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プロが一目置くイベント!秋田・大曲花火大会のここがすごい!

2016年11月18日更新

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夏の夜の風物詩といえば花火大会。全国で趣向をこらした花火大会が開催されていますが、その中でも別格と言われる秋田県大仙市(だいせんし)の「大曲花火大会」をご存知でしょうか?

大曲花火大会は1910年(明治43年)から開催されている歴史ある大会で、規模・品格ともに日本最高の花火大会と言われています。今や当たり前となったキャラクターなどのデザイン花火も、大曲が発祥だとか。

そこでここでは、大曲花火大会の「ここがすごい!」というポイントについて詳しくご紹介します。

大会の概要

  • 開催日時:8月の第4土曜日。17:30からの昼花火と、18:50からの夜花火との2部制
  • 開催地:秋田県大仙市大曲の雄物川河川敷運動公園

  • 打ち上げ数:15000から20000発

  • 主催:大曲商工会議所、大仙市

昼花火がある大会は全国でもここだけです。夜花火の方が豪華な内容で、大会のハイライトと言えます。

大曲花火大会の歴史

100年以上続く大曲花火大会の歴史を、年表で見てみましょう。

1910年(明治43年) 大曲地区にある諏訪神社祭典の余興花火として初開催される
1915年(大正4年) 大会のレベルアップを目標に「全国花火競技大会」という名前にする
1910年(平成元年)頃 大仙市が諏訪神社祭典と区別した町おこし行事としてPRを開始し、来場者数が40万人を越える
1997年(平成9年) 秋田新幹線が開通し大曲駅に乗り入れるようになると、旅行業者・鉄道会社らが競って大曲花火ツアーを企画するようになる。この頃NHKの生中継が始まる

大曲花火大会は戦争や水害の被害にあいながらも、大仙市が始めた町おこしが功を奏し知名度が上がり始めました。そしてNHK BSプレミアムでの生中継開始が決定打となり、平成19年の第81回大会では過去最高の約76万人という来場者数を記録。その後も観覧者は増え、現在は80万人くらいで安定しているそうです。

「全国花火競技大会」が現在もこの大会の正式名称で、「大曲花火大会」「大曲の花火」は通称です。

大曲の花火大会の「ここがすごい」7選!

1:集客力がすごい

大曲花火大会の平均来場者数は約80万人で、単純に数だけ見れば千葉県の「市川市民納涼花火大会」の149万人や、東京都の「江戸川区花火大会」の139万人の方がはるかに上回っています。

しかし、各市の人口を比較すると

  • 市川市  約47万人
  • 江戸川区 約68万人
  • 大仙市大曲 約4万人

というのですから、大会当日の大曲には通常の人口の20倍が集まることになります。そのケタ違いの集客力が分かりますね。

2:観覧券はプラチナチケット

観覧券の料金は

  • A席……定員6名で23000円
  • C席……定員5名で15000円
  • P席……定員2名で8000円

となっています。

購入は抽選で当選した人のみ可能で、しかも購入できる席数には制限があります。来場者数80万人に対して桟敷席で観賞できるのは10万人程度とのことですから、狭き門ですね……。なお、観覧券の当日販売はありません

ちなみに去年の数字にもとづく事前販売の倍率は、直接販売で3倍ほど。ハガキやインターネットでの申し込みはA席・C席・P席の順に倍率が高くなっています。

無料観覧ゾーンに入るため会場脇にテントを張り、そこで1晩明かす人もいるとか。当日には10000人もの人が並ぶそうなので、これくらいしないといい席が取れないんですね。

なお今年から図のように席のレイアウトが変わり、これまでより多くの人を動員できる見込みだそうです。

観覧席の購入についての詳細はこちらをご覧ください。

3:競技花火の先駆け的存在

今でこそ当たり前になった花火師の競演ですが、全国的に広がり始めたのは平成に入ってからと言われています。

しかし大曲では昭和39年に早くも創造的な花火が生み出され、

花火は丸くなくてもいい。三角、四角でもいい

という当時では斬新な考え方で花火師達が腕を競っていました。そしてその技術の高さが評判となり、全国から腕利きの花火師が集まるようになりました。

花火にはカラフルな煙で空を彩る昼花火・割物・創造花火という競技種目があり、1部門から出場できる他の国内大会と違い、大曲では3部門全ての出場が条件となっています。それゆえ出場へのハードルが高く、花火のプロといえども精鋭しか参加できないのです。

それだけに大曲花火大会で最高位をとるということは、花火師にとって大変価値のあることなのです。

「花火の火の粉が消えずに地面に触れたら減点」などの、一流の大会ならではの厳しい審査基準があります。

4:花火を作った本人が打ち上げる真の競技大会

大曲花火大会には、「花火は自社で作って自社で上げる」というルールがあります。

なぜこのようなルールがあるのかというと、花火業者によっては玉を他社から購入して打ち上げだけ行うところもあるからです。

大曲花火大会では内閣総理大臣賞などの数多くの賞が授与されますので、自社の技術力で勝負するのです。腕に自信のある花火職人さんにとっては晴れの舞台と言えますよね。

5:内閣総理大臣賞があるのは全国で大曲花火大会と他1大会だけ

大曲花火大会の昼花火の部は「5号玉5発」、夜花火の部は課題・自由玉のそれぞれ1発の「10号玉の部」と「創造花火の部」で競われます。

「号」は花火のサイズです。3号から30号まであります。

競技会は、テーマを設けて2分30秒以内で形態・色彩・リズム感・立体感などの創造性を審査します。入選者に与えられる賞は下のようになっています。

  • 総合優勝者……内閣総理大臣賞
  • 「昼花火の部」優勝……大会会長賞
  • 「創造花火の部」優勝……経済産業大臣賞
  • 「10号玉芯入割物の部」優勝……中小企業庁長官賞
  • 「自由玉の部」優勝……文部科学大臣奨励賞
  • その他特別賞で文部科学大臣奨励賞も

内閣総理大臣賞を設けているのは全国で見ても大曲花火大会と茨城県の土浦全国花火競技大会だけです。そのことから、いかに日本の文化として重視されているのかが分かりますね。もしかしたら近い将来、無形文化遺産に登録されるなんていうこともあるかもしれません。

大会中にエキシビションとして前年の優勝作品が披露されます。

6:大会提供花火の圧巻のワイドスターマイン

スターマインとは「速射連発花火」のことで、いくつもの花火を組み合わせて短時間に数十から数百発の大量の花火を打ち上げることをいいます。

大曲花火大会が提供するスターマインは大人気で、花火実行委員会が1年かけて製作します。音楽に合わせて6分間にわたり3000発近くの壮大な打ち上げを行います。

花火だけでこんな絵画のようなデザインを作れるのですね。ため息モノの美しさです。

写真は昨年の第87回の作品です。

7:ドイツ・ハンガリー・台湾・韓国でも打ち上げている

大曲の花火は世界で誘致されており西ドイツでは4回、その他ハンガリーや韓国でも建国記念際などで花火を打ち上げています。

欧米の花火はあまり装飾性がなく、音楽に合わせて打ち上げるという目的のものが多いので、現地ではさぞかし華やかに映ることでしょう。

大曲花火大会のイメージキャラクター「つつどん」と「たまちゃん」

つつどんは花火を打ち上げるときに使う筒、たまちゃんは火薬玉を模したキャラクターです。つつどんはやんちゃそう、たまちゃんは赤ちゃんみたいでかわいいですね。

他に「はなちゃん」という人間のキャラクターがいるのですが、2人に比べるとあまり姿を見せないようです。

2人の公式グッズは無いようですが、つつどんパッケージの日本酒が販売されています。ご購入はこちらから。

交通規制や注意点

当日、会場付近の車道は秋田市内から大曲まで最大50キロメートルの渋滞が起き、電車も相当混雑します。さらに渋滞を避けて来場者の安全を守るため、バスなどの公共機関は利用できませんので、基本的に徒歩での移動になります。

動きやすい格好で、時間に余裕を持って行動しましょう。

詳しい交通規制についてはこちらをご覧ください。

花火大会についてのお問い合わせ先

本記事は、大曲花火大会の主催である大曲商工会議所に画像提供・記事監修していただきました。花火大会についての詳細は下記のHPからもご覧いただけます。

お問い合わせ・連絡先はこちらもご参考に。

大曲商工会議所
〒014-0016 秋田県大仙市若竹町33番7号
TEL:0187-62-1262(土・日・祝日を除く9時から17時まで)
FAX:0187-62-1265
E-mail: kaigisho@obako.or.jp

最高の花火で思い出づくり

大曲花火大会がどんなに魅力的な催しかということがお分かりいただけたかと思います。ぜひ足を伸ばして、美しい夜空のアートを味わってみてくださいね。

大曲花火大会の観覧のポイントは、こちらの記事からご覧いただけます。

(image by 全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイト)

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本記事は、2016年11月18日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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