ヌーヴォーには、実はいくつか種類があるのです。主な種類は以下の4つです。

  • ボジョレー…タンニンが少なく爽やかな味。アルコール度数10度。
  • ボジョレー・シュペリュール…アルコール度数10.5度以上。
  • ボジョレー・ヴィラージュ…ボジョレー地区の北側の地区で造られる。アルコール度数10.5度以上。
  • クリュ・ボジョレー…ぶどうの個性を活かした長熟タイプのコクのある味も含むのが特徴。
格付けはボジョレーが1番下、ボジョレー・シュペリュール、ボジョレー・ヴィラージュの順にランクが上がり、クリュ・ボジョレーが1番上です。

「ボジョレー・ヴィラージュ」は、ボジョレーを生産する96ヶ村のうち、北側に位置する38の村のみから造られたワインに限定してつけられる名称です。

また、「クリュ・ボジョレー」はボジョレー・ヴィラージュより優れた生産地として認められた10の指定栽培地(村)で生産されるワインを指します。Moulin-à-Vent(ムーラン・ナ・ヴァン)、Morgon(モルゴン)、Saint-Amour(サンタムール)などがあります。

軽い口当たりのボジョレーと違い、ワインの深みや集中度が高品質なものが多いといわれています。

しかし新酒としての規格がなく名乗れないために、この地区で生産されたものにも「ボジョレー」か「ボジョレー・ヴィラージュ」という名前がつきます。

ボジョレー・ヌーヴォーお披露目!解禁日はいつ?

ボジョレー・ヌーヴォーは毎年11月の第3木曜日に解禁されます。厳密には「出荷地域の現地時間で11月第3週目の木曜日・午前0時」より解禁されることになっています。

2015年の日本の解禁日は、11月19日の午前0時!!

実は日本では日付変更線の関係で、世界で最も早くボジョレー・ヌーヴォーが解禁されるのです。毎年解禁日がニュースになりお祭り騒ぎになるのも無理はありませんね。

ちなみに産地であるフランスの首都パリと東京の時差は約7~8時間なので、日本時間の朝にフランスでボジョレー・ヌーヴォーがお披露目されることになります。

なぜこの日に解禁されている?

解禁日ができる前にボジョレー・ヌーヴォーは誕生した

収穫したばかりのガメイ種から造られるワインは、1900年代中頃までボジョレー周辺の地元住民の間で「地酒」として楽しまれていた飲み物でした。

もともとは今年のぶどうの出来を確認する試飲酒として、また収穫を祝う意味を込めて飲まれ、ワイン業者に売られていたのです。

1951年、軍隊への支給体勢を整えるため、政府はフランス全土におけるワインの出荷を12月15日までに制限しました。しかしボジョレー地方の生産者が新酒を早く出したいと要請し、1951年フランス政府によって公式に11月13日に出荷してよいと定められました。

こうして「ボジョレー・ヌーヴォー」という名のワインが生まれました。出荷されたボジョレー・ヌーヴォーはパリのレストランでブームになり、世界中に広まっていったのです。

人気ワインゆえの解禁日制定

本来ボジョレー・ヌーヴォーには解禁日がありませんでしたが、非常に人気のあるワインであったため、だんだん各メーカーが競合他社よりも少しでも早く出荷しようとするようになりました。

このメーカー間の競争がエスカレートして、ワインとしては未熟な状態のものまで出荷されて市場に出回り、消費者の信頼を損なうことになってしまったのです。そこで「ボジョレヌーヴォー」というブランドを守るためにフランス政府によって解禁日が定められたというわけです。

はじめフランス政府は1967年に解禁日を11月15日に定めました。しかし年によってはその日が日曜日にあたり、フランスでは安息日になるため、ワインショップやレストランの休みと被ってしまいます。

そこで1984年に「毎年11月の第3木曜日」を解禁日と定め直し、現在に至っています。

ボジョレー解禁日に向けて・2つの楽しみ方

自宅で楽しむ派:解禁日前に予約しよう!

ボジョレー・ヌーヴォーの予約販売は夏頃からコンビニや各メーカーで予約を開始しているところが多いようです。もちろんデパートや百貨店、ワイン専門店などでも予約可能です。

店舗の場合は受け渡しが開店してからになる場合もあります。解禁してすぐに楽しみたい人は、24時間営業のお店で予約するか、ネットショップなどで当日に配達してもらうようにしましょう。

もちろん予約限定商品でなければ、解禁後は店頭で普通に購入することも可能です。

外で楽しむ派:イベントに参加してみよう!

世界最速のボジョレー・ヌーヴォー解禁国&世界最大のボジョレー・ヌーヴォー消費国である日本では、解禁日当日はまさに年に1度の盛大なお祭です!各地のいたるところでイベントが開催されます。

高級ホテルやフレンチレストラン、ワインバーでの解禁祝いイベントはもちろんのこと、屋台で楽しめる場所や、コンサートライブの見られる場所など種類も豊富です。

「次の日仕事だから…」なんて野暮なことは言わず、ワイン好きならこの日は大いに盛り上がっちゃいましょう!

気になる評価も待ちきれない!

毎年の出来を評価するを表したボジョレー・ヌーヴォーのキャッチコピーはもはや季節の風物詩。この評価は10月下旬にボジョレーワイン委員会が試飲会を開いて決められるようですよ。

毎年ちょっと大げさに聞えるのは、日本の販売メーカーが評価をもとに独自の解釈を加えるからだとか。つまるところボジョレー・ヌーヴォーを買ってもらうための宣伝なので悪しからず。

たとえば歴代のキャッチコピーではこんなものがあります。

2003年 「100年に1度の出来、近年にない良い出来」
2007年 「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
2012年 「ボジョレー史上最悪の不作」「糖度と酸度のバランスが良く、軽やかでフルーティーな仕上がり」
2013年 「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」
2014年 「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」

近年との出来の比較か、味や香りの具合をうたっているものが多いです。今年はどうなるのでしょうか。その予想をしながら待つのもまた一興ですね。

ボジョレー・ヌーヴォーのキャッチコピーについてはこちらの記事も合わせてどうぞ。

11月19日はボジョレー・ヌーヴォーで乾杯!!

ワイン好きの人もそうでない人も、11月19日は手帳に「ボジョレー・ヌーヴォー解禁日」と書き込んでおきましょう。ぜひ当日にフレッシュな味を愉しんでみてください。

(image by amanaimages)

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本記事は、2014年09月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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