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建て替えorリフォーム、もう迷わない!自分で判断する耐震診断活用術

長年暮らすことになる住宅。ある程度年数が経ってしまうと、建て替えにするべきか、それともリフォームの方が良いのかの判断が難しいのではないでしょうか。

もちろん専門家に相談することは大事ですが、客観的な判断基準になるようなツールはないのでしょうか?

ここでは建て替えにすべきか、リフォームにすべきか迷ったときの指針になる基準について考えてみたいと思います。

本記事は、専門家プロファイルのご協力により、2014年に執筆されたものです。

そもそも専門家は信用できない!?

住宅の建て替えやリフォームを検討する際の相談相手としては、リフォーム業者、建築家、工務店などが考えられますね。しかし、相談する側からすれば、それぞれの利益になるような対応に終始してしまうのではないか、という不安はありませんか?

例えば、リフォーム専門の業者に相談しても「リフォームでいきましょう」等と勧められ、見える所だけを美しく仕上げて、建物の耐久性にかかわる重要な部分(基礎、土台、柱、屋根等)に多少の問題があっても、あまり重要視されないかもしれません。

一方、新築を得意とする工務店等では、「柱が傷んでいるので、建替えた方がより安心できますよ」等と勧められ、実際は少しの補修で十分なところが、丸ごと建て替えとなることもあるかもしれません。

これらの不安は、プロの建築家に相談する場合でも、ほとんど変わらないものです。

第三者の目線として「耐震診断」を利用しよう

そこで提案したいのが、多くの行政で行っている建物の耐震診断の利用です。耐震診断は建築業者と直接関係しないため、独立した第三者機関の判断と思っていいでしょう。

この耐震診断の結果と、自分たちが希望するリフォームの内容をプラスすると、耐震補強(リフォーム)程度で済むのか、建て替えた方が費用的にも合理的なのか、ある程度客観的な判断が可能になります。

耐震診断の意味を理解しよう!

耐震診断の結果は、評点という数値で示されます。危険レベルの判定や今後の対策については、おおよそ以下の通りです。

評点=1.0以上~1.5未満 → 一応安全だと思われるが、念のため専門家に診てもらいましょう。
評点=0.7以上~1.0未満 → やや危険です、専門家による診断をうけてください。
評点=0.7未満 → 倒壊又は大破壊の危険があります、ぜひ専門家と補強について相談してください。

耐震補強の工事とは、各種の耐震補強(筋かいの追加等)を行うことで、評点を1.0以上まで引き上げることを意味しています。

評点をより高くして、より高い安全性を求めることも可能ですが、その分工事費もかかりますのでご注意ください。

補助金のチェックも怠りなく

現在、耐震診断の費用については、自治体によって何らかの補助が用意されている場合が多いようです。

耐震診断の費用の3分の2、耐震改修費用の2分の1を負担する等、条件は自治体によって異なりますので、お住まいの地域の市役所等に確認することをお勧めします。

耐震診断を活用して納得のいく住まいに

以上を踏まえると、中立的な耐震診断の結果を確認し、それをベースにして、建て替えかリフォームかを考えてみるというのが、ひとつの判断方法と言えるのではないでしょうか。

できれば、補助金も上手に活用したいものですね。ぜひご自身の目で確かめて、納得のいくリフォーム、建て替えに臨んでください。

こちらの記事は、専門家プロファイルより建築家・上村美智夫さんにご提供いただきました。
記事提供元:専門家を探せる、相談できる。専門家プロファイル

(image by amanaimages)

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