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  8. 地元が愛する魅惑の祭礼!播州秋祭りの基礎知識

地元が愛する魅惑の祭礼!播州秋祭りの基礎知識

2014年08月28日作成

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毎年10月になると兵庫県南西部の播磨地方一帯で行われる「播州秋祭り」。ふんどし姿の練子たちが声を張り上げ、煌びやかな神輿や屋台を担ぎ練り歩く姿は播磨地方の秋の風物詩となっています。

「どんなに忙しくても、祭り当日だけは帰省をする」というほど地元の方々に愛されている播州秋祭りですが、その魅力は一体どのようなところにあるのでしょうか。

今回は、そんな播州秋祭りの基礎知識と代表する2つのお祭りについて紹介したいと思います。

目次

播州秋祭りの基礎知識

播州秋祭りとは

「播州秋祭り」は、兵庫県南西部の播磨地方一帯の神社で行われる秋季例大祭の総称です。

松原八幡神社の「灘のけんか祭り」、曽根天満宮の「曽根天満宮秋季例大祭」をはじめ、40余りの秋季例大祭が存在します。

屋台

灘のけんか祭りや曽根天満宮秋季例大祭を始め、播州秋祭りの対象となる多くの祭りで登場する出し物の一つに「屋台」があります。

「屋台」と言っても、移動式の店舗のことではありません。播州秋祭りにおける屋台とは、祭典を華やかに演出する祭礼山車のことを指します。

屋台を構成する各パーツは、それぞれの職人によって丁寧に作られており、様々な伝統工芸の技を結集した「総合芸術品」でもあります。

播州は獅子どころ

播州秋祭りは屋台練りが有名ですが、「播州獅子どころ」と言われるように、獅子舞が盛んな地域としても広く知られています。

中でも、大塩の獅子舞は通常の神楽獅子とは異り、頭から尾まで黒毛で覆われた毛獅子で、野獅子の表現した豪快な舞が特徴的です。兵庫県の無形民俗文化財にも指定されています。

播州秋祭りを代表する祭り:松原八幡神社「灘のけんか祭り」

  • 開催日程:毎年10月14日・15日
  • 開催場所:兵庫県姫路市灘地区

「灘のけんか祭り」は、毎年10月14・15日の両日にかけて盛大に行われる松原八幡神社の秋季例大祭です。

播州各地の秋祭りの中でも、有名な祭りの一つとされ、日本三大荒神輿に数えられているだけでなく、兵庫県の重要無形民族文化財にも指定されています。

「激しければ激しいほど、神意に叶う」とされている神輿合わせは、この祭り一番の目玉です。

きらびやかな祭り屋台たち

豪壮にして華麗な祭り屋台は、喧嘩祭りの見どころの一つ。有名な彫り師のもと、全国から集めた銘木で作られた祭り屋台には、豪華な衣装や漆塗りが施されています。

約80人ほどで担がれた屋台が上下に揺れる様は、あたかも荒れ狂う大海原を進む船のように迫力満点。各地区の意地もぶつかり合い、太鼓に合わせて声を張り上げることで祭りの熱気はさらに高まります。

国も認める素晴らしき太鼓の調べ

例年露払い役を務める松原の獅子屋台は、錬り場を清め、悪魔を追い払う役目を担っています。

この獅子屋台内から奏でられる「テンテンツキ」という愛称で親しまれる太鼓の調べは、環境省が選定した「残したい日本の音風景百選」のひとつに選ばれています。

10万人を越える観客に見守られる中、白木の屋台が大きな地響きと共に何度となく倒される光景は、圧巻の一言です。

「屋台を派手に倒すほど、後の神輿合わせや屋台練りが安全に行われる」という言い伝えがあります。

播州秋祭りを代表する祭り:曽根天満宮「曽根天満宮秋季例大祭」

  • 開催日程:毎年10月13日・14日
  • 開催場所:兵庫県姫路市灘地区

「曽根天満宮秋季例大祭」は、毎年10月13日・14日に行われる播州秋祭りの一つです。

祭礼中には、迫力満点の11台の屋台による熱気あふれる「練り合わせ」、 県の指定重要無形民俗文化財に指定されている伝統神事である「一ツ物神事」をはじめ、多くの行事が行われます。

県の指定重要無形民俗文化財に指定されている「一ツ物神事」

「一ツ物神事」は、曽根天満宮秋季例大祭で最も重要な神事の一つです。

一ツ物とは、祭礼に馬や肩車に乗って登場する児童のことであり、青・赤・黄などの布で作られた鮮やかな狩衣を身に纏い、山鳥の羽を立てた花笠をかぶります。神が憑依する神童であったと理解されており、毎年4人選ばれます。

また、一ツ物の聞き取り役であったと推測されている「行事」には、毎年1人の男児が勤め、拝殿において一ツ物と行事が杯をかわします。

一生の師弟関係を結ぶ「連中」制度

曽根町の人々の暮らしは、祭りを中心に回っていると言っても過言ではないかもしれません。この町では、住民同士が親分と子分の契りを結ぶ「連中」という制度があります。

中学や高校を卒業した同級生の気心知れた仲間5人~10人で組む連中の絆はとても固く、その関係は一生続きます。

祭りとの関わりも深く、祭礼中は同じ法被を着た親分と子分たちで屋台をかつぎます。

祭礼以外でも、葬式や旅行など日常生活においてもその結びつきはとても深いようです。

他にもたくさんある祭礼たち!

全部で40あまりのお祭りが存在する「播州秋祭り」。今回は、その中でも有名な2つの祭礼を紹介しました。しかし、播州秋祭りの魅力はこれ以外にもまだまだ隠されています。

今回の記事で興味をもった方は、実際に足を運んでみて、播州秋祭りの隠された魅力を探してみてはいかがでしょうか。

(image by 足成)

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本記事は、2014年08月28日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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