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輸入事業に就くなら知っておきたいF.O.B.とC&Fの基礎知識

2014年08月18日作成

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これから商社・船会社・貿易関係といった輸出入事業で働こうと考えている方、個人で輸出入ビジネスをしたいと考えている方かならず目にすることになるのが「F.O.B.」と「C&F」です。

輸出入事業に携わるのならかならず知っておきたい、この3つの用語についてご紹介します!

目次

貿易提携取引条件(トレードタームズ)

F.O.B.もC&Fも、すべて輸出入の契約形態のことを指しています。

貿易取引に利用されている代表的な貿易定型取引条件(トレード・タームズ:Trade Terms)というものがあり、それををまとめた国際規則がインコタームズ(INCOTERMS)です。そのインコタームズの中で実際によく使われているトレード・タームズが、このF.O.B.とC&Fなのです。

3つの代金

まず、輸出入の契約にあたって大切な3つのお金があります。

  • C:コスト(Cost)商品代金のこと。
  • F:フレート(Freight)船や飛行機で荷物を運ぶときに掛かる運賃のこと。
  • I:インシュアランス(Insurance)船や飛行機で運ぶ荷物への保険代金。

これを覚えておけば、トレード・タームズもグッとわかりやすくなります。

3つのトレード・タームズ

FOB

まずF.O.Bとは、本船渡し条件(Free on Board)の略であり、「こっちの荷物を船や飛行機に載せてからの輸出側の責任はないよ!」という、商品代のみの契約のことを言います。

輸出側は商品をそれぞれ船積み原価(C)で販売し、買取り手が本船を含む運賃(F)と保険(I)を手配します。つまり船積港での本船への積込によって、取引が行われることになります。

ちなみに具体的な輸出側の責任は「クレーンでそのコンテナを吊り上げて船の上(空中)に入るまで」なんだとか。たとえば船の上(空中)に荷物がある時点で仮にワイヤーが切れて船に落ちて商品がパーになったとしても、輸出側の責任はないのです。

しかしクレーンで荷物を吊り上げた瞬間に海もしくは陸に落ちた場合、輸出側の責任となります。

C&F

C&Rとは、運賃込み本船渡し条件(Cost And Freight)の略であり、商品代(C)と輸入地までの貨物運賃(F)を合算した値段で販売するという契約です。

ちなみにこの場合、保険料金は輸入側が負担することになります。

CIF

また、上記2つのほかに「CIF」というトレードタームズも存在します。これは商品代(C)保険料金(I)輸入地までの貨物運賃(F)をすべて含めた金額での契約を指しています。

ちなみに、上記3つのどの契約の場合でも、船に積み込まれた時点で貨物の所有権は輸出側から輸入側に変わります。

価格設定の種類としても使われる

これらのトレードタームズは価格設定の種類として使われることも多いです。上記の説明を踏まえてそれぞれの価格の種類を考えますと、

  • 「FOB価格」:商品代のみの値段(C)
  • 「C&F価格」:商品代+貨物運賃をあわせた値段(C+F)
  • 「CIF価格」:商品代+貨物運賃+保険料金をあわせた値段(C+F+I)

…となります。輸出入に携わるのであれば、覚えておいて損はありませんね!

おわりに

F.O.B.とC&F、そしてCIF。

3つのトレード・タームズを正しく知って、その規模にかかわらずスムーズで無駄のない輸出入をしたいですね。

(image by amanaimages 1 2)

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本記事は、2014年08月18日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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