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プロに聞く、スタッドレスタイヤの選び方とおすすめタイヤ徹底解説【2016】

2014年09月04日作成

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冬場の車の運転というと、最近では「スタッドレスタイヤ」を履くのが普通です。雪道や凍った道でも安全に運転するためには、いまや必要不可欠のこのスタッドレスタイヤ。

しかし、運転初心者や普段あまり運転をしないという人にとっては、どういったものを選んだらいいのか、いまいちよくわからないのではないでしょうか。

そんなときはプロに聞くのが一番!ということで、今回は「クルマのことならオートバックス!」でおなじみ、株式会社オートバックスセブンのバイヤー・外丸勝己(とまるかつみ)さんにお話を伺ってきました。

ちなみに、今年行われた調査によると、オートバックスはスタッドレスタイヤの購入先として選ばれた販売店ダントツNo.1!なんと、およそ3人に1人がオートバックスで購入しているんだとか。(株式会社日本能率協会総合研究所調べ)

スタッドレスタイヤの基礎知識をはじめ、価格、性能の比較、タイヤの選び方まで、これさえ読めばウィンターシーズンのドライブも安心です!

目次

1:スタッドレスタイヤの基礎知識

スタッドレスタイヤとは?

スタッドレスタイヤとは、雪が降ったときや路面が凍結しているときでも、走る・曲がる・止まるという基本性能を発揮してくれるタイヤのこと。

以前は「びょう(スタッド)」をつけた「スパイクタイヤ」が主流でしたが、粉じんが出るなどの理由で廃止になったため、「びょう(スタッド)」が「ない(レス)」タイヤとして、30年ほど前から発売され始めました。

他にも、タイヤチェーンを巻くという対策もありますが、車体が揺れて快適に運転できませんよね。また、チェーンは着脱が面倒!その点、スタッドレスタイヤならノーマルタイヤを履いているときと同じように運転できますし、一度履き替えてしまえば冬の間は履きっぱなしでOKなので、便利です。

スタッドレスタイヤの仕組み

スタッドレスタイヤは、路面の水分を吸うことで、タイヤの性能を発揮します。

雪道や凍った道を走るときにタイヤが滑るのは、タイヤと地面が接することで雪や氷が溶けて水の膜が生まれるからです。雪や氷自体が滑るのではなく、水の膜が滑るのですね。ノーマルタイヤではこの水の膜を排除できないため、水の上をタイヤが空回っているような状態になってしまいます。

スタッドレスタイヤは水分を吸収し、路面との間に摩擦を発生させることで、「走る・曲がる・止まる」機能を発揮します。また、通常のタイヤよりも深い溝を入れた上に、「サイプ」という細かい横溝も多く入っているので、より水を吸収しやすくなっています。

一見ノーマルタイヤとの違いがわかりにくいスタッドレスタイヤですが、まとめると

  • やわらかいゴム
  • 深い溝
  • たくさん入ったサイプ

という特徴があるということですね。

2:スタッドレスタイヤを選ぶポイント

日本メーカーのものを選ぼう!

スタッドレスタイヤは「吸水性」が大きなポイントですが、実はこの「吸水」が必要な地域は限られており、日本のスタッドレスタイヤは欧米に比べて特殊な仕様になっています。

日本の雪は水を多く含むため、非常に溶けやすく、溶けたときに水の膜が張りやすいそう。しかし欧米では、凍結しても氷が溶けにくい地域が多く、日本のように路面がびしゃびしゃになることは少ないのだとか。

そのような冬の路面の特性の違いから、海外、特に欧米製のスタッドレスタイヤは吸水にあまり重点を置いておらず、日本の道路では効果を発揮しきれないことも。日本の冬の道路に適したスタッドレスタイヤは、やはり国内メーカーのものを選ぶのが安心です。

特に、女性や年配の方が運転する場合、また長距離の運転や寒い地域で運転する場合は、国産タイヤがおすすめです。国産は価格が高い印象があるかもしれませんが、最近は安価なものもあるそうです。

なお、冬の間は本当に短い距離しか運転しないという方や、運転に自信のある方は、価格が安い外国産のスタッドレスタイヤをチョイスするのもアリ。その場合、普段よりも安全運転を心がけるようにしましょう!

ホイールとセットで買おう!

スタッドレスタイヤを買う場合、タイヤとホイールをセットで買うのがおススメです。

タイヤのみを購入した場合、ホイールはスタッドレスとノーマルで使いまわすことになりますが、ホイールにタイヤを付け替える作業が必要になってきます。ショップに頼む工賃も手間もかかりますし、タイヤにも負担がかかるので、痛むのも早くなってしまいます。

タイヤとホイールをセットで購入しておけば、タイヤ同士を交換するだけ。頑張れば自分でも交換できますので、いざというときも安心です。また、スタッドレスタイヤは冬の間しか使わないため、ホイールは安いものを選んでもOK。後々のことを考えると、セット購入の方がコストパフォーマンスはいいのだとか。

雪道では凍結防止に塩化カルシウムがまかれていることもあり、材質や加工によっては変色する場合があるそうです。気になる方は変色に強いタイプを選びましょう。
「交換用にタイヤを1セット持ちたいけれど保管場所がない!」という方はコチラもチェック!

初心者はショップで相談!

最近では安価なタイヤがインターネットでも買えるようになりましたが、タイヤ選びの初心者なら、やはりショップで相談することをおすすめします。たとえば買ったもののサイズが間違っていた、ホイールが合わない……なんてことがあると、返品作業などで余計な手間がかかってしまいます。

専門知識を持ったプロが適切にアドバイスをしてくれるので、ミスなくスタッドレスタイヤを選べます。知識がついたら好みのものをネットで安く買うといいでしょう!

3:各タイヤメーカーのおすすめ商品

それでは、国内メーカーを中心に、オートバックスおすすめのスタッドレスタイヤをご紹介します!

ブリヂストン「BLIZZAK VRX」

(image by amazon)

スタッドレスタイヤに定評のあるブリヂストンの、今一番新しいタイプのスタッドレスタイヤが、「BLIZZAK VRX」。吸水性の向上に昔から取り組んできたのがブリヂストンですが、独自の発泡ゴムを使用することでより吸水性を高め、長保ちするようになったのがこの「VRX」です。

ブリザックシリーズは、東北・北海道での装着率が13年連続ナンバーワン!スタッドレスタイヤはブリヂストンで!と指名で買う方も多く、大きな信頼を得ていることがわかります。

「BLIZZAK VRX」は、左右非対称に設計することで、より接地面積を増やしています。接地路面が広いということは、より吸水性が高く摩擦がかかりやすいということなので、雪上はもちろん氷上でも、より性能を発揮するタイヤと言えるでしょう。積雪が多いというよりも、路面凍結することが多い地域の方におすすめです。

YOKOHAMA「ice GUARD5 PLUS」

(image by amazon)

日本で初めてスノータイヤを発売したYOKOHAMAは、日本のどんな凍結路面にも対応できるのが大きな強みです。特に、凍結した路面「アイスバーン」には、ミラーバーンや圧雪アイスバーンなど、さまざまな種類があります。

YOKOHAMAではどんな凍結路面にも効く氷上性能をめざし、試験走行を重ねてそのデータを開発へとフィードバックしているとのこと。やはり日本の路面には日本のタイヤがオススメのようですね。

また「ice GUARD5 PLUS」のもう一つの売りは、低燃費タイヤと同等の性能があるということ。従来品の「ice GUARD5」と比較し、転がり抵抗を7%低減させ、さらなる省燃費を実現しています。

冬はゴムと路面の摩擦が非常に大きく燃費が悪くなりがちですが、YOKOHAMAではノーマルの低燃費タイヤと同じくらい抵抗を小さくすることで、スタッドレスとしての性能と低燃費を両立させているんだとか。

DUNLOP「WINTER MAXX」

(image by amazon)

DUNLOPの特徴は、「撥水」のゴムを使用しているところ。しっかりと水をはじくことで凍結路面にぴたっと密着し、高い氷上ブレーキ性能を実現しています。

また、長保ちするというのも大きな特性です。スタッドレスタイヤはやわらかいゴムを使用するものなので基本的には減りやすいものですが、「WINTER MAXX」は表面はやわらかいゴム、ブロック全体では剛性が高いゴムを使用しているので、前モデルより約1.5倍ほど長持ちするのだそうです。

通常のスタッドレスタイヤだと、乾燥路面はより減りが早くなるので嫌われがちですが、「WINTER MAXX」なら乾燥路面でも大丈夫。乾燥路面も凍結路面もどちらもよく走る、という方におすすめです。

TOYO TIRES「Winter TRANPATH MK4α」

(image by amazon)

車種に合わせてタイヤを選ぶというのも、一つのポイント。特にミニバンに乗っている人におすすめしたいのがTOYO TIRESの「Winter TRANPATH MK4α」です。

このタイヤの特徴は、なんといっても「ミニバン専用」であること。ミニバンは重心が高いため、やわらかいスタッドレスタイヤだと運転がふらつきがちです。しかしこの「Winter TRANPATH」は、外側のゴムを強く、内側のゴムをやわらかく配合することで、コーナリングで外にふくらんでしまうのを抑えてくれます。またタイヤにクルミを配合し、アイスバーンでもすぐれたグリップ性能を発揮します。

ミニバンは重いのでどうしてもタイヤは外側から減っていくことが多いのですが、「Winter TRANPATH」はその点も配慮されているので、安心して使うことができます。

MICHELIN「X-ICE XI 3」

(image by amazon)

日本国内でもブランドイメージが良く、特に輸入車オーナーに人気なのがミシュラン。フランスのメーカーですが、日本の凍結路面に合わせたスタッドレスタイヤを作っているので、安心して使用できます。

ミシュランはスタッドレスタイヤは「X-ICE」しか作っていませんが、顧客満足度は11年連続でナンバーワン!もともとヨーロッパで非常に評価が高いメーカーなので期待度も高いのですが、それに見合う性能をきっちり発揮してくれる、心強いタイヤです。

ヨーロッパのメーカーということもあり、乾燥路面にも強いのが特徴。またノイズを軽減するなど、ドライバーにうれしい配慮も。

オートバックス「North Trek N3i」

なんとオートバックスも、プライベートブランドでスタッドレスタイヤを販売しています。オートバックスでしか買えないタイヤで、もちろん国産なので安心して使うことができます。

今年発売されたばかりの「North Trek N3i」は、これまでの「North Trek N3i」の高い基本性能をそのままに、さらに氷に密着するとともに、スタッドレスタイヤ特有のふらつきを抑え、より安定感のある走りを実現しているそうです。

また、魅力的なのはやはり価格です。お手頃な値段でスタッドレスタイヤを購入することができるのはプライベートブランドならでは!プライベートブランドでスタッドレスタイヤを製造・販売しているのは専門店の中でもオートバックスだけなので、ぜひ注目してみてくださいね。

コンパウド採用で氷に密着!「North Trek N3i」|AUTOBACS.COM -

オートバックスのプライベートブランド「AQ.」から、日本製のスタッドレスタイヤが登場!新コンパウド採用で氷に密着!「North Trek N3i」

www.autobacs.com

4:スタッドレスタイヤを使うときの注意点

履き替えのタイミングはいつ?

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替えるタイミングは意外に難しいですよね。「雪が降ってからでは遅いし、早く履き替えてもタイヤの減りが気になる……。」おすすめは凍結路面を走るであろう時期の1~2週間前に履き替えることです。

スタッドレスタイヤは、出荷時にタイヤ表面にコーティング加工が施されているため、新品に履き替えた後、時速60km以下で100~200km程度のならし運転をする必要があります。コーティングを剥いで性能をより発揮しやすくするために、ならし運転をする期間を考慮しましょう。

ならし運転は乾燥路面でないとできませんので、雪が降ってからでは間に合いません。スキー旅行などで凍結路面を走る予定がある場合は、1~2週間前に履き替えておきましょう。

関東圏内ですと、早い方は11月に履き替える方もいるそうです。11~12月あたりに履き替えておけば、急に雪が降っても安心ですね。

1年中スタッドレスタイヤを履くのはNG?

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの履き替えは意外に面倒。「夏の間もスタッドレスタイヤを履けばいいのでは」と考える方もいるかもしれませんが、実はこれはNGなんです。

スタッドレスタイヤは、タイヤの機能の中でも「止まる」ということを重視して作られていて、スピードを出すことには重点が置かれていません。たとえばオートバックスの「North Trek」が対応できる最高速度は時速160km。しかしノーマルタイヤでは最高速度が時速300kmとなっているタイヤもあります。

もちろん通常の運転で時速300kmで走ることはありませんが、ドライバーの平均的な傾向として、夏は冬よりもスピードを出しがちだそうなので、よりスピードに強いタイヤを履いておくに越したことはありません。

また、スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいので、特にぬれた路面でのブレーキングでは制動距離が伸びてしまいます。その距離の差は、ノーマルタイヤに比べて7~8m違うこともあるほど。他にも、コーナリングで外にふくらんだり、ノイズが大きかったりと、夏路面ではあまりおすすめできません。夏場はノーマルタイヤに履き替えましょう!

スタッドレスタイヤはいつまで同じものを使えるの?

スタッドレスタイヤ自体の交換時期は、「プラットホーム」で確認できます。タイヤのサイドに矢印が書かれているのですが、その延長線上のタイヤ表面にプラットホームがあります。

プラットホームは、新品の状態のときは溝と溝の間に埋まっているような形になっています。タイヤを使ってゴムが減っていき、溝がプラットホームと同じ高さになったら、交換タイミングです。

中古のスタッドレスタイヤを購入するときも、プラットホームの状態をしっかり確認しましょう。

5:スタッドレスタイヤで運転するときの注意点

急発進・急加速などはNG!

スタッドレスタイヤを履いているからといって、凍結路面でいつも通りの運転ができるかというと、そうではありません。タイヤを履いたうえでの慎重な運転が、安全に凍結路面を走るためのポイントです。

急発進はNG。ゆっくりアクセルを踏み込んで発進しましょう。急加速も、スリップの恐れがありますのでNGです。そのほか、急ブレーキや急カーブなど、とにかく「急」な制動はいけません。ゆとりをもって運転しましょう。

乾燥路面でも注意!

スタッドレスタイヤはゴムが非常に柔らかいため、たとえばカーブを曲がるときなど、ノーマルタイヤを履いているときよりもふわふわした手ごたえになります。思った以上に外に膨らんでしまうこともありますので、注意が必要です。

乾燥路面では、スタッドレスタイヤを履いていてもつい普段のように運転してしまいがち。法定速度を守ることはもちろん、いつも以上の安全運転を心がけることが大切です。

取材協力

株式会社オートバックスセブン タイヤ・ホイール商品部バイヤー・外丸勝己(とまるかつみ)さん

クルマのことならオートバックス、カー用品・車検もお任せください!

カー用品の販売、車検ならオートバックスグループのポータルサイト「オートバックス・ドットコム」。店舗情報やネットショッピング、車検、メンテナンス情報等、お客様のカーライフをトータルでサポートいたします。

www.autobacs.com

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本記事は、2014年09月04日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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