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【法律学入門】法令の種類を知ろう!ややこしくて分かりづらい「政令」と「省令」の違い

2014年08月28日作成

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法律の中で度々見かける「~の規定の適用に関し必要な事項は、政令で定める。」や「その他◯◯省令で定める事項を記載した書類~」という文章。

「政令」「省令」とは、具体的に何を表しているのでしょうか。そもそも日本における法令には、どのような種類があるのでしょうか。

今回は、そんなややこしくて分かりづらい政令省令の違いについて紹介したいと思います。

目次

日本の法令の種類について

法令の優劣関係

日本には、主に「法律」「政令」「省令・府令」が存在します。法令の力関係は、大きい順から法律>政令>省令・府令となっており、効力の大きさは、それぞれの法令を定める機関が深く関係しています。

  • 法律:国会が定める
  • 政令:内閣が定める
  • 省令・府令:各大臣が定める

国会は、選挙により国民から選ばれた議員で構成される機関のことです。つまり、国会で定められた法律は間接的にですが、国民同意の下、国民の権利を制限したり、義務を課したりする内容を設けることができます。

内閣は、内閣総理大臣をはじめとした各大臣で構成される機関で、行政権の本体です。よって、政令は各大臣が発する省令・府令よりも効力が大きいということになっているのです。

政令・省令について

政令・省令の違い

政令と省令はどちらも、法律が決めたことについて実務的な細かい点を定めたり、役所内部のルールなどを定めたりします。

「政令」は法律から委任を受けて、詳細な法律の実体面を補い、「省令」は法律の手続き面を補う規定や、申告書等の様式を定めます。

なぜ政令・省令があるのか

なぜ、このような方式が採られているのかというと、法律を作るためには膨大な手間と時間を要するからです。

法律の改正の際も国会の承認が必要なために、改正したいタイミングと実際に改正できるタイミングにはどうしても大きな隔たりが生じます。

以上の理由から、その都度ルールを動かす必要があるものやより細かい部分に関しては、改正しやすい政令や省令で定められる仕組みになっています。

「法律」「政令」「省令」の具体例:児童福祉法

法律

「児童福祉法」は、児童の福祉を担当する公的機関の組織や、各施設・事業に関係する基本原則を定めた法律です。

主に、

  • どんな者を児童というのか
  • 保育士資格の条件
  • 資格試験の概要

などが定められています。

政令

「児童福祉法施行令」では、法律で記された内容のさらなる補足がされています。

例えば、先の保育士の資格について、政令では「どういう人が保育士にはなれないのか」など、法律の実体面をより細かく定めています。

省令

法律の手続き面などの補足に関しては、「児童福祉法施行規則」という省令で定めます。

例えば、先の保育士の資格について、省令では「保育士になりたい人が保育士を養成する学校に入るために必要な条件」「それを踏まえて、どのように進んだらいいのか」などというに細かい内容を定めます。

政令を整理することで、法律への理解を深めよう!

一見、ほとんど違いが見られない「政令」や「省令」も、役割などをしっかり確認してみると大きな違いを発見することが出来ました。

今回の記事を参考に、我が国の法令に関する正しい知識を手に入れることで、法律学への理解をより深めていきましょう。

(image by amanaimages)

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本記事は、2014年08月28日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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